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「二度目の春〜期待の2年生特集」

ア式蹴球部女子 佐藤衣里子選手インタビュー

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昨年は代表での経験から多くのことを学んだ。

――部活が休みの日はどう過ごしてます?
 田無の周辺をぶらぶらしてます。ペットショップがあって、そこにいる熱帯魚とか犬とかを見て、ひとりでにやけてます(笑)。実家では猫を飼っていて、ほんとかわいくてはまってます(笑)。

――去年、学校での授業とかは?
 単位はかなり取れました。学校の授業も楽しいですし。せっかく早稲田に来たんだからちゃんと勉強しないと。今年も授業が楽しみです。トレーナーコースを専攻しているので、試合とかでトレーナーの人の仕事を見てるとやっぱり憧れますね。

――将来の目標とかはあります?
 目標はあんまり持ってないです。とりあえずは大学中に上限を決めないでできることをやって、それでやってきた結果がどう出るかで決めようかなって。先見ちゃうと、そのプレッシャーでつぶれちゃう気がするので。ひとつずつこなしていくって感じです。

――サッカーを始めたきっかけについて伺いたいんですが?
 小学校で一年生のときによく遊んでた男の子が小学校の少年団に入ってたんです。それで、その子についていって始めました。女の子はほとんどいなかったんですけど。

ア女、代表それぞれでの目標を語ってくれた。

――その環境に少しつらさを感じませんでした?
 格好は男の子っぽかったけど、やっぱり最初は目立ちました。「あいつ女だぜ」とかよく言われたけど、それはあんまし気にはしていませんでした。むしろプレイ面で「すげーだろ、へへん」って、ちょっと心の中で思ってたので(笑)。

――そのあとサッカーを続けていったことには何か理由があったんですか?
 とりあえず小学校の六年間頑張ってきて、やめたくなったときに、せっかくここまでやってきたんだから、もうちょっとやろうって。その繰り返しで今に至ってます(笑)。

――女子サッカーへ注目が集まりましたがそれについてはどう思われますか?
 いいことだと思います。応援してくれるとうれしいし、試合にはすごく見に来てほしいです。

――最後に今年一年の抱負を教えてください?
 個人的には筋力を増やして、体脂肪を減らすことです。ア女に関してはインカレは優勝しておかなきゃいけないですし。代表からはお呼びがかからないことを前提にそのぶんア女で頑張ります。でも、もし呼ばれた時にはこいつこんなに体できてたんだと思わせられるようなプレイを見せたいです。

 練習中のキレのある動きとは対照的に本人も「自分のペースで」と語るように、ゆっくりとした話しぶりからは自分の考えをしっかり貫いているという印象を受けた。彼女はア女、代表、どこでサッカーをするにしても彼女自身が持つマイペースぶりは変わらない。今季一年、先を見ないで、自分が信じる道を歩んでいって欲しい。

関連URL
ア式蹴球部女子公式サイト

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(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓
 


 
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