2011年サッカー早慶戦ももう明日!今回は早稲田ア式蹴球部を見守り続けたULTRASWASEDA(ウルトラスワセダ)さんにもお話を伺いました。応援の心得からずばり!スコア予想まで、応援する側ならではの見方が分かります。
――まず知らない方のためにウルトラスワセダの説明をしていただけますか?
石川究(以下石川): 早稲田のア式蹴球部を応援しているんですけど、早稲田は他の大学と違って部員が試合中に応援活動をしないっていう決まりが部であるんで、それがもとでじゃあ応援しようということで始まった団体です。毎試合行って幕を出したりだとか声を出して応援しています。
――お二人はウルトラスに入られたきっかけは何ですか?
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(右)石川 究さん 法学部 5年
(左)南 達也さん 商学部 2年
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石川: インカレ優勝した時とかもちゃんと見ていて、強かった世代がいたからっていうのはきっかけですね。
南達也(以下南):サッカーが好きだったところから、結構安く見れたりとかするところもあって、結構見てるうちに選手に愛着と言ったらあれですけど(笑)愛着とかもわいてきて、選手を好きになってきてこのチームを毎週見たいなと思って。
――最初のご自身のウルトラスに対する印象は覚えていますか?
石川: 自由っていうか、気ままにやってる気のいい人達だなって印象でした。 南:OBの方がたまにいらっしゃるんですけど、すごいなんかもうパワフルで。
――ウルトラスは全部で何人いらっしゃるんですか?
石川:定義が難しいんですけど、卒業っていう形が無いので学部生だけでやってるというわけじゃなくて、卒業した人も毎試合のように来てる方もいるので、何人というのは明確に言えないですね。
――ウルトラスに入っていてよかったと思うときはありますか?
石川: そうですね、チームが勝ったときもそうですけど、試合終わったときに選手が(応援)やってくれてよかったって言ってくれる時とか、選手の保護者の方もいつもありがとうございますみたいに言ってくださるので、こっちは好きでやってることなんですけど少しでも役に立ってるんだなって実感出来るとやってよかったなって思います。
南:全く同じこと言われました…
――選手の方と話されたりはしますか?
石川:試合終わった後に待ってたり、伏見に練習見に行ったりとか(その時に話すことは)あります。山中選手は必ずしゃべりますね。あと白井選手とか。結構みんなちゃんとしゃべってくれるので。
――早稲田のア式蹴球部一筋!ということですが、魅力は何だと思いますか?
石川:他の部もそうだと思うんですけど、高校のときとかユースとかそのチームのキャプテンクラスだった選手がいっぱいいて、プロには行けなかったにしてもレベルが高いところでやっている選手が同じ学生でありながら真剣にプロを目指してたりする選手を身近に感じられるっていうところですかね。 南:あとは、どこの大学でもそうなのかもしれないですけど、結構人間臭さが感じられるというか、多分近いから距離が。普通にJリーグとかみてるとやっぱり選手結構遠くて、声とかもあまりピッチから聞こえてこなくて、遠い存在だなって思うんですけど、(早稲田ア式蹴球部においては)練習普通に見に行ったりとか、試合中も声が聞こえてきたりして、サッカーはめっちゃ上手いんだけど同じ人間なんだなみたいな(笑)年もそんなに変わらないんだなって思いますね。
――ではここで早慶戦に向けてみなさんに応援の心得を教えていただきたいのですが…
石川:心得っていうのは難しいんですけど、応援に正解というかこれが正しい応援だみたいなものは無いと思ってるんで、その時思った感情をみんなが出して。全員が声を出す必要は無いと思っていて真剣に見てるだけでも応援になると思いますし、最初は声出すの恥ずかしいと思ったら手拍子だけでもいいですし、みんな早稲田が勝つのは見たいと思うんでそれを必死に思ってればいいんじゃないかなっていう風に思います。
――応援中に心がけていることとかはありますか?
南:選手のマイナスにならないっていうか、自分は選手を応援したいからやってるわけで、例えば軽はずみなこと言っちゃったりだとかそいうことはしないようにいつも心がけていて。ずっといつも応援すてるのに例えば「何だよそのプレー!」ってもし言ったら多分すごく傷つくと思うし僕も言いたくないですし、そこらへんは結構考えてますね。あくまでも俺は選手を応援したいんだってことですね。
――応援する上で一番重要なことは何ですか?
石川:ネガティブになりすぎないで、ただひたすらに応援するっていうか前向きに、どんな状況であってもみんな頑張ってるんだってことを忘れないでほしいですね。
――早慶戦に初めてくる人でも簡単に応援は出来ますか?
石川:さっきも言ったんですけど、正解が無いんで手拍子だけでもいいんでそういうところから初めていただけるとそれだけでも力になると思うんで。
――ウルトラスさんにとって早慶戦は他のリーグに比べ特別ですか?
石川:正直どっちがすごい大事っていうのは応援してる上では無いと思ってるんで、やっぱりリーグだと勝っていくと全国に出れたり、スカウトの人が見に来るような真剣にやってる場というそういう大切な部分があると思います。でも、早慶戦は早稲田生だったら慶應の人には負けたくないっていうのは少なからずみんな持ってると思うんでそういう意味と、普段見に来ない人が見に来るんで勝ったらアピールになるじゃないですか。そういう意味では(早慶戦も)すごい大事な場だっていう風に思ってます。どっちが特に大事っていうのは無いですけど、いつも通り大事な試合って感じですね。
南:あくまでもリーグじゃなくて他の試合ってことなんで。負けたらもちろん悔しいですけど。
――では大勢の中で応援することはいつもと違いますか?
南:それは緊張するかもしれないです。
石川:いつもは人数がそこまで多くないんで言い方悪いですけど好き勝手出来る、自由に出来る部分もあるんですけど、応援部の方と一緒に応援するっていうのもそうだし普段来ない方とも応援するんで、難しいことはやらずにみんなが出来ることをなるだけやりたいなっていうのはあるんでそういう違いはあります。
――今季の慶應にはどんなイメージをお持ちですか?
石川:2、3試合見てるんですけど、怪我人が結構去年から出てて主力も怪我してたし、1年生の武藤君も良い選手だったのに怪我しちゃって多分出れないんで、早稲田はそこまで怪我人いないんでそういう意味で有利かなって思いますけど。
南:僕が入学してからまだ慶應に勝ってないんで、普通に今年の早稲田調子はいいんですけど慶應相手になると嫌なイメージがよぎることがあるんです。でも慶應の試合も見ましたけど、普通にやれれば勝てないこと無いと思いますし良いゲームになると絶対思うんで、今年は良いゲームになって後早稲田が勝ってくれればすごい嬉しいんで!
――警戒している選手は?
石川:やっぱり10番の河井(陽介)君と出そうなのは左サイドバックの黄大城(ファン・テソン)が大きいし、上手いんで。
――今季の早稲田の印象は?
石川: 順位ほど圧倒的な感じはまだしてないんで、選手も調子には乗ってないと思うんで謙虚に、今まで通りやってくれたら。攻守の切り替えがすごい早いチームなんで、運動量と切り替えの速さは他のチームよりあるんじゃないかなっていう風に思ってます。あと他の大学は分かんないですけど、選手同士の仲が割りと良いんじゃないかなっていう風には思います。各学年同士もそうですし、縦もみんな仲良い感じが。
南:DFもしっかりしてますし、1試合だけ崩れた試合ありましたけど(笑)そんなに大崩れするチームじゃないと思いますから普通にやってもらえれば、絶対良い試合になるし勝つことも出来ると思うんで。
――早稲田の課題は?
石川: 良い流れの時に2点目が取れない、追加点ですかね。得点力っていうか。
南:1点だけだと結構ワンチャンスで入ったりとかして不安ではありますし。良い流れの時間帯はすごく多いんですけどそこで点が取れないことが多くて。しのぎきられたら向こうに流れが行っちゃうっていうのもあるんで、そこはちょっと不安ではありますけど。
――個人的に早稲田に注目している選手はいらっしゃいますか?
石川: 難しいな…
南:10番付けてる奥井選手が大好きで。去年初めて見たときからもうこの選手まじでいいなって思って(笑) 石川: プレー面ではやっぱり山中選手と柿沼選手の主将副将コンビがチームの柱かなっていう風に。キャラ的には赤堀選手が一番面白いんで個人的には赤堀が好きですけど(笑)
――ずばり!何対何でどちらが勝つと思いますか?得点者は誰だと思いますか?
石川:願望込みで3-0。期待を込めて小井土選手と柿沼選手と畑尾選手で。
南:2-0で。俺は奥井選手と小井土選手が。
――初めて行く方へ早慶戦を楽しむコツみたいなものはありますか?
南:好きなようにやるのが一番いいですよね。
石川:早慶戦というかまずサッカー自体見るのが初めてって方も多分いると思うんで、とりあえず相手のゴールの近くにボールが行ったら、わー!って言ったらいいんじゃないかなっていう風に。もしお金に余裕があるならパンフレットとか買って出てる選手の顔見て、かっこいい人がいたらその選手を応援するとか、そういう見方でもなんでもいいと思います。
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ウルトラスさんおすすめのイケメン選手は山中選手と島田選手!(写真は島田選手)
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――ウルトラスさんお勧めのイケメン選手はいらっしゃいますか?
石川:やっぱりキャプテン。あと島田(譲)選手もイケメンです。
――ウルトラスさんにとって早稲田ア式蹴球部とは?
石川:今日本で一番応援できるチーム。
南:一番気持ちをこめて応援出来るチームかなっていうのは思ってますね。
――では早慶戦をみにくる観客の方に一言!
石川:両チームとも負けられないっていう気持ちを前面に出して大きい会場で、大人数で最後に紺碧を歌ったら絶対楽しいんで、みんなで紺碧歌えればいいなと思うので是非来て頂きたいです。
南:もしサッカーよく知らなくても、気持ちと気持ちのぶつかり合いって多分分かると思うんですよね。それを感じてほしいなっていうのはありますかね。
――早稲田ア式蹴球部のみなさんに一言!
石川:なんだろうな…(笑)普通のリーグ戦と同じように、いつも通り以上にしっかり気持ちを込めて去年一昨年のリベンジをお願いします。
南:僕らもいつも通りもしくは以上に気持ち込めてやりたいと思ってるんで。
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自分なりの楽しみ方を見つけたら観戦がもっと楽しくなりそうですね。
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毎週毎週通い続け、応援し続けたULTRASWASEDAさん。 今年の早稲田ア式蹴球部の躍進をずっと近くで見守ってきました。そしていよいよ迎えるは伝統の早慶戦。ULTRASWASEDAさんの予想は当たるのでしょうか!結果は国立競技場で!
関連URL
ULTRASWASEDA公式ホームページ
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