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(前のページより)

丸田:もうそれができるっていう自信はあるよなあ。それだけのチームやと思うし。

矢島:自信はあるけど結果として出てないやんか。けっこう試合中の選手間のコミュニケーションもないし、そういうことをみんな負けてる時は言ってて。外からもそういう声は上がってたし、4年は4年でそういうことに対してけっこうミーティングとかもしてたし。

丸田:そういうこともあったんや。なるほど。話変わって強化指定選手としての活動について聞きたいんやけど。

矢島:夏はちゃんと行けてたんやけど、試合には出れないって感じで、今はなかなか顔出せんくて。向こうの活動と部活の公式戦がかぶらんように日程があるから。こっちの公式戦が終わったら向こうに行って、天皇杯とかあるから。

司会:練習する環境っていうのはいかがでした?

矢島:それはもう全然違うなあ。まず芝やし、用具とかピシっと置いてあるし、自分の好きなやつ着て、汗かいたら着替えるって感じで。手ぶらで行って練習して帰ってくるしなあ、夏場とかにこっち帰ってきたら洗濯がめっちゃめんどくさかったていう。

司会:周りの選手の雰囲気はどうですか?

矢島:それも違う。当たりとかプレスとかも違うし、あとはけっこう自分はわりと控えめに入っていって、性格的にも。だからもっとコーチとかにも積極的にやれって言われて。向こうプロやから試合に出な、お金にならんし、そういう自分をもっとアピールするみたいな部分が足らんかったなあ。で、練習試合とか紅白戦とかやったら普通にできるけど、練習とかになるとあんま自分からいくっていうのは少ないな。そういうのが課題やって言われた、監督に。もっと練習からアピールしろって。

丸田:やっぱりプロってサッカーの試合出て生活してるわけやしな。

矢島:そうやな。

丸田:そういう練習の中で技術的にはなんか収穫あった?

矢島:ブラジル人とか見ててすげえなと思った。ジュニーニョ。1試合平均1点以上取ってる人やし。学ぶとこはとにかくめちゃくちゃ速い。ワンツーの飛び出しのタイミングとか。でもまあどっちかいうと練習の取り組み方とか、練習に対する姿勢とかが学ぶべきところ。練習後に先輩に飯とか連れていってもらったりとかするんやけど、「もっとガツガツやっていいんやぞ」ってよく言われて。早稲田でも初めのほう以外は試合に出れへんっていう環境がなくて、あんまり練習とかでガツガツやってなかったから練習でアピールするっていう状況に置かれたのは初めてやった。だって初めてエスパルスとの練習試合で使ってもらった時に監督から「お前足速かったんだな。」って驚かれたし。(笑)練習でそういうとこ出さへんかったし。

 
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(EDIT=普川まど香、PHOTO=丸田健悟、中島和朗)

 

 


 
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