市川智之選手プロフィール　 スポーツ科学部２年　 東京学館新潟高出身 センター

――この一年を振り返ってどうでしたか？
倉坂：去年の早慶戦から試合に出ました。春リーグはずっとベンチであまり緊張せずに望んでいったという印象ですね。秋リーグになってからは試合に出るようになって、試合の危ないときにボールがきて、そのような時には学年の違いなどは言っていられないので、すごくやりがいはありました。
市川：楽しかったし辛かったです。どっちが強かったかというと辛かったです。一番印象に残っているのは、先輩が怪我で抜けてそこに入ることになったときに、自分では満足の行くプレーも練習もできていなくて、一日一日、目の前のことをこなしていくということで精一杯だったというかんじです。

	倉坂正人選手プロフィール　 社会科学部２年 石川県立工高出身 レフト

――お互いはどのような存在ですか？
倉坂：試合中など緊張する局面で見るとちょっと安心するところとかはあります。他のところを見ると緊張してしまうので…。同じ寮で同じ部屋なので、丸一日一緒にいるという感じ。
市川：練習面でも支えあっているというものありますが大学生活を一緒にしているという状態ですね。

――大学に入って経験した困難なことは？
市川：高校のころは同じ県内で小さいことから知っていた人たちと戦っていたので、大学は地方から来た人など全然違うところから来た人と一緒にやるというところで、コミュニケーションをうまく取れなかったり、やっていくのが難しいという印象がありました。
倉坂：大学と高校の違いは、早稲田のWの為に戦えと言われることでした。今までの指導は、『自分のために頑張れ』と言われてきたんで、大学でやらせてもらっていることの喜びを噛み締めながらやるということは大きな違いでした。それに対して抵抗があったわけではなく、それはそれと考えて頑張れると思いましたが、それが一番の違いに感じました。

――　一年生の仕事での大変だったことは？
市川：合宿のときの洗濯…？
倉坂：あああ。乾燥機がなかったりとかして…。ドライヤーで（乾かしたり）ね。
市川：自分はキャプテンの指示を繰り返して言う“復唱”という仕事をしました。一年間続くし、一人なので、結構プレッシャーはありました。

	大学生活と練習の両立について。 テスト前は必死。でも順調です！とのこと。

――成長したと思う部分はどこですか？
（ここから、新二年のマネージャー清水優さん・人科２にも参加していただきました。）
倉坂：プレーの面では、サーブが前より入るようになったということですね。それぐらいかな？
市川：精神的には、４月には後輩がこれから入ってくるんだなということで、目の前のことをこなすというよりは先を見るようにはなって来ました。
清水：（二人は）連携プレーが初めの頃よりは出来るようになってきたというところがあります。最近は、『これどうしたらいいの？』と聞くと、すぐに行動としてパッと動けるように全体として変わったなということがあります。お互いに何が必要であるのかということを理解するようになってきたという感じです。

――　新二年生の学年の雰囲気はどうですか？
倉坂：普段のプライベートでも仲がいいと思います。みんなそんなに我が強くないので、譲る人が多いのでという感じ。
市川：誕生日の日とかはみんなでボール当てたりする。練習中とかにも。

――自分の課題や来年の抱負をお願いします。
倉坂：後輩が入ってくるので、しっかりしようというのと、エースポジションを狙いたいということもあります。優勝します！
市川：ブロックとかを今課題にしてやっているのですが、センターの役割の精度を上げて、それが一部で通用するぐらいにまで持っていきたいです。二部では優勝目指し、チームとして、最高の力を発揮できるように頑張っていこうと思っています。
清水：去年一年は体育会になれるので精一杯だったんですが、次は、塩川さん（主務・塩川良輔さん、人科４）がやっている、経理やOBさんの対応など、見えない部分での事務的なことを頑張っていきたいです。
倉坂：また、取材されるように頑張ります！

　インタビュー前は『全く緊張していません』という二人。質問には少し悩みながら答えていましたが、自然体で話そうとする姿が印象的でした。４月10日に春リーグが開幕し、彼らの目標は“優勝”。　彼らの堂々としたプレーに注目したいです。