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 守護神特集第3回目はスケート部ホッケー部門の小野航平(社学4)選手です。早稲田ゴールの壁として大活躍を見せる小野選手は、昨年度のリーグ戦においてベストGKを受賞しました。もはや、「早稲田に小野あり」と言われる存在の小野選手は、一体自分自身の守護神というポジションにどのような想いを持っているのでしょうか。





 
小野航平選手プロフィール
社会科学部4年
武相高校出身

――はじめに、秋のリーグ戦が始まり現在2位(10/22現在)という成績ですが、振り返ってみていかがですか?
 そうですね、試合前にはチームで試合ごとにしっかり焦点を決めて、自分たちがどう成長していって、優勝につなげるためにやるべきことをやるかということを決めて今までの試合をやってきました。この後も気を抜かずにやっていこうと思ってます。

――今年の夏には日光アイスバックスの練習に参加されたそうですが、いかがでしたか?
 自分が小さい頃からファンだった福藤(豊、日光アイスバックス)さんがバックスにいるんですね。だから楽しみで楽しみで。中学生の時とか、自分のホッケーファイルの表紙に福藤さんの写真とか入れてたくらいですよ(笑)。本当にアイドルみたいな感じで、大好きだったんですよ。トレーニングとかを教えてもらったり、最後にアドバイスももらったりしました。あとは目で見て盗みましたね(笑)。すごいオーラみたいなのも感じましたし、やっぱ違うなって感じました。

――アイスホッケーを始めたきっかけは?
 僕が幼稚園生だった時に一番仲が良かった友達がアイスホッケーをやっていて、その人の練習を見に行って「面白そうだな」って感じたのがきっかけですね。

――始めた時からキーパーをやっているのですか?
 いえ、小学4年生の時からやっています。それまではプレイヤーをやっていましたね。


 

試合中の小野選手。
鋭い眼光で相手を寄せ付けない。

――それでは今でも「攻めていきたい」とか、「ゴールを決めたいな」とかって思ったりしないのですか?
 いやー。僕には怖くてできないですね(笑)。

――キーパーの方が怖いイメージがありますが・・・。
 いやいや。プレイヤーの方が怖いですよ。でも皆さん逆に思いますよね、キーパーの方が怖いって。ボディコンタクトとかもう怖くてできないですよ。

――ご自身の性格はキーパーに向いていると思いますか?
 いやー、思わないですね。自分本当は結構ネガティブで消極的だったりするんですよ。でもキーパーって比較的前向きだと思うんですね。例えばサッカーのキーパーとかでも話を聞いたりしてみると、結構前向きだったりする人が多いと思うんですよ。でも自分はそうじゃなくて、暗い部分もあったりして(笑)。だから自分で自分を作って、わざと前向きにやったり、明るくしたりするときもあります。でも本音は向いてないと思いますね。

――それでは、キーパーとして必要な要素とは何だと思いますか?
 そうですね…。僕が理想なのは、『B型』ってことですかね。B型の人なら絶対キーパーに向いてるって思います。なぜかっていうと、キーパーって失点しかしないじゃないですか。プレイヤーはシュート外してもプレーは続くんですけど、キーパーはゴール入れられたらそれで終わりで、マイナスしかないと思うんです。だからそれを引きずってもしょうがないんですね。けどB型はさっぱりしてるし、今日は調子が悪かったとか、プレイヤーのせいだろとか、自分のいいように解釈してプレーできると思うんで、やっぱりB型が理想ですね。

――キーパーの評価というものはパックを止めるか止めないかという一瞬で決まってしまう場面も多いと思うのですが、そういった点での難しさなどは感じますか?
 難しいですよね。やっぱり難しさは感じます。難しいですけど、前向きに捉えれば、その面白さっていうのはプレイヤーの何倍もあるって思いますよ。止めるか止めないかで全てが変わってきてヒーローになれるかなれないかが変わってくるので、やっぱり面白いですね。

 

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(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=鈴木崇広)

 

 


 
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