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2013/06/29 [ア式蹴球部]

試合を終えて―
第64回早慶サッカー定期戦選手インタビュー  


 
中田航平主将(スポ4)

――初の早慶戦はいかがでしたか
 初の早慶戦というよりもキャプテンで出る早慶戦というほうが大きくて、すごく期待がある分プレッシャーというのがあったので、そういった意味ではとにかく勝ててよかったっていう安心の気持ちが大きいです。

――国立の舞台は違うと試合前のインタビューでおっしゃられていましたが、実際は
 そうですね、でも一度経験したっていうこともあってそこまで緊張といいますか、ピッチに立ったら大丈夫だったんですけど、本当に1万人を超える観衆が来てくれているという雰囲気の中で少し今まで戦ってきた国立の試合で自分の中ですごく印象に残るものになったなと思います。

――試合開始直後両校とも落ち着かないボール運びでしたが、緊張感があったのですか
 早稲田としては練習中から監督から言われてたんですけど「落ち着かないゲームという攻守が入れ替わることはすごくいいことだ」ということで、逆に慶応としてはゲームを落ち着かせたかったり、ポゼッションしたかったと思うんで早稲田はそれをさせないために前からプレッシャーをかけて、相手は前に蹴ってきて強めに前へ前へということでそれで落ち着かないゲームになったと思うんですけどそれは早稲田としては良い入りをしたなと思います。

――そこで榎本選手のシュートがありました。流れが変わったのでは
  みんなで前へアクションをかけたり、ボールを持った時に見逃さないというのを常日頃からやってきたのでトレーニングの成果が出て、それが時間的にもすごいいい時間に得点できたのでいい流れに持って行けたかなと思います ―中田主将も攻守の切り替えのところで活躍をされていましたが意識されていましたか チームとしてはハードワーク、常に動き回ることをコンセプトとしてやっているのでボランチであろうが、他のポジションであろうがやっぱり全員がハードワークしているので。ただその中でも3−0で追われたんですけど自分としてもまだまだ課題が見えたかなと思います。

――3−0という圧勝かなとも思える試合の課題とは
 快勝できたかなと思うし、早稲田の強さが出た試合だったなと思うんですけど、もっと決めれるところは決めれたし、ピンチがなかったわけじゃないのでほんとに日本のトップレベルと対峙して勝つためにはもっと攻守ともにレベルアップしていかなきゃいけないと思うので。ただ、慶応には勝つことが大前提だったので本当に勝ててよかったです。

――「早稲田らしさ」というのは出せましたか
 そうですね。ほんとに攻撃パターンを見ても分かる通り、守備から攻撃に速く切り替えてそれから得点に結びついたので「早稲田らしさ」の象徴だったんじゃないかなと思います。

――ご自身のプレーで印象に残ったところはありますか
 前半の守備のところでFWがプレスかけて、池西が僕の右にいたんですけど、プレッシャーかけて相手のCB4番が前への縦パスを狙いに来たところで自分がそこを察知して消しに行き、10番の武藤選手のところへ通るところをカットしたシーンが早稲田の象徴というか、自分もそういうプレーをしたいと思ってやっていたので「早稲田らしい」守備が出来たなと思います。でも多くのところでそういうプレーを残したかったのでこれからです。

――今回国立では最後となりますが、早稲田の勝利で締めくくれたのは大きいのでは
 2年前に史上初の3連敗を喫して、昨年それを阻止することが出来たんですけど、その最後の国立というのもありますし、やっぱり早稲田が早慶戦では勝つということを常に自分たちは目指して、永続的に頂点に立ち続けるっていうことがチームコンセプトにもありますので、最後の国立ということもありますが2連覇できたのがすごくよかったです。これから後輩たちが3連覇、4連覇と続けてほしいなと思います。

――今後も秋から試合が始まりますが、「Waseda the 1st」を掲げていきますか
 目の前の戦いを試合でも練習でもすべて同じなので相手には常に勝っていきたいと思います。自分たちの次の目標である総理大臣杯や関東リーグだったり、インカレがまだ3つタイトルが残っているのでそこで頂点に立って早稲田が大学サッカー界を牽引していく存在となれるようにこれからもやっていきたいと思います。

――最後に今後の個人としての目標をお願いします
 個人としてはあんまり自分のプレーがどうこうというのはなくて、自分が出ても出なくてもチームが頂点に立ち続ければいいと思っているので、そのために自分がチームをまとめたりしていくことが求められていると思うので早稲田が日本のトップにいれるように頑張りたいと思います。


 
三竿雄斗副将(スポ4)

――今日の試合を振り返って
 たくさんのお客さんが来ている中でまずはチームとしてしっかり3−0という結果を残せましたし、相手を圧倒できたと思うので素直にうれしいです。

――1週間前まで怪我をされていたようですが
 2週間何にもしていなくて、今週の火曜日から動き始めてピッチを上げたんですけど、早慶戦に出たいという気持ちがあったんで本当に間に合ってよかったなと。少しの時間でしたけど出られてよかったです。

――早慶戦は他の試合とは違いますか
 そうですね、早稲田に入ったからこそ味わえる試合の雰囲気というか、体験できる試合なんで最後の学年でしたし、出られてよかったです。

――三竿選手は湘南ベルマーレと早稲田の兼ね合いというのも日頃から大変だと思いますが
 いろいろ問題もあって難しいですけど、そこをやっていかないと自分としても成長できないと思っているので頑張っていきたいと思います。

――具体的に難しいところというのは
 やっぱり最終学年ですし、自分としてもこっち(早稲田)にすべてをかけたいという気持ちもありますけど、湘南の特別指定選手ということでプロに一歩足を踏み入れた感じなんでそことの兼ね合いが難しいです。

――それを踏まえて見てきて早稲田の強みというのは今日のサッカーに現れていましたか
 そうですね、相手よりハードワークして運動量であったり、切り替えの部分で勝って、相手は回してきれいにやろうとしますけど、うちは相手より速く行くってことで、そういうベクトルっていうのが相手を上回って圧勝できたのかなと思います。

――これから秋に向けて時間が空きますが、どのように過ごしていきますか
 そうですね、でも1か月後には試合が控えてるんで、この1か月でもう1度自分たちで鍛えあげてもう一ランク、二ランク上のレベルになれるようにやっていきたいと思います。

――チームとしての目標と個人としての目標をお願いします
まずは次の総理杯優勝と関東リーグ優勝と、もちろん正月のインカレ優勝を目指してやっていきたいですし、個人としてはまずは来週からJリーグが再開するので湘南でもレギュラー取って、また後期リーグでアシストとゴールをたくさん取れるようにやっていきたいと思います。


関連URL
早稲田大学ア式蹴球部 公式サイト

 


 
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