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[ア式蹴球部特集] 「在るべき場所へ」

渡邊千真選手インタビュー


 関東1部リーグではその正確なシュートから得点王への期待がかかる渡邊千真(スポ2)。 惜しくもリーグ戦では優勝を逃す結果となってしまったが、フォワードの主軸として活躍をしてきた渡邊にその胸の内を語ってもらった。


 

出身校 国見高校
スポーツ科学部2年 渡邊千真選手

――リーグ戦では優勝の可能性がなくなってしまったのですが、率直な感想を聞かせてもらえますか?
 前期の最初に4バックで戦ってきて、早稲田らしくできてなかったんですけど、それから3バックに変えたことで徐々に自分達のサッカーができてきましたね。でも、五分五分の試合を引き分けだったり、結果的に勝ち点3を取れなかったことが、いまになって影響しているんじゃないかと思います。

――現在、得点王ですが(20節終了時)?
 結果的にいま自分が点を取っているのはうれしいですけど、これまでチャンスもたくさんあってはずしたこともあったし、チームに迷惑をかけてしまったところもあったので、なんとも言えないですね。自分もフォワードとして、このところ点を取れないことを悔やんでいるので、後の試合では自分も点を取れるように、そしてチームも勝ちたいと思っています。

――上位を走る流経、駒澤との違いというのは?
 やっぱり結果的に駒澤も流経も最低引き分けとかで負けが少ないと思うんですよ。やっぱり勝負どころでの強さが早稲田にはないような気がしますね。

――どのように改善すればいいと思いますか?
 全員が守備の意識を持って簡単に失点しないようにですかね。


 

シュートまでの形を持っていることが強み!

――リーグ戦ですごいという選手はいますか?
 駒澤がみんなヘディング強いっていうのはすごいって思いますね(笑)。

――駒澤にはヘディングで勝てない?
 空中戦ではやっぱり勝てる気がしなかったので、他のところで繋いでいったり、そういうところで勝てるようにすればいいと思います。

――逆にチームの中で尊敬する人はいますか?
 金田(隼輔(スポ4))さんですかね。サッカーに取り組む姿勢とかそういうところで尊敬しています。

――自分の持ち味はどういうところですか?
 ゴール前でシュートが打てる自分の形を持っているというところですかね。


 

残りの試合はインカレに繋がるような試合をしたい

――話は変わりますが、高校時代に一番学んだことはどういうことですか?
  そうですね、小嶺先生からはサッカーのことより人間性的な挨拶だったり、マナーだったりサッカー以外のことを学んだ気がしますね。あと、あの人は観察力があるというか選手を見極める力というものを持っていました。それで自分の良いところとか悪いところをサッカーだけじゃなくてよく言ってくれました。

――大学に行かずプロに行きたいという気持ちはなかったんですか?
 自分はプロに行きたいという意志はあったんですけど、小嶺先生から大学進学を勧められて全然大学行ってからでも遅くないし、親も大学進学を勧めていたので、大学に行っていろんな幅を広げられればなと思ってました。

――高校時代と比べて何が変わりましたか?
 週一回オフがあることですね(笑)。月曜日も練習普通にやってましたからね。でも、月曜日には教職もとっているんでみっちり授業入れてます。

――高校時代に先生から言われて印象に残っている言葉とかはありますか?
 自信過剰は紙一重って言葉で勝ったときこそ謙虚になれってことですね。自信過剰になったらそれで終わりだし、勝ったときにこそ謙虚にやらなければならないってことを学びました。

――それでは最後に今季の残りの試合に対しての意気込みを。
 とりあえず優勝もなくなってインカレも出場決まってるんでインカレに繋がるような試合をしたいと思いますね。

 今季からレギュラーに定着し周囲の期待に応えるような形で結果を残してきた渡邊。しかし、常に驕ることなく謙虚な姿勢でプレーすることが結果に結びついていると言う。「自信過剰は紙一重」。この信念のもと、大学を新たなステップアップの場として、実りある大学生活を送って欲しい。


(TEXT=村山裕太、PHOTO=神崎風子、横山真弓)
 


 
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