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 昨年度は春季リーグ準優勝、秋季に優勝を修めた準硬式野球部。その中に川口智久選手がいた。全国最多優勝を誇る作新学院軟式野球部から、スポーツ推薦で入部。1年生ながら公式戦で活躍を見せた彼に、野球への一途な思いを語ってもらった。





 
川口智久プロフィール
スポーツ科学部2年
作新学院高等学校出身

――まず始めに一年を振り返ってもらえますか?
 自分は小学校から軟式野球をやってきたので、(大学から)準硬式にボールが変わって、最初はどうしても慣れませんでした。慣れるまで半年くらいかかっちゃって。準硬式は見た目は軟式に近いんですけど、実際やってみると硬式に近くて、軟式の感覚でやってては結果が出ないんです。全部が初めてなんで、失敗しながら自分で覚えていく感じでした。春季リーグも出してもらったんですけど、そんなに結果が出なくて。ずっと思い悩んでました。1年の時は、そんなにいい記憶がないです。秋に一般(受験)の1年生と(出場)競争をして負けてしまって。それが悔しくて、練習はずっと最後まで残ってやってました。それから秋季リーグの法政戦で途中から出してもらった時に、悔しいって気持ちから打つことができました。最後を締めくくれて良かったな、と思っています。その頃から段々調子が上がってきたというか、慣れてきました。

――野球を始めたきっかけを教えて下さい。
 野球をやっていた父親の影響です。

――今のポジションはショートですが、これまでの守備位置は?
 昔はそんなに強くなかったので、誰も(やる人が)いないポジションに回されることが多かったです。小学校の時はがっしりしてるイメージがあったらしくて、キャッチャーをやらされました。自分がやりたいポジションをやったことはそんなにないですね。中学からはやってみたかったピッチャーをやり始めました。早稲田にはもともとはピッチャーで入ったんですけれど、1年の初めはサードをやっていました。自分としてはサードはやりやすかったな、と思います。秋に4年生が抜けてから、ショートに回されました。ショートの経験はそんなにないんですけれど、守備では一番重要ですし、練習しながら何とかやってます。


 

軟式野球からの適応を克服

――作新学院ではキャプテンを任されていましたが。
 キャプテンはどうしても嫌われ役をやらなくてはいけないので、練習の時は結構きつい事を言うんですけれど、部活後のアフターケアで部員の信頼を得られるようにしてました。高校生って一番盛りの時期なので、皆感情が出てしまって。それをまとめるのが一番辛かったです。でもチームがまとまって勝っていくのを見ると、自分キャプテンの仕事できてるんだな、っていう実感が湧いて嬉しかったです。

――どうして早稲田への進学を決めたのですか?
 いくつか推薦がきていたんですけれど、その中で一番強い所が早稲田で。早稲田からどんどん落としていこうかな、と思ってたんですけど、早稲田受けたらたまたま受かっちゃって。良かったです。

――大学生活も2年目になりましたが、どうですか?
 一応楽しんでます。いい環境にいれるな、と思います。単位も大丈夫です。野球に力を入れてますが、(学業との)両立はできていると思っています。スポーツ好きなんで、スポーツ科学部の授業は興味を持ってやっています。友達は、硬式(野球部)に多いです。

 

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(TEXT=田邉里奈、PHOTO=村山裕太、井上素子)

 

 


 
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