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 箱根駅伝直前選手インタビュー、第3弾は三田裕介選手(スポ4)です。
入部時から常に注目を浴びてきた三田選手。箱根駅伝で区間新記録をマークした3年前、思うように走れなかった2年前、復活の兆しを見せた1年前。
そして今、最後の箱根路を迎えようとしています。 早稲田での4年間を振り返って感じることとは。




 
三田裕介選手プロフィール
  スポーツ科学部4年
 愛知・豊川工業高校出身
 自己記録 5000m:14分02秒44
       10000m:28分58秒8
ハーフ:63分47秒  

――現在のコンデションは(取材を行ったのは12月17日)
 練習も順調にこなせてきていますので、あとは本番にしっかりと合わせていくだけだなと。あとは風邪引いたりだとか、変な捻挫だとか、そういうつまらないことがないようにしっかり調整したいと思います。

――今年は長距離ブロック長としての責任も加わりました。
 まあ長距離ブロック長というよりは、やっぱり4年生としてしっかりチームを引っ張りたいというのもありましたし、結果を出すっていうことが4年生としての義務だと思いますので、その責任をしっかり果たしたいなと。もうあとは箱根駅伝しかないので頑張りたいと思います。

――夏合宿では積極的に先頭で引っ張っていたようですね。
 そうですね、やっぱり4年生としてチームを引っ張るという姿を見せることはチームにとっても必要なことですし、そういった姿は今年だけじゃなくて来年、再来年と後輩にも伝わっていくものだと思いますので、そういった意味で先頭で引っ張りたいという気持ちがありました。

――入部前からここにくるまでずっと注目され続けてきた三田選手ですが、プレッシャーはありませんでしたか?
 プレッシャーはなかったですけどね。やっぱり早稲田大学に入学した以上は結果を残したい。入学させていただいたので。そういった気持ちの方が強かったですね。 

――4年間走ってきて印象に残っていることは?
 印象に残っていること…。やっぱり昨年度の優勝ですね。初めて僕も涙を流して喜んだ優勝だったので。監督の嬉し泣きに貰い泣きしてしまって。そうですね、それに尽きます。

――早稲田で過ごした4年間で、陸上競技への思いやチームに対する思いの変化などはありましたか?
 そうですね…、やっぱり上級生になるにつれて、本当に「結果を残さないといけない」っていう気持ちがすごく強くなりましたね。それは自分のためだけじゃなくて、チームとして自分の役割を果たさなきゃいけないっていう気持ちが大きくなりました。
あとは競技に対する気持ちも、正直競技だけじゃなくて陸上競技を通して人との関わり合いだとか、それ以上に大切なものって言ったらおかしいんですけど、人間として本当に大切なことを学ばせていただいたと思います。

――監督やコーチから学んだことは
 特に監督はすごくポジティブな方で、「よくこれだけポジティブになれるな」と。僕はもう渡辺さん(=康幸駅伝監督、平8人卒)目標みたいな感じですかね。相楽さん(=豊長距離コーチ、平15人卒)も僕が言うのもおかしいんですけど、すごくしっかりされているので、やっぱり監督、コーチから見習うべき姿っていうのはもういっつも感じております。

――三田選手と言えば八木選手(=勇樹、スポ4)と名コンビのような感じがしますが。
 あいつとは何かと意気投合できるっていうか。競技者としてというか人間として合うんじゃないかなって。生きてきた環境も結構似ているんですかね、話とかリズムも合うんで。

――では話を箱根に戻して。やはり目標は優勝ですか?
 はい。もう早稲田大学である以上、目標は優勝です。今そういうチーム状況にもあると思いますので、順調に練習もできていますし、駒澤大学さんと東洋大学さんにぶつかっていきたいと思います。

――出雲、全日本の時とはチームの士気も違っている?
 そうですね、もう不安もなくなりつつ…なくなりつつっていうか、もうほとんどないので、あとは一人一人がしっかり調整をして臨んでいくだけです。優勝を狙える位置に早稲田大学は来たと思います。

――優勝するためにチームがクリアすべき課題は
 やっぱりベストメンバーをそろえるっていうことですかね。今は多少調子が悪い選手だったり調子がいい選手だったりと波がありますけど、でも今は練習を積んでる段階なんで。ここからがまた試合に向けて大事な時期だと思うんで、しっかりと一人一人調整をやってほしいなと思います。

――自分自身の役割は
 あとは監督、コーチの手の届かないところで、どれだけ気を使って声をかけられるかっていうところだと思います。

――三田選手の走りの強みは?
 僕は単独走でも走れるところだなと思います。

――となると適性区間は?
 それはもう監督次第で。僕は監督に行けって言われたところに行きます。

――最後に箱根への意気込みを。
 今年も総合優勝目指して頑張りたいと思います。個人の目標としては、しっかりと自分の力を100パーセント発揮してチームに貢献したいと思います。

(TEXT、PHOTO=矢野真由実)
 


 
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