WasedaWillWin.com
 

 




 
柳利幸選手プロフィール
  教育学部1年
 埼玉・早大本庄高校出身
 自己記録 5000m:14分12秒67
       10000m:29分11秒8
ハーフ:64分38秒  

――現在の調子は(取材を行ったのは12月25日)
 授業期間中は授業の関係で、皆と一緒に練習できない時も多くて調子は若干落ち気味だったんですけど、休みの期間に入ってからは休養も取れて、調子も上がってきています。今日のポイント練習でも、自分の中では良い感覚の走りができたという実感がありました。まだこれから残りわずかな期間で調子が上がってくるのかなと思っています。

――チームと別に練習していた時は、どのようにモチベーションを維持してきたのですか?
 理工学部の臼田さん(臼田稔宏、基理2)とは夜一緒に練習をしていたんですけど、臼田さんは去年1人で練習をやられていたというのを聞いて。自分は臼田さんと2人で出来ているので、去年の臼田さんよりも良い状態や環境で練習できているのかなと感じたので、それをモチベーションにしていました。あとは練習に行く前に、寮の人たちから「頑張れよ」って言ってもらえるので、それもすごくモチベーションになりました。  

――陸上をはじめてからもうすぐ2年が経ちます。この1年で、競技に対する取り組み方や意識の変化はありましたか?
 高校の時は、練習も少ない方で、朝練もなかったんですけど、早稲田に入部してからは練習に対してもすごい真剣に取り組むことができていますし、質や量もすごく増えたんで、そこはすごく自分でプラスになっています。

――高校時代、サッカー部から陸上部に転向したのは何故ですか?
 サッカーは幼稚園からやっていました。中学までは成績を残せていたんですけど、高校に上がってからはフィジカル面や技術的な面で伸び悩んで、練習をただ消化しているだけといった感じになっていました。その時に自分が何をしたいのかをもう一度考え直そうと思って、高校2年生の冬休み前にサッカー部を辞めて、冬休みの1か月間、自分が何をやりたいのかを考えていた時に、当時の陸上部の長距離の子から、「陸上やってみないか?」という勧誘を受けて。昔から持久力には自信があったので、試しにやってみようと思って、年明けから始めたのが、陸上を始めたきっかけです。 

――キャリアが浅いにも関わらず、早稲田入学後も高いレベルで安定して走れているのは何故だと思いますか?
 自分でもまだ分かっていないんですけど、やっぱり周りの友達とか先輩方からの応援とかがあるおかげできつい練習でも最後までついていけるというのがあります。

――箱根に出走すれば、早大本庄高校卒業生初となります。友達からの期待も大きいのでは?
 そうですね。この前、地元の友達と本庄の友達から寄せ書きとプレゼントをもらって。いきなりサプライズで渡されたので、自分応援されているんだなとすごく感じました。

――柳選手にとって箱根駅伝は、どのような位置づけですか?
 正直、サッカーをやっていた時にはほとんど興味がなかったですし、一昨年早稲田が駅伝3冠をした時も、まさか自分がそこに行くとは想像していませんでした。それでも、陸上を始めてからはそこをすごく目標にしている面もあったし、今はエントリーもしていただいているので、自分の今までやってきたことを試せるすごく良い機会なのかなと思います。

――陸上選手としての最終目標は
 4年間を通して、目標としている大迫さん(大迫傑、スポ3)みたいな強い選手になりたいなと思います。できれば大迫さんの自己ベストに少しでも近づけたらなと思います。

――ご自身の走りの持ち味はどこですか?
 渡辺さん(渡辺康幸駅伝監督、平8人卒)も仰っているように、粘り強さは自分のウリにしていて、自信を持っています。それと、渡辺さんからは集団じゃないと走れないと思われているかもしれないですけど、個人的には1人で自分のペースで走った方が走りやすいかなとも思っています。

――箱根への意気込みをお願いします。
 チームとしては、3大駅伝で1つでも優勝することを目標にしてきました。箱根で勝って、4年生の先輩方に笑って卒業してほしいですし、渡辺さんを胴上げしたいです。個人としては区間上位で襷を繋ぎたいですね。1月4日が僕の陸上を始めた日なので、その2周年というのを自分で気持ち良くスタートしたいなというのがあるので、それをしっかり達成できるように、全力で臨みたいと思います。

 

(TEXT、PHOTO=矢野真由実)

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる