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 出雲駅伝区間エントリー発表&レース展望

2010年第22回出雲全日本大学選抜駅伝競走区間エントリーメンバー(10月10日発表)

区間
氏名
学年
学部
出身
5000m
10000m

1区

矢澤曜
3
教育
神奈川・多摩
13.43.84
28.45.56

2区

大迫傑
1
スポ科
東京・佐久長聖
13.47.29
28.35.75
3区
八木勇樹
3
スポ科
兵庫・西脇工業
13.43.49
28.55.24
4区

佐々木寛文

2
スポ科
長野・佐久長聖
14.04.44
28.58.47
5区
志方文典
1
スポ科
兵庫・西脇工業
14.04.77
28.38.46

6区

平賀翔太
2
基幹理工
長野・佐久長聖
13.45.83
28.41.42
補欠

猪俣英希

4
スポ科
福島・会津
14.09.20
29.49.43
補欠
三田裕介
3
スポ科
愛知・豊川工業
14.02.44
29.15.18

 

レース展望

 10月11日、島根県出雲市を舞台に6区間44.5キロで行われる、第22回出雲全日本大学選抜駅伝競走の区間エントリーが発表された。

   1区(8.0キロ)を走るのは、早稲田のスターターとして実績十分の矢澤曜(教3)。今季はシーズン当初から関東インカレ5位(5000m)や日本インカレでの2位(5000m)を始め、高い安定感を武器にチームの主軸として大車輪の活躍。夏にはヨーロッパ遠征も経験するなど、着実に早稲田のエースとしての階段を上っている。今夏はトラックの比重が大きく、ロードや駅伝への移行に不安もあるという矢澤だが、今大会の1区の顔ぶれを見ても、外国人留学生以外でライバルとなりそうなのは、日本インカレ優勝者の三岡(京産大)くらいで、その他にはいわゆるエース級の選手はあまりエントリーされていない。レースの行方を大きく左右する重要な1区。コスマス(山梨学院大)ら外国人留学生が序盤から飛び出す可能性もあるが、矢澤には自分からレースを作るような積極的な走りで、最低でも日本人トップでの襷リレーが求められる。

  大会最短区間である2区(5.8キロ)を務めるのは、1年生ながら10000mでチームトップの持ちタイムを誇る大迫傑(スポ1)。将来のエースとも目される期待のルーキーは、関東インカレ10000mでの4位入賞を始め、トラックシーズンからチームの主力としてその高いポテンシャルを遺憾なく発揮している。佐久長聖高校時代には全国優勝を経験し、自身も区間賞を獲得するなど、駅伝、ロードでの実績も十分。持ち味であるスピードを生かした積極的な走りで、本人も目標として語る区間賞級の快走を期待したい。

 エース区間の3区(7.9キロ)には八木勇樹(スポ3)が選ばれた。この夏は合宿で月間1000kmにも及ぶ走りこみを敢行するなど充実した夏を過ごし、心身ともに成長を遂げることが出来たという八木。9月の日本インカレでも2種目で入賞を果たし、大学入学以来失われていた自信も取り戻しつつあるようだ。今大会も明治大の鎧坂ら各校のエース級がエントリーされており、八木にとってはまさに真価が問われるレースとなる。優勝のためにはここでの区間上位の走りが必須だけに、八木の出来が勝負のポイントの一つとなるだろう。

 つなぎの区間とも言われる4区(6.2キロ)には、2年連続で佐々木寛文(スポ2)が登場。今シーズンは5000m、10000mともに自己記録を更新するなど着実に成長。スピードにも磨きがかかり、昨年以上の好走を期待できそうだ。戦線がはっきりしてくるレース後半。前回惜しくも1秒差で逃した区間賞を獲得し、チームの勢いを更に加速させてほしい。

 5区(6.4キロ)には、今大会二人目の1年生志方文典(スポ1)が選ばれた。駅伝の強豪・西脇工で主力として活躍した逸材は、大学入学後も4、5月の記録会で立て続けに自己ベストをマーク。7月には世界ジュニアも経験し、たくましさを増した。昨年の早稲田は4区でトップに立ったが、この区間で順位を落とし流れを逸しただけに、優勝への一つの分岐点となりうる区間とも言える。志方には堅実な走りで順位をキープし、襷をアンカーに繋いでほしい。

 アンカーは昨年に続き平賀翔太(基理2)が務める。大会最長区間で、例年大逆転劇や大きな順位変動がみられるこの最終6区(10.2キロ)。今年は昨年8人抜きで優勝をさらったダニエル(元日大)のようなスーパーエースはいないものの、各校の実力者が多数エントリーされており熾烈な上位争いが予想される。しかし、今年ハーフマラソンの早稲田記録を樹立するなど、チーム一とも評される安定感とロードでの強さを誇る平賀なら、十分対抗できるだろう。昨年ゴール目前で順位を落とした悔しい経験を力に変え、今年こそ優勝のゴールテープを切ってもらいたい。

 全長44.5キロと他の駅伝と比べて圧倒的に短く、各区間スピードが要求される出雲駅伝。5000mで13分台の記録を持つランナーを4人も擁する早稲田は、戦力的には十分優勝を狙える位置にいる。しかし各区間の距離が短い分、一度出遅れると逆転が難しいのが出雲の特徴でもある。チーム屈指のスピードを誇る3人を前半三区間に配置した早稲田としては、優勝するためには3区終了時までに先頭に立ちたいところだ。後半には堅実に襷を繋げる選手が控えるだけに、序盤から勢いに乗り、ライバル校に対し常に優位な位置でレースを展開できるかが優勝へのカギとなる。
 大学三大駅伝制覇を狙う今年の早稲田。96年以来出雲での優勝はないが、今年は昨年の経験者4人に加え、実力のある一年生2人と、ベストな布陣で頂点を狙う。三大駅伝の幕開けとなるこの大会。各選手が持てる力をしっかりと発揮し、この先の2つの駅伝に向けて収穫が多い大会となることを期待したい。

 


 
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