2012早慶サッカー定期戦直前特別対談第3弾はDF対談、そして主将副将対談です!
主将、副将という立場だからこそお互いに感じる思いや、最後の早慶戦にかける熱い思いをお聞きしました。
――主将副将対談ということで、畑尾さんは主将はいかがですか?
畑尾大翔選手(以下:畑尾):今まで所属したチームでもキャプテンをやってきましたけど、その中でも早稲田のエンジのユニフォーム着て、キャプテンマーク巻かせてもらえるってことは本当に重圧とか、責任感とかすごく感じますけど、でも今までのチームメイトで一番協力してくれる仲間が周りにいるんでそういう意味では苦労はしてないです。
――では菅井さんは副将はいかがですか
菅井順平選手(以下:菅井):自分もずっとキャプテンをやってきたりしていて、特に副将だからどうって自分では思ってないんですけど、やっぱり主将のサポートであったり、色んなところに適宜言ったり、視野を広く持って接していければなあという感じではやっています。
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畑尾大翔選手 プロフィール
スポーツ科学部 4年
FC東京U-18 出身
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――菅井さんから見て畑尾さんはどんなキャプテンですか?
菅井:「ザ・キャプテン」という、もうまさにキャプテンシーに満ち溢れてるキャプテンです。自分も高校でキャプテンやってて大翔君もキャプテンやってて。大翔君は先頭に立ってくれるというか、背中で示したりとか、本当に引っ張っていくことに長けてるキャプテンって感じます。本当に自分でもついて行こうと思えるようなそれぐらいのキャプテンシーを持った、「ザ・キャプテン」って感じです。
――すごくほめられていますが…
畑尾:めちゃめちゃ恥ずかしいです(笑)
――では畑尾さんから見た菅井さんはどうですか?
畑尾:今まで順平はユースの時とかキャプテンやってたっていうこともあると思うんですけど、キャプテンの大変さみたいなのを多分一番分かってくれてると思いますし、さっき今までで一番仲間が協力してくれるっていうことを言ったと思うんですけど、その中でも本当に順平は自分のサポートをしてくれますし。自分の考えとかっていうことを、まずは4年生に落とし込まないといけないんですけど、4年生と自分の間に入ってしっかり俺の意見を落とし込んでくれるんで、本当に頼りになる存在ではありますね。
菅井:頼りになってるか分かんないですけど、まあ(笑)
――お互いどんな性格だと思いますか?
菅井:(畑尾選手は)まあ体はでかいけど細かいです(笑)字も小さいし。几帳面だし、しっかりしてますね。しっかりしてて、自分の意見を貫き通す。
畑尾:良いとこでもあるし悪いとこでもあるなっていう自分で思ってるんですけど、俺ががちがちに、昭和な考えじゃないですけどきっちりやっていくタイプなんで、(菅井選手は)それとは違って、チームの雰囲気というところでは、自分がきっちりやっていく分順平が和ませてくれたりとかもしますし。それは私生活の方でも(笑)
菅井:私生活のほうでは面白くない(笑)
畑尾:そんなことはない(笑)
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菅井順平選手 プロフィール
スポーツ科学部 4年
浦和レッズユース 出身
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――4年生はどんな学年だと思いますか?
畑尾:仲の良い学年と、1年の頃から言われていて、先輩方からお前ら気持ち悪いって言われて(笑)それぐらい自分たちでも仲良いって思いますけど、その仲の良さがピッチ外ではすごく良いと思うんですが、やっぱりピッチに入ったら馴れ合いになってはいけないっていうことをシーズン前からスタッフの方からも言われましたし、自分達でも厳しく追求していこうってことは言ってやってるんで、ピッチの中では結構言い合ってはいますね。
――サッカーやっていない時でもずっと一緒にいる?
畑尾・菅井:そうですね(笑)
菅井:いやもうずーっと私生活でも。本当に誰とでも仲良いんでみんな。でも最近ちょっと彼女出来始めて、ちょいちょい個人プレーに走り始めて(笑)
「東伏見が全てだ」
――アミノバイタルカップ優勝しましたが
畑尾:はっきり言って早稲田に入部した時は絶対4年間じゃタイトル取れないと思いましたし(笑)ユースの時とのギャップっていうのもありましたし。
――ギャップというのは
畑尾:いやらしい話ユースの時は強かったんで試合してても負ける気しなかったですし、タイトルも取ってきたんで、チームの雰囲気だったりっていうところでは、うーんちょっとなっていうところもあった中で、2年目から古賀さん(古賀聡監督=平4教卒)も来てくれて。本当に今自分達がタイトル取れたのも古賀さんであったりとか、岡根さん(岡根直哉=平22スポ卒)達の代であったり、真君(山中真=平23スポ卒)とか柿君(柿沼貴宏=平23教卒)の代のおかげでしかないと思うんで、俺は自分達で掴み取ったというよりは先輩とか監督のおかげていう気持ちの方が強いです。
――タイトル取れたことにびっくりしてる?
畑尾:そうですね素直に嬉しいですけど、アミノバイタルカップなんで。取らなきゃいけないタイトルっていうのはまだまだありますし。
――試合が続く過密日程でしたが
畑尾:その方が強いよね。
菅井:確かに(笑)体力面では自信はあるんでみんな。それだけの厳しいトレーニングを積み上げてきたんで、逆にそこでは他の大学と差がつけられるかなっていう風に思います。まあ俺は出てないからあんま言えないすけど(笑)(※教育実習のため欠場)
畑尾:そっか!(笑)出てたかと思った。
菅井:でもtwitterでは見てて、決勝とかは準決勝は観に行ったんですけど、ピッチにいる間は感じられないスタンドで応援してる部員の熱とかそういうのも感じられて、本当にチーム一丸となって勝ち取れた優勝なのかなって感じます。
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「ザ・キャプテン」の畑尾選手と、ムードメーカーの菅井選手。
とても良いコンビですね!
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――外から見ていてチームについて気づくことは?
菅井:今までやってきたことをピッチで表現してくれましたし、自分が抜けてたところを代わったりとか、トミー(富山貴光選手:スポ4)が怪我したところを代わりに出た選手が、下級生ですけど活躍してくれたってのは嬉しかったですし、それは早稲田の強みでもあると思うのでチームとして自信に出来た部分かなと思います。
――選手層が厚いということ?
畑尾:厚いとは言い切れないんですけど、普段東伏見で試合に出れないサブの選手とかも普段頑張ってるからこそ急にポンって出ても、結果が残せると思いますし、「東伏見が全てだ」ってことは毎回言ってますね。
――優勝して何か変わりましたか?
畑尾:疲労が…(笑)
菅井:その次の試合(リーグ戦)で明治に負けてしまって、一つ、ターニングポイントじゃないですけど改めて。別にないがしろにしてたわけじゃないですけど結果的にそういう風な状況もなってしまったことを、スタッフからも厳しく言われましたし、改めて自分達もまだまだだっていうことを思い知らされたというか、そういう意味で変化はありました。
畑尾:敗因は色々あります正直。自分達は関東の1位を狙ってる段階で、明治はあの時は負けが続いてましたし危機的状況で。その危機的状況を打開するエネルギーと、自分達が関東1位を目指す、日本一を目指すエネルギーで、完全に向こうに上回られてしまったのかなと思います。
誰が出ても早稲田の強みを表現出来る
――リーグ戦をふりかえって
畑尾:チームとしては去年一昨年、勝ちきれるゲームを引き分けにされたりだとか、引き分けに持ち込めるゲームを負けたりっていうのが多かったんですけど、今年は後半の最後の粘りが出て1点取れる、勝ち越せる。やっぱり追いつけるってところが今までよりは自分達は成長したかなと思います。けどでもまだまだ勝負強さっていうところではまだまだ磨きをかけていかなきゃといけないですし、後は自分が守備者なので、失点の数っていうのは本当に減らしていかないとリーグ優勝ないのかなと思うんで、そこは今の課題です。
――畑尾さんは3試合欠場されましたが
畑尾:あの時出てたのはシンノ(田中進之介:スポ2)だったりしますけど、シンノにしても、政幸(奥山:スポ1)にしても普段から東伏見では日々本当に頑張ってる姿を見てたんで自分は何も心配していなかったですし、誰が出ても同じように早稲田の強みを表現出来るっていうのは思ってるんでそういう点においてはよかったかなって思います。
――普段からの意識が大事ですか?
畑尾:練習で監督にも「ピッチに立つ」っていうところを目標にチームの中で競争しあっているので、普段からそういうリアリティというか、緊張感を持ってやってます。
――菅井さんはいかがですか?
菅井:率直な感想としては、大翔君が言ったように悪くはないのかなっていう風に感じています。自分達の上に1位2位がいるわけで、早稲田でやっている以上1位以外は評価されないので、そういった意味で後期が勝負だと思いますし、後期で首位で終わらなきゃ意味がないのでもっともっとやっていかなきゃいけないかなと感じています。
――ご自身のプレーは?
菅井:サイドバックやセンターバックやったりしましたけど、合うかどうかはあると思いますが、サイドバックで結果が出てなくて、アシストが出来てないので、まだまだですね。
――3位という順位は?
畑尾:まあやっぱり厳しいです。まずは前期1位で折り返すということを直近の目標としてやってたんで、それを達成出来なかったんで。さっきも順平が言ってましたけどまだまだ自分達はやっていけるんで、もっともっと練習していかなきゃいけないなって思います。
――今季連敗無しですが
菅井:去年と比較してそういうところを自分達も強く意識してましたし、後はやっぱり負けた後の週とかは特に自分達ディフェンスの中でも危機感を強く促した部分があったので。
間違いなく優勝するチームは連敗しないですし、結果的にはよかったのかもしれないですけどでもまだまだ。連敗しないのが当たり前ぐらいにしていかないといけないと思います。
畑尾:うーん…連敗してないことを初めて知ったんですけど(笑)確かにしてないです。4年目のシーズン、キャプテンということもありますけど、今まで試合に結構出させてもらっていたのでそういう意味で今まで経験してきたことを今のチームに自分は還元しなきゃいけないと思っているので、さっきも言いましたけど負けゲームを引き分けにできたり引き分けのゲームを勝ちにできたりっていうところであったりとか、後は去年は1点を取れる取られるのところで涙したんで、オフシーズンの時から練習の時からずっと1点にはこだわっているとみんな言っています。去年、一昨年の反省点をうまく活かせてそれが結果に出てるのかなっていう風に思います。
――昨年は何が足りなかった?
畑尾:足りなかったもの…去年1年間見て前期は1位で折り返したわけなんですけど後期に失速して、夏の時期これから迎えますけど、それは去年の反省点というところで、夏の時期でもう一個ステップアップして、パワーアップしてチームとしても個人としてもやっていかないと。早稲田は毎年前期はオフシーズンで厳しいトレーニングしてくるんで完成度高くて。他の大学はまだまだ完成してなくてっていう中で前期は結果が出ますけど後期になったらやっぱり他の大学もチームとして出来上がってきますし、戦い方っていうのを確立してくる中で、早稲田が前期の完成度からもう一個上の完成度に、完璧にやっていかなければ、後期の結果はついてこないと思います。去年はここで上手くトレーニングできなかったかなと思います。
菅井:一概に何がっていうのはちょっと言いづらいんですけどやっぱり全て、一つ一つがちょっとずつ足りなかったのかなって思います。サッカーの技術の差かなって感じるとこはありました。
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菅井さんに「唯一無二の存在」と言われ照れる畑尾さん
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――主にどこに重点をおいてトレーニングしましたか?
畑尾:監督のほうからオフシーズンの合宿の時に「打破」っていうキーワードを出していただいて。それは精神的限界、走りとかゲーム中もそうですけど、「きついな」って精神的に思い始めてからその3割先に肉体の限界があるってことを言われて、合宿の時とか自分の殻を1個破ってまた走って、レベルアップしていこうって感じでした。そこはすごい今でもまだみんな口々に言ってます。
――菅井さんはいかがですか?
菅井:古賀さんが3年目ということで要求されていることは変わらなくて、やっぱり一昨年があるから去年があって去年があるから今年があるって、本当に積み上げてきたものがあるんで、新しいことに取り組むっていうよりは、早稲田の強みとか早稲田のサッカーの質を上げていく、更に伸ばしていくというところですかね。
――3年目ということで信頼関係は強くなった?
畑尾:間違いなくそれは思いますね。1年目は、1年目なんでそれは仕方ないことだと思うんですけど、選手と色々コミュニケーション取らなきゃいけないことが多かったりして、2年目は少しずつ結果は出てきてるっていうところです。みんな、自分もそうですけど本当に古賀さんに対して信頼してますし、本当に今4年になってチームのことを考えたりとか自分個人としてもそうですけど、一人の人間としても学ぶべき点が多いんで、人間の模範というか、「師」って感じです(笑)
――古賀監督ってどんな方ですか?
畑尾:俺より真面目だし、几帳面だし(笑)
菅井:根は優しいというか(笑)別に俺らの前ではそういう感じは出さないですけど、でも子供の前とかだったりしたらねえっていう(笑)あと、曲がったことが大嫌いだと思います。
ただの1試合じゃなかったなって
――早慶戦について。最後の早慶戦ですが、入学してからまだ早慶サッカー定期戦で勝ったことがありません
畑尾:早慶戦史上初の3連敗ということで、あの3試合で出た現役部員は俺だけなんで、本当にOBの皆様には本当に申し訳ないことをしたと思ってます。けどその分今年1年にかける思いっていうのは誰よりも強いと思いますし、今年は何が何でも勝ってやるったいう気持ちが強いですね。
菅井:早稲田の歴史から見ると3連敗なんだと思いますし、でも色んなインタビューで言うんですけど、過去の歴史から見たら恥ずかしい話ですけど、間違いなく慶應はうちと同じ、とかそれ以上のものを持っている部分もあると思うんで、そこは相手をリスペクトする気持ちが大切ですし、今まで慶應が早稲田にハングリーできた気持ちっていうのを、早稲田が今年はそれ以上に上回らなきゃいけないし、今年は上回れると思ってるんで、相手をリスペクトしつつ相手を上回る強い気持ちで今年は望まなきゃいけないと思ってます。
――学生生活振り返って
畑尾:学生生活…4年間、普通に学生っぽいことはしてないですけど。
――サッカー一筋でしたか?
畑尾:そうですね。教職取って大変だったことくらい(笑)
菅井:あっという間だったかなーっていうのはあります。自分は学生らしいことはしてきたかなーって思ってますけど(笑)毎週の夜、飲み会とか。
畑尾:すごいと思いますよ、俺はそういうの出来ない人間なんで。そういうつまんない人間なんで。ですし、そういう体力がないんで本当にすごいと思います。そういうところではタフです(笑)
――今年慶應にはリーグ戦で勝利していますが
畑尾:慶応戦自分はベンチだったんですけど正直、出られなかったですけど、慶應に公式戦で勝ったのが始めてだったんで、拓(石川:スポ3)が点取ってもう終わる笛が鳴るくらいまでに涙こらえるのが大変でしたね。
菅井:リーグ戦の慶應戦ということで、リーグの1試合の重みは変わらないという気持ちで試合に臨んでましたけど、やっぱり劇的な勝ち方をして、終わった瞬間の喜び。自分の中での喜び具合とか考えたときに、ただの1試合じゃなかったなっていう風に感じて。慶應相手に勝つってこんな気持ちだとか感じましたし、やっぱり意識せずにはいられない相手なのかなーって言う風には改めて感じましたね。
――同じ慶應と戦うにしても定期戦はリーグ戦と違いますか?
畑尾:全然違いますね。まず、やっぱり国立でやるっていうところもそうですし、お客さんの数だったり、普段無い(応援部の)金管の音だったりとか、そういう意味でも違います。でもそれ以上に、その1戦でその1年の結果が決まるわけじゃないですか。今年度の結果はその90分だけ。リーグ戦とかは今年度の結果といったら22試合分ありますけど、定期戦はその1試合だけなんで、その1試合にかかる重圧とか、やらなければならないっていう責任もそうですけど、そういうとこが公式戦にはない1試合の緊張感だって思います。
菅井:早慶戦は互いに戦うんですけど、その1試合を裏も含めて早慶で協力してその舞台を作り上げるというか、その1試合に、僕らは試合に出てピッチで戦うんですけど、そのピッチ外、ベンチ外の選手が試合見れない中裏方で仕事をしてくれてその1試合を観に来てくれるお客さんのために作り上げる舞台。本当に早慶協力してというのがすごく強い大会なんで伝統ある素晴らしい大会なのかなって思ってます。
――お二人にとって早慶戦とは?
畑尾:間違いなくプライドを懸けた戦いっていう風になるのかなって思いますけど、今はすごい楽しみでもあるというか。今まではリーグ戦とかで戦っても慶應は強かったですし、ちょっとなんていうか、定期戦今年は何点で抑えられるかな(笑)とかって言う風に、意識を持ってたっていうのはありますけど。今年はもう勝てるっていう思いが強いんでそういう意味ではほんと楽しみです。
菅井:早慶戦がどのようなものかって聞かれたときにはプライドを懸けた戦いというか、それ以外にはないと思うんですけど、でも今毎年この大会がすごく楽しみっていう気持ちは強いですしそういう中で変な話その1試合でも出たいって思ってる選手が多くいます。すごく楽しみですし、いざ試合当日になったりしたら緊張したりして、プライドをかも懸けた戦いになると思います。
――今の早稲田の強みは?
畑尾:今の早稲田の強みは、選手、学生スタッフ全員が自分の利益よりチームの組織の利益を最優先にしてそれを行動に移せるっていうことですかね。本当に今順平君が話したけど特に早慶戦であったりとか、本来であればやりたくない仕事をやらなきゃいけない選手がいたり試合を見たくても見れない選手がいて自分の役割がある中で、自分の役割をしっかりと全うできますし、それも受身じゃなくて自分ら進んで能動的に仕事に対して取り組んでる選手が本当に多いと思います。それは今ピッチ外の話しましたけどピッチ内でもピッチ外でも両方出来てると思うんで、それはチームが強いって言っていいと思います。
菅井:自分もその通りで多分、本当に今部員誰に聞いてもそう答えると思いますし、それは今のチームのために何をすべきかっていうのが考えられるし、そのために動けるということが今の早稲田の強みに感じますし。古賀さんが早稲田に来てそういった気持ちを忘れてた僕らにそういう気持ちを植え付けて、それでようやく3年目今みんなが部員が体現できたりしてきた部分だと思うので、そこはほんと古賀さんがもたらしてくれたというか、そういった意味でもそこは早稲田の伝統でもありますけど、新たな強みでもあるかなーって思います。
――では主将副将として一言でお互いはどんな存在ですか?
畑尾:それはまあ…芸人?(笑)色んな取材で聞かれるんですけど、頼りになる存在ってなんかつまんないじゃないですか、いつも考えるんだけどな浮かばないんだよな結局…
菅井:じゃあ僕からいいですか!僕はもう唯一無二の存在だと思ってます。本当にこの彼こそがキャプテンだし、この彼こそが早稲田の主将だと思いますし、彼でないと務まらないと思うんで、本当によく気くばれるし、ピッチ外でも動いてくれるんで彼にしか務まらないというか、彼あっての今の早稲田だと思います。
畑尾:そんなこと言われたらなんも言えないよ(笑)かちこちな人間なんで、かちこちな人間の発言はかちこちなんで、それを本当に柔らかくしてくれるっていうか、それでその柔らかく仕方も自分にはないものを持ってるんで、俺もそういうこと言えたらいいなーっていう風には思います。
――お二人の組み合わせが良いということですね。
畑尾:それはむっちゃ思います。
菅井:絶対俺が上に立っても駄目だったし、大翔君が上にいて俺が下にいることがいいって昔から思ってて。自分ではそう思ってます。
畑尾:多分それは俺が頑固なせいです(笑)
――注目して欲しいところはどこですか?
畑尾:ピッチ内のことに関しては本当に今年はピッチに立ってる選手スタメンもそうですけど、ベンチとかも含めて全員が試合を戦い続けることが出来ますし、見てる人に何か感動を与えられるんじゃないかなって思ってます。ピッチ外のところに関しては本当に来てくださったお客様をもてなす心っていうのは早稲田の選手、スタッフ全員持っていることなんで、そういう接客態度っていうんですか、そういうところは是非期待していただければと思います。
菅井:今言ったようにみんな早稲田の勝利のためにプレー出来ますし、戦う姿勢、1勝にかける思いっていうのを見てくれればいいかなと思います。後は主将のゴールですね、主将のシュートに注目してください!
畑尾:(笑)是非取りたい本当に!
――最後に意気込み、ファンの方にメッセージをお願いします!
畑尾:本当に今までで270分間試合に出て、負け続けた人間は自分一人なんで、本当にこの90分にかける思いっていうのは強いですし、死ぬ気で勝ちに行こうと思います。
早稲田の選手が闘う姿っていうのを見に来て応援してくださったら嬉しいです。
菅井:今年は本当に勝つしかないと思ってるんで、負けも引き分けも許されないし、本当に勝つしかないんで、そのためにゲーム出来る選手は死ぬ気でやりますし、本当に早慶で最高の舞台を作り上げるんで是非、絶対に国立に足を運んでください。
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「慶應と闘う」ということに対する並々ならぬ思いが伝わってきました。
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お二人の対談を聞いていると、本当にぴったりとはまった主将副将コンビであると感じました。
頑固で真っ直ぐな畑尾さんと、柔らかくムードメーカーである菅井さん。
お互いに無いところを補い合い、尊敬し合うお二人は本当に素敵でした。
チームを引っ張る立場として迎える最後の早慶戦、悔いなく早稲田の勝利を決めてほしいです!
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