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  「マネージャーから見た米式蹴球部」 横山麻衣さん&三瓶麗子さんインタビュー

  11月23日、米式蹴球部の2004年シーズンが終わった日。それは、1年間選手を支えてきたスタッフにとってもシーズンが終了した日でもある。そして、4年間チームを支えてきた2人のマネージャー、横山麻衣さんと三瓶麗子さんにとって、ビッグベアーズのマネージャーとして最後の試合となった。この4年間チームを支えてきた二人は今、どんな気持ちでいるのだろう。



 

三瓶麗子さん
法学部4年

――まず、シーズンを終えての今のお気持ちを聞かせてください。
横山: 何か不思議ですよね。まだシーズンを終えて1週間しか経っていないのに、それがすごく長く感じで。中央や法政はまだシーズン中で、同期の4年生の人が頑張っているのに、この間の試合でもうちょっとで勝っていれば今頃伏見でジャージを着てやっていたんだなと思うと、ほんとにまだちょっとしたオフみたいな感じですね。

――三瓶さんはいかがですか。
三瓶: そうですね。終わったっていう実感がまだ沸かなくて。もう私たちには挑戦する機会が無いというのが、まだ現実として捕らえきれない部分がありますね。今回ダメだったけど次こそは、という気持ちでまだいるんですよね。来年こそはみたいな。でも、その来年が無いんだと思うと、すごい…不思議な感じがしますね。悲しいというより。

――何で今ジャージを着ていないんだろう、と。
三瓶: そうですそうです(笑)。
横山: 何もしてなくてごめんねという感じで、落ち着かないですね。たぶん伏見に行ったら、全然違和感なく中に入っていっちゃいそうな。そんな感じですね。


 

横山麻衣さん
第一文学部4年

――もう完全に代替わりされたんですか?
三瓶: はい。先月のうちに所謂追いコンもありまして、完全に替わりましたね。

――そうなんですか。ということは米式蹴球部のOGになられたという訳ですが、マネージャーとして過ごしたこの4年間を振り返っての思いをお聞きしたいです。
横山: 濃くて早かったですね。私の担当していたファンクラブや、4年生の頃は父母会もやっていたんですけど、基本的にチームが大好きという方の集まりだったんで、現役の自分よりもこんなにも熱くなって応援してくれるんだな、というのを一番身近に感じることが出来て。すごくパワーを貰えましたね。
三瓶: 横山と比べて、私は一般のメディアの方と接する機会が多かったんですよ。そういう人たちは野球もサッカーも担当していて、片手間でアメフトを、しかも学生のアメフトを取材されている方々なので、そういう人に期待をされたりですとか、私たち早稲田というそれなりのネームブランドがあって、まだまだマイナーな大学のアメフトも早稲田が活躍すると紙面を飾ったりして。そういう、関東のアメフトを盛り上げるという、うちのチームが持つ使命感や期待を感じる事はよくありましたね。
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(TEXT=田村拓実、PHOTO=早稲田大学米式蹴球部提供、横山真弓、近藤優美子)

 

 


 
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