ア式蹴球部特集、リレーインタビュー第2回はア式が誇る鉄壁、植草選手です。前回の近藤選手と同じ4年生である植草選手にとって今年は学生生活最後の年。今後の意気込みなどを聞いてきました。

	GK 植草裕樹選手 人間科学部4年 市立船橋高校出身

――都リーグでの今までの試合を振り返ってみていかがでしたか？(リーグ戦第2節が終わった時点でお聞きしました)
　 (2試合とも)勝てて良かったですね。1点取られてしまったんですけど、ディフェンスのミスなども無くて、良い感じです。

――DFがとても安定しているように見えますが、ラインを統率していく上で何か気をつけていることはありますか？
　1試合集中切らせないように、岡(人3)と金守(スポ1)のどっちが競ったらどっちがカバーするとか、バランスが悪くなってきたとかは後ろからが1番わかるので、「もう少し押し上げろ」ということを言います。

――1番後ろから見ていて今の早稲田の状態はどうですか？
　 昔に比べたら、試合中に自分たちで集中できるようになってきましたね。前までは(集中が切れてしまったときに)修正できなくてずるずるいってしまったこともあるのですけど、今は試合中やハーフタイムでも結構話せるようになって、自分たちで修正できるようになりました。

――GKというポジションの魅力とは？
　 攻められた時に止めるのがキーパーの見せ所と言われますけど、僕はそうは思ってないです。フィールドにいる味方はみんな駒なんですね、その味方を動かしていかに自分のところまで来させないようにするかがキーパーの仕事なんです。また、他の選手とは違う視点で試合を見なければならないし、試合に入りすぎて熱くなりすぎてもいけない。熱くなり過ぎると指示が出せなくなってしまうんです。言ってしまえば試合中は監督よりも(選手たちを)動かせるんですよ。そこが魅力ですね。それにFKとかで得点を入れられると結構みんなに言われるんですよ(笑)、だから僕は(シュートを)止めるのはあまり好きじゃないですね。まぁきたら止めますけど。(笑)

――植草さんにとって去年との変化とは？
　 去年との1番の違いはサッカーができるってことですね。去年はケガもしていたし、登録してもらえてなくて、試合に出ることが出来なかったので。

――都リーグ、関東大会に向けて意気込みをお願いします。
　 点を入れられなければ負けないと思うので、味方を信じて失点ゼロを目指して守れたらいいなと思います。

　植草選手は、今はケガのために試合には出場していません。ここ3試合勝ちが無い不調のア式のためにも一刻も早い復帰が願われます。次節は10月17日(日)、現在リーグトップの拓殖大学と最終戦が行われます。場所は東洋大学板倉キャンパスと少し遠いですが、是非みなさんも足を運んでみてください。