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  高校時代はテニスの名門、福岡県の柳川高校でインターハイ2連覇を達成。そして大学1年生にしてインカレ優勝を達成した片山翔選手。波に乗る早稲田大学庭球部の若きエースとして活躍する彼の目指すものとは。大学生活の1年目を振り返りながら、テニスに対する思いに迫ります。新2年生特集の第四回は、テニス界が注目する片山翔選手のインタビューをお送りします。





 
片山翔選手プロフィール
スポーツ科学部スポーツ医科学科2年
私立柳川高・福岡県出身
08インカレ・ダブルス優勝
09関東学生・シングルス優勝

――大学1年目を振り返って
 高校の時と雰囲気が変わって、実家暮らしではなくなったが、きついと思ったことはないです。紺碧寮での生活は楽しいです。生活面で困ったことはないです。

――高校の時との違いは
 団体戦には団体戦のテニス、プレーがあるんです。団体戦のプレーをしながら、個人の色も出していきたいですね。個人戦とは違って、「大事に大事に」と心がけています。

――1年間でここが変わった
 高校まではシングルス一本だったが、大学に入って、団体戦でダブルスをすることにとってボレーが上手くなりました。シングルスのゲームでも、ボレーを生かせるようになりました。
 4年生が卒業して、1年生が入ってきたことで新鮮な気持ちになりました。「まとまろう」、というモチベーションが高くなりました。周りの環境はそこまで変わっていないです。

――具体的に成長を感じた点は?
 「メンタル面」ですね。高校時代は上に立って自分のペースで悠々とやってきたんですけど、シニアに入ったことで自分よりも記録が上の選手がたくさんいて、自分のペースで出来ない中でいかに心を落ち着かせて自分のペースに引き込んでいけるかっていうことが大切になってくるので、メンタルの部分は強くなれたような気がします。

――早慶戦も近いですが
 早慶戦は負けられない。できればケチョンケチョンにしたい。団体戦はダブルスがカギとなってくるので、誰と組むことになっても、いいプレーができるように頑張りたい。

――好きなプレーヤーは?
 テニスは見るのも好きですね!ナダル、アガシみたいなストロークが上手いプレーヤーが好きです。
 高校の時はタイのウドムチョクのサービスをビデオで研究したんです。身長も低い彼のサービスを特にどうやって打っているのかなーと参考にしましたね。台湾のルー・イェンスンのフォアハンドは自分のイメージに合っていました。ひっぱたく感じが。「ひっぱたく」って分かりますか?(笑)


 

大学ではダブルスにも積極的に取り組む片山選手

――フォアハンドの秘訣は
 体をめいっぱい使って、自分の一番いいタイミングで球を打つことですかね。

――海外の選手と対戦して
 ジュニアの時は、それほど差を感じたことはなかったけど、フューチャーズなどで対戦した海外の選手はサーブ一発で決まることも多かったですね。ストロークをさせてもらえない。特にヨーロッパの選手はボールの質が違うんですよ。

――今年、力を入れていることは
 サーブはまだまだ上手くなれると思います。去年あたりから、体力を強化しています。

――気に入っているプレーは?
 フォアハンドで、フルスイングで打った時に、相手が動けないくらいに決まったときは波に乗れますね。

 

 

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(TEXT、PHOTO=鈴木陽平、田辺里奈)

 

 


 
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