佐藤成朗選手プロフィール 　　教育学部２年 社会科地理歴史専修 　　早稲田実業学校出身

――この一年を振り返ってどうでしたか？
　高校までとはだいぶ違いがありましたね。 高校時代は同じタイプのピッチャーが何人かいたので、 お互い相手に勝つので精一杯でした。 大学入ってからは逆に、同じタイプの人が少なくなったぶん 周りの人からも注目してもらえて、やりがいがあります。

――同じタイプ、といいますが佐藤さんはどのようなタイプなんですか？
　速球派です。右のオーバースローの選手自体はたくさんいますが、 その中でもスピードで相手をねじ伏せるのが自分のタイプだと思っています。

――高校では硬式野球をやっていたのに、大学で準硬式にした理由は？
　出番のあるところでやった方が自分のためになると思ったからです。 硬式野球をずっとやってきたので、大学でもやりたい気持ちも最初はありました。 ただ斎藤佑樹さんっていうすごい先輩もいるし、同級生にも良いピッチャーがたくさんいるし、 そこでまたしのぎを削ってやっていくのはちょっとなあ…と感じていました。 やはり試合に出る機会が欲しいという思いがありますからね。 そんなことを夏に悩んでいた時、早実のトレーナーの方から準硬式野球部を紹介されて、 ここでやりたいと思いました。

――準硬式野球にしたことで、苦労はありましたか？
　最初はボールの違いに慣れるのが大変でしたね。 ゴムなので雨の日は滑るし、重さも硬式球とは違うから制球も定まらなくて… ただ、無理をして故障してもいけないので、焦る気持ちを抑えて徐々に慣らしていきました。

	ゆっくりと しっかりと 考えながら語ってくれました

――いまライバルはいますか？
　…増渕さんと原田さんですかね。一年間とおして投げているお二人に勝たないと、先発で投げることができないですから。 お二人とも先輩なんですけど、負けないくらいのつもりでやっています。

――尊敬する人はいますか？
　増渕さんです。普段は仲良くしていただいてるんですけど、やるとなるとしっかり自分の役割をわかってこなす人なので、 自分もそういう人になりたいなと思います。責任感も強いし、ピッチャーとして尊敬しています。

――あこがれている選手はいますか？
　プロ野球選手では特にいないです…。 今まで一番すごいなと思ったのは斎藤佑樹さんですね。 高校最後の夏には「斎藤さんが打たれて負けたならしかたない」という雰囲気がありました。 自分も周りからそう思ってもらえるくらいの選手になりたいという思いはあります。

――試合前に絶対することは？
　ジンクスみたいなものは特にないです。緊張もあまりしないですし。 ただ、ノックの時に「あ、この人は今日送球の調子がいいな」とか、 周りの人の様子をよく見るようには心がけています。

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