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2009/1/18[第3回 バーベルクラブ]

情報の共有が、「食」を支える。


 

      部室には、プロテインシェーカーが並ぶ。素早い栄養補給は欠かせない。

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 「こうすれば、もっと簡単に持ち上げられるよ。」後輩の試技を見つめていた先輩が、透かさずアドバイスを加える。それを受けた後輩は次の試技に向け、フォームを確認する。
 バーベルクラブの練習場には、いつもこのような光景が展開される。お互いフォームを確認しあい、改善点を述べ合う。そこに遠慮は一切ない。先輩でも後輩でも、自分が思ったことを素直に言い合う。

 食事に関しても、これは同様だ。先輩が後輩へ、後輩から先輩へ、良いと感じた情報はお互いに共有する。このやり取りが、食事の質を向上させ、強い身体をつくるノウハウになる。3年生の高梨朋哉さん(一文)は語る。
 「もちろん僕らからアドバイスすることはあります。でも、後輩から教えてもらうものも数多いんです。情報交換で、お互いにレベルアップを図る。これが僕らの理想ですね。」


 

持ち前のチームワークで、更に上を目指す部員たち

 「パワーリフティング」や「ボディービルディング」は、究極の個人技だ。厳しいトレーニングに一人で耐え抜き、強靭な身体をつくり上げる。彼らはそれを「自分との戦い」と表現する。


 しかし、これは究極のチームプレーでもあった。仲間と一緒にトレーニングし、お互いに情報の共有を行う。このチームワークこそが、彼らを更に強くしていた。そして、そこから生み出される上質な「食事」は、強靭な体をつくり出している。

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関連URL
早大バーベルクラブ公式ホームページ

(TEXT=小垣卓馬、PHOTO=小垣卓馬、バーベルクラブ提供 )
 


 
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