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早慶戦直前インタビュー第2回目は、早稲田の鉄壁ディフェンスを支えるDF菅井順平(スポ2)選手。今季は自身でリーグ戦初ゴールも決めるなど目覚ましい活躍を見せ、もはや早稲田には欠かすことのできない選手となりつつある。昨年はベンチから見た早慶戦にどのような想いを馳せ、そして早慶戦というものをどう捉えているのでしょうか。
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菅井順平選手 プロフィール
スポーツ科学部2年
浦和レッズユース(浦和南高校)出身
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――残り1節を残して3勝4敗3分で現在9位という成績の前期リーグ戦を振り返っていかがですか。(取材を行ったのは6月18日)
まあ、今年監督も変わってゼロからのスタートって感じで、最初の方は結果が出ていて、連敗とかもあって苦しい時期もあったんですが、チームの方向性というものはしっかりしていたので、やっていることはまちがってなかったんじゃないかなって思います。
――第5節の流通経済大戦(○2ー1)でのゴールがとても印象的でしたが。
自分はずっとDFでやってきて、中学、高校とほとんど点を取った記憶は無くてとても緊張したんですけど、意外と落ち着いて決めることができたので、本当に嬉しかったですね。
――先日の総理大臣杯予選の方はいかがでしたか？
やはり全国につながる数少ない大会で、1試合1試合厳しい試合が続いて、やっぱり4年生と一緒に大阪(本戦)に行きたいという気持ちがあったので、試合に出ている立場としてとても悔しいし、本当に申し訳ないなという気持ちでいっぱいでした。
――そこから見えてくるチームの課題というものはありましたか？
やっぱり、(総理大臣杯予選で負けてしまった)流通経済大戦などはやっているサッカーとしては今年に入って結構いい方のサッカーだったんで、そういうところで勝ちきれないというか、勝負者のメンタリティーのようなものが相手にはあって、自分たちにはなかったというところですかね。
――今季は公式戦でフル出場が続いていて、完全にレギュラーを掴んだという印象がありますが。
シーズン序盤から、今年は大事な年だなって自分では思っていて、しっかり体をつくってシーズンに入ることができて、去年レギュラーに入っていた選手とかも序盤でケガとかで、そういうタイミングも大きかったんですけど、自分としてはいい形でシーズンに入れたなって思うんですけど、やっぱりレベルが高いんで毎日が競争ですし、連敗の時とかはいつ外されるんじゃないかって思っていたんですが、信頼して自分を使ってくれる監督の期待に応えるために毎日練習に取り組んでいるという感じです。
――大学サッカー連盟のHPでは「洞察力の優れたDF」と紹介されていましたが、ご自身では自分をどんな選手だと考えますか？
自分もパンフレットを見て初めて知ったんですけど(笑)。自分はやはりDFで、背があまり大きくないんで、他の部分でカバーしようと思いますし、「気の利いたプレー」をしようと思っていますね。
――試合で心がけていることは？
自分はやっぱり後ろ(DF)なんで、「声を出すこと」、常に声をかけることは意識していますし、あとはやっぱりDFとしてしっかり守ること、失点しないことは心がけていますね。
――2年生になって心境の変化はありますか？
去年は少し萎縮しちゃっているってところもあったんですが、今年は上級生がいい雰囲気を作ってくれるんで、自分としては自分からチャレンジ出来ていると思うんで、そういった意味で非常にやりやすい環境になっているのかなって思います。あと後輩はかわいいですね(笑)。
――今年のチームの特徴は？
まず、切り替えの早さであったり、1対１の勝負であったりなどの基本的なところをしっかりやって勝つというのは監督から言われていることですし、試合に出ている人はそういうサッカーをするということは心がけていることなんで、しっかりと積み上げていきたいって思います。
――昨年の早慶戦の敗戦をふりかえっていかがですか？
去年は自分はベンチに入って見ていたんですけど、全然雰囲気が違うなとか、やっぱり負けられないんだなって思いましたね。ベンチにいても0-3っていうスコアがとても悔しくて、本当に負けちゃいけない試合なんだってことが伝わってきて絶対勝たなきゃいけないなって思いました。
――リーグ戦ではすでに慶應とは対戦しましたが、どのような印象を持ちましたか？
慶應はパスとかでうまいサッカーをしてくるんで、やっぱり一人一人がうまいなっていう印象は受けました。だからこそ、個人個人の勝負で勝つことができればいいなって思いました。
――ア式蹴球部のファンの方、菅井さんのファンの方へ意気込みをお願いします。
まだ出られるかわからないですが、早稲田の勝利に貢献したいし、負けちゃいけないって思っているんで、気持ちの入ったプレーをしてみなさんと勝利を分かち合いたいと思います。頑張ります!!
自身のDFというポジションに誇りを持ち、DFというポジションをさらに極めようと努力を続ける菅井選手。その言葉の端々にはサッカー、そしてチームへの強い思いが垣間見えた。昨年は、自身の面前にて繰り広げられた早慶戦。今年は自らがその歴史を作り上げてゆこうという強い意志が感じられる。彼の鉄壁ディフェンスが慶應の攻撃を阻み、必ずや早稲田の勝利につながってゆくことであろう。
関連URL
ア式蹴球部公式ホームページ
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