第5弾は近藤洋史主将×松澤香輝副将対談です! ア式蹴球部、そして最後の早慶戦に対する想いとは。 そこにはア式を引っ張るお二人ならではの答えがありました。
――前期リーグ戦を振り返っていただけますか
近藤洋史主将(以下近藤):今3位ですけど、理想はやはり首位で折り返すことですよね。
松澤香輝副将(以下松澤):勝ち切れなかった試合が多かったと感じています。引き分けで終わってしまった試合、勝ちにもっていけなかった試合が多かったです。もちろん勝った試合もあるので今3位という順位にいるのかもしれませんが、もしもっと勝てていたら首位に立っていたかもしれませんし。やはり前期を振り返ってみると、もったいない試合が多かったですね。
――勝てない試合が多かったということですが、現在のチームの一番の課題はなんですか
近藤:攻撃ですね!攻撃だと思います。ゴールまでいけないというか、それぞれのプレーの質が伴っていなくて点が奪えないことが多々あります。ゴールに対して脅威となる攻撃ができないというのが今の課題だと思います。
――チームの雰囲気はどうですか
近藤:オフシーズンの時は開幕に向けて厳しい環境を作ってきましたけど…
松澤:自分たちではどんな雰囲気かというのはあまり意識しないので、よく分からないですね。でも試合ごとに変わるのかなとは思います。
――主将・副将を務める中での苦労はなんですか
近藤:全体を見ないといけないことですね。選手たちのことにはじまり、本当にいろんなことに気を配らないといけないというのは少し大変ですね。
松澤:これまでの副将像というのが、プレーでチームを引っ張ったり、背中で示したり、そういった副将が多かったので、僕もこのような副将にならないといけないというのは常に感じています。僕は洋史とは対照的で、チームのことを色々考えているというよりむしろ自分のプレーでとにかく刺激を与えられたらいいなと思っています。その中で最初は自分のパフォーマンスが上がらなくて苦労したんですけど、少しずつ良くなってきて、やっとプレーで少しはチームを引っ張れるようになったかなと感じています。
――お二人とも今期リーグ戦で先発出場されていますが、試合中に求められていることは何だとお考えですか
近藤:僕は今年からボランチをやっているので、自分が絶対的に中心にならないといけないというか、そういうことを求められているのかなと思います。あと得点が取れていないので、ゴールに直結するような仕事、試合を決めるような仕事を求められていると思うんですけど、これは今まだ出来ていないところなのでこれからの課題ですね。
松澤:最後の砦として、シュートが来たらそれを防ぐという本当にシンプルなことだと思います。周りに何かを促すこともそうですけど、最後はそのピンチを自分が防がないといけないですからね。最後は自分が守るということが大事で、監督も「最後はお前が守ってやれ」といつも試合前に言ってくれるので、たぶんそういったところを求められているのだと思います。
――今監督の話が出たのですが、監督はどんな方ですか
松澤:真面目です。本当にすごいですよ!
近藤:モチベーターです。
松澤:もう人間の鏡というか、この人についていけば間違いないなと思えるような監督です。
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