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[米式蹴球部特集] 栄光への軌跡

リレー人物紹介其の壱:#19 LB人見進之介


 ディフェンスの中心的ポジションLB(ラインバッカー)として活躍する人見選手。彼曰く「気持ちで、熱くなって相手をなぎ倒すのがディフェンス」。高校時代は細い選手だったというスタッフの言葉から想像できない体は努力の賜物であろう。そんな人見選手に話を聞いてみた。


 

人見進之介選手。

――まずアメフトを始めたきっかけを教えていただけますか?
 高校から始めたのですけれど、高校ではひとつスポーツやりたいなと思って。別に深く考えたわけではなくて、僕のクラスでアメフト部に入ってたのが7人くらいいたのですよ。クラスにもなじみやすかったので高校は軽い気持ちで始めました。

――大学に入ったらアメフトをしようとは?
 高校で現役のときは思っていなかったです。引退して時間ができ、いろいろ考えることがあって、やることもないし…、やっぱり自分を表すものがないというか。そういうものがほしいと思って、大学入ってからも続けようと思いました。

――それでは1年生のはじめからビッグベアーズに入ったのですね。
 僕は高校3年の12月くらいから入ろうとは決めていたのですけれど、レシーバーだったので体細いし、引退してやせたし。大学入ってからはLBになろうと思っていたので、もっと体大きくしなきゃいけないじゃないですか。ですので3月くらいから、今うちのストレングスコーチをしてくださっている村上(貴弘)さんという方のところにおうかがいして、個別指導みたいな感じで週に3回ウエイトトレーニングを1ヶ月ちょっとやりました。体も10キロ近く大きくなって、1年の5月の頭くらいに(部に)入りました。


 

さらに信頼されるプレイヤーになりたいと話す。

――そのLBをやろうと思ったきっかけは?
 高校のときはWR(ワイドレシーバー)で、パスを取るポジションじゃないですか?うちの高校はパスが少なくて、試合でもあんまりパスがない試合が多かったし、比較的当たるのが好きでそういうのやってみたいと思って。あとオフェンスは決められたプレーを遂行する感じで、ディフェンスっていうのは気持ちで熱くなって相手をなぎ倒すっていう、そういう熱さにあこがれて、大学ではディフェンスをやりたいと思って志願しました。

――ビッグベアーズはどういうチームですか?
 やはり去年、一昨年いたスター選手が抜けて、メンバーをみても去年、一昨年と比べて厳しいものがあるのですけれど、その分例年以上にすごい力が入って取り組んでいるので、ぜひ期待してください。

――3年生になって2年生のころと変わったことはありますか?
 2年生の頃は、4年生がいて、3年生がいて引っ張ってくれて僕らは自分のことだけを考えていればよかったのですけれど、3年4年、上級生になると上もいなくなるし、チームの状況を見て、自分の考えることが個人単位じゃなくて、チーム全体がよくなるようにやらないとという気持ちになります。


 

 

――そうですか。それを踏まえて秋へ向けての目標をお願いします。
 リーグは5戦目までプレーオフが関わってくる試合なんで全部勝って、プレーオフ出場を確立させます。6戦目も当然、去年負けた中央大戦で負けられません。もちろんプレーオフも手ごわい奴らですけど、関西、特に春に負けた立命館に勝ちたいです。

――個人としての目標はありますか?
 僕は試合出始めたのは今年の春からなので、スターターを確立させたいし、もっと試合や練習からビッグプレーをして、チームの信頼を受けるようなプレーヤーになりたいです。

――ファンの方々に一言お願いします。
 これから夏合宿があるので、すごくつらい練習をしてチームのレベルアップをし、秋には(さらに)良い内容の試合をします。ぜひ観に来てください!

 ビッグベアーズに入ることでいろんな人と触れ合ったり、充実した生活を送ることが出来る。そう語るLB人見選手の瞳からは部に対しての、そして自らに対しての自信がうかがえた。そんな人見選手が熱い気持ちで対戦相手のオフェンスをなぎ倒す姿を、秋のシーズンにはぜひとも試合会場に足を運び、注目してほしい。

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(TEXT=飯田隼人、PHOTO=神崎風子、米式蹴球部提供)
 


 
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