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 箱根駅伝直前選手インタビュー第10弾は臼田稔宏選手(基理1)です。
名門、佐久長聖高校の駅伝部主将の経歴を持つ臼田選手ですが、大学に入ってからはレースで高校とのレベルの差を見せつけられたそう。
それでも堂々とメンバー入りに名乗りを上げた彼が早稲田で初めて迎える箱根駅伝。厳しい練習をこなす臼田選手の原動力を伺いました。




 
臼田稔宏選手プロフィール
  基幹理工学部1年
 長野・佐久長聖高校出身
 自己記録 5000m:14分13秒26
       10000m:−
ハーフ:65分24秒  

――現在のコンデションは(取材を行ったのは12月17日)
 調子が上がりすぎず、でも悪くもなくという状況で、これから最高の状態に持って行けるっていう感じです。

――上尾ハーフの際には「まずはメンバーに選ばれたい」とおっしゃっていましたが、実際に選ばれた今の心境は?
 ほんとに調子を上げていかないと他の選手もみんな調子が良くて、走れるチャンスがないと思うので、とにかく一番集中して1月2日3日に合わせられればと思います。

――1年次からエントリーされたことはとても大きいことだと思うのですが。
 そうですね、やっぱり選ばれたことで自信になったのもありますし、責任感みたいなものも生まれました。とてもいい経験になっていますし、来年以降にも生きていくと思います。

――学部上、練習との両立が大変だと思います。それでもしっかりとこなせていける原動力には何があるのですか?
 みんなに「きついぞ」って言われながらも自分で選んだ学部なので、そこで走れなかったり弱音を吐いたりすると、それは自分として負けなのかなって思っている部分があって。そういう姿を見せないために頑張ってるっていうのが一つありますね。

――その精神力の強さは佐久長聖時代で培ったもの?
 そうですね。高校時代から、言い訳をしたりだとか弱音を吐いたりだとかそういうのはするなっていう指導をずっと受けていて、それが根付いているのかなとも思います。

――臼田選手の走りの持ち味は
 なんていうのか、わりとチームの順位が悪かったりしても、焦らず冷静に走れるところだと思います。

――それを加味した上で自分が向いていると考える区間は?
 個人的には上り、5区を走りたいんですけど…。そうですね、それを加味した上では復路で差が開いたときに起用されるっていうのがいいのかなと思います。

――箱根で勝つために今、チームに求められていることは
 いわゆるレギュラーと呼ばれているような選手が結構調子いいみたいですけど、16人全員がみんな同じように最高潮にまで持っていくっていうことが今は大切なのかなと思います。

――ご自身の役割は
 1年生なので、チームを引っ張るとかはまだそういう段階じゃないと思うんで、下から刺激を加えるというか、そういう役割を果たせたらなと思います。

――大学1年目をもうすぐ終えられますが、早稲田の強みはどこだと感じましたか?
 土壇場に来てとても調子が上がってきているっていうところと、4年生の気迫が今までと違ってすごくなっているところで、4年生のまとまりが強いのかなって思います。

――箱根での意気込みをお願いします。
 この1年間の努力の成果をしっかり一回のレースにぶつけて、優勝に貢献したいです。

(TEXT、PHOTO=矢野真由実)
 


 
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