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2009年度、リーグ戦とインカレの2冠を達成するなど非常に印象的な活躍を見せたスケート部ホッケー部門。「教えてスタッフさん」第1弾として、学生トレーナーとして日々奮闘されている布井沙季学生トレーナーに日々の仕事内容やご自身の展望についてお話を伺いました。





 
布井沙季 学生トレーナープロフィール
スポーツ科学部1年
千葉・千葉東高校出身
  

――まず始めに、アイスホッケーとの出会いを教えてください。
 まず、アイスホッケーに出会う前の段階として、学生トレーナーというものをやってみようと思って、いろいろな部活の話を聞かせていただいたんですね。そのなかで、アイスホッケーも見学させていただいたんです。 それで、自分が体育会に入ってトレーナーをしていくなかで、自分が見ていて一番面白いスポーツがいいなと思ったんですね。それにぴったりだったのが、アイスホッケーで、本当に見てて自分が一番楽しめるスポーツだったんです。 高校とかで(競技を)やっていたというわけではなく、テレビで見ていたという程度なんですけど、魅力に取りつかれちゃいましたね。

――アイスホッケーのトレーナーになりたいと思ったきっかけは?
 まず、トレーナーになりたいと思った理由として、スポーツが好きということがあったんですね。 それで、スポーツを近くで見ていられるっていうのが自分にとってすごくいいなって思えることだったので、スポーツを一番近くで見ることができるということでトレーナーっていうものをやってみようって思ったのと、 自分が高校時代にソフトボールをやっていた時に、けがをしてしまって、それを治してもらったトレーナーさんがいたんですね。 それで、その方に対する憧れであったり、「自分自身の体なのにこんなにわかっていなかったんだ」っていう悔しさであったり、それが逆に興味になったりして、勉強してみようって思ったのがきっかけですね。 たくさんの部活があるなかで、アイスホッケーを選んだ理由は、最終的に自分が見ていて一番面白いって思ったからですかね。 色々な部活を見てきて、条件だけで考えたら他にもっと条件のいい部活はあったんですけどね。でもやっぱりアイスホッケーを選びました。

―― 普段のお仕事の内容を教えてください。
 学生トレーナーとして入部はしているんですけど、大学1年生の状況では分かっている知識も少ないし、やっぱり勉強をしなくてはいけないので、現在は大学院生のトレーナーさんと一緒に勉強しています。 普段の仕事としておおまかに言えば、応急処置やテーピングであったり、合宿中だったら選手のケアをしています。 そこは直接選手と触れ合うところなんですけど、その他だったら『エマージェンシー』というものがあるんです。アイスホッケーってとても危険なスポーツなので、もし選手がリンクで倒れてしまったような事態が起こった時にどういう風に対処するかというプランを作っておくっていうのが重要なんですね。例えば、救急病院はどこが開いているかとかを試合前に調べておいたり、救急車が来た時にはリンクの周りのどこに救急車を停めてもらえばいいのかなどを事前に調べたりしています。 あと、遠征に行く時には、遠征先に病院があるのかなどを調べたり、チームドクターさんやチーム看護師さんとかと連携して薬やテーピングなどの備品の管理をしたりしています。

――スケート部ホッケー部門では朝練があると思いますが、スタッフの皆さんも参加されるのですか?
 はい。しますね。4時とか5時とかに起きなきゃならないんですけど・・・。


 

素敵な笑顔で取材に答えてくれた。

――そうすると、やはり仕事をしていてつらいと思うことの一つは、朝練だったりしますか?
 うーん。やはり起きるのは楽ではないですけど、それが一番つらいかっていわれたらそうではないですね。大変は大変なんですが・・・(笑)。

――では、トレーナーをやっていてつらいことはどんなことですか?
 ひとつは、『勉強』っていうのがありますね。 自分はトレーナーなんですけど、やっぱり知識が追いつかないところがあるし、自分の知識が足りないことで選手の力になれないことがあったら悔しかったり、落ち込んだりとかはしますね。 あと、トレーナーって選手とのコミュニケーションが必要な立場なんですね。それに「こういうことをしてもらいたい」って指示する側にまわることもあるじゃないですか。自分は1年生で、上級生はだれもいないので、先輩に対して指示しなくてはならない時もあるんです。 そういう時の言い方っていうのも、自分が口下手なのもありますけど非常に難しいなって思います。人とやりとりすることって簡単そうに見えて実は大変なんだなってことを感じました。

 

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(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=岡崎聡)

 

 


 
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