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 特集「2度目の春」第1回は、競走部長距離ブロックの山本修平選手(スポ1)です!
今年の箱根駅伝の5区山上りで彼の勇姿を見た人も多いのではないでしょうか?
「ワセダ」、「エンジ」に対する思い、そして競技に対する熱い思いを語っていただきました。





 
山本修平選手プロフィール
スポーツ科学部1年
時習館高・愛知県出身
自己記録 5000m14分09秒01
    10000m28分38秒15

――山本選手は、早稲田への思いが誰よりも強いように感じられます。大学は早稲田でなければ行かないというような思いがあったのですか?
 そうですね、入学前からそう思っていたので。

――どのような理由があってですか?
 偉大な先輩方が早稲田は一番多いかなということと、トップを目指す素晴らしい先輩方や選手がいるというところに憧れて入ってきました。

――入部した時の競走部の印象は?
 三冠されてましたので、非常に注目されていてちょっとプレッシャーがあるかなと思ったのですが、それでもプレッシャーに負けずに2年連続三冠を目指して頑張っていると姿勢を先輩方から感じました。

――現在の競走部の印象は?
 一度負けて、チームとしては、ちょっと落ちている状況ではあったんですが、この前の合宿でもみんな調子が上がってきましたし、またリベンジできるチームになっていくんじゃないかなと思います。

――プレッシャーを感じることはありましたか?
  感じていますね。

――どのような時に感じますか?
 ワセダの代表となると、そこらでの選ばれた選手、代表とは、違うものがありますので、エンジの重みというのを感じました。

――エンジのユニホームを着て走った時の感想は?
 これがワセダかというふうに感じました。経験していくうちに良いプレッシャーに変えてけたかなとは思います。
 

――エンジのユニホームを着る試合は他の試合と違いますか?
 やっぱり違いますね。だからと言って、ほかの大会を抜いて良いとは思っていませんが、それでもエンジのだけは最低でもしっかりと走れなければいけないなという大切さがあると思います。




 

穏やかな口調ながら、競技に対する貪欲さを感じた。

――ご自身の性格をどのように思っていらっしゃいますか?
 負けず嫌いで、結構、素直な方であるとも思います。やっぱり練習とかでもそういった気持ちが出てるかなと思います。

――寮生活はどうですか?
 いろいろ規則もありますし、生活習慣が正されて良い生活だと思います。

――大学の授業との両立はできていらっしゃいますか?
 一年目はちょっとわからないこともありましたので、少し苦労はしましたけれど、高校の時と比べると、そんなに、まだまだ余裕はありましたね。

――好きな授業は?
 英語の授業とか、全体的にコミュニケーションとったりするそういう授業は、好きでしたね。

――お休みの日は何をされていますか?
 あまり出歩かない方なので、基本的には、テレビ見たり、寝たりとかリフレッシュしてます。時々、友達に会いに行くとか、そういった気分転換をしてます。

――音楽がお好きという話を聞いたことがあるのですがどのような曲がお好きですか?
 バラード系とか、ちょっといい記録を出したときに聴いていた曲とか好印象な曲をよく聴いていますね。

――アーティストやジャンルを詳しく教えていただきたいのですが
 最近は、K-POPが好きです。でも、基本的には、全体的にいいなと思った曲を聴いています。特に偏りがあるわけじゃないですね。


――入学当初と比べて成長した点や変化した点はありますか?
 まだまだ入学当初は未熟な点があったんですけど、やっぱり気持ちの面で、メンタル面でかなり強くなったかなと思います。

――昨シーズンはどうでしたか?
 個人としては、そんなによくなかったと思うんですけど、全体的に手ごたえはつかめたかなと思います。

――三大駅伝すべてを走った感想をお願いします。
やっぱり、一つも獲れなかったというのは大きな反省すべき点だと思うんですけど、今回は、基本的に下級生中心のチームっていう形になっていて、そういった意味では、来年度、再来年度に大きく繋がるんではないかと思いましたね。

――特に箱根駅伝は周囲からも評価されたのではないでしょうか?
 うーん。チームの状況を考えれば、全体的に良くなかったところがありますので、自分が5区で少し支えになったという評価は得たんですけど、やっぱり、そんなに良い結果だったとは、自分では思ってないですね。

――まだまだ上を目指したいということですか?
 そうですね。まだまだ上を目指さないといけないなというのはあります。

――2月5日の香川丸亀国際ハーフマラソンでは、自己新記録という好走でした。
前のタイムがあんまりよくなかったので、もう少し上を狙えたかなと思います。

――2012年になってからとても調子が良いように感じられますが、ご自身ではどのように感じておられますか?
 今のところ、順調に上がってきてるかなというふうに思います。

――練習が積めているということでしょうか?
 はい、練習はしっかり積めていると思います。

――アピールポイントを教えてください。
誰よりもスピードがあるとか、スタミナがあるというわけではないと思いますので、やっぱり粘り強さですかね。

――今年は、ロンドンオリンピックが開催されますが、出場したいという思いは?
 現実的には、ちょっと出場は厳しいかなと思いますけど。でも、今、現時点でもオリンピック目指している選手は何人もいますので自分が諦めていたら差が出てしまうのかなと思いますので、自分も狙うのは自由だと思いますので狙っていきたいと思います。

――先輩という立場になりますが、これからどのようにしていきたいですか?
 先輩になったらちょっと注目されるということもでてくるかと思いますので、ちゃんと引っ張れるような立場にならないといけないなという思いはあります。

――来シーズンの目標は?
三大駅伝やインカレに合わせていくというのはもちろんのことなんですけど、昨年度タイムを出せていなかったのでしっかりとタイムを出さないといけないなというふうには感じています。10000mでは、28分20秒台、5000mでは13分40秒台くらいのタイムを出していきたいなというふうに考えています。

――そのためにどのような努力をなされていますか?
簡単に出るタイムではないと思いますので、プラスアルファに何か、生活面であったり、筋トレや補強であったりで補えるところで毎日何かやっていきたいなと思います。

――目標達成に向けて意気込みをお願いします。
 今、結構調子が上がってきているんですけど、一つ一つの大会をしっかり大切にしていきたいなと思います。記録をしっかり出していって、最後、重要な大会や駅伝で結果を残していきたいと思います。

――次の出場予定はいつでしょうか?
 たぶん六大学対校戦だと思います。さっそくシーズンの一戦目にエンジを着ることになると思うんですけど、しっかり調整して走れるようにしていきたいです。

――ファンへ一言お願いします。
三大駅伝で一つも獲れなかったというのは、自分としても、チームとしても申し訳なかったなという思いがありますので、三つ全部とは、言えないですけど一つでも確実に獲りたいなと思いますね。

 憧れの早稲田大学競走部に入部し、エンジの重みを感じたという昨シーズンを終え、徐々に調子が上がってきているという山本選手。4月から始まる新シーズン、自己記録の更新と駅伝での頂点を目指し、エンジを着て活躍する山本選手に期待が高まる。

関連URL
早稲田大学競走部ホームページ

 

(TEXT=猪野史夏、PHOTO=関谷公子)

 

 


 
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