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田中鴻佑選手プロフィール
法学部4年
京都・洛南高校出身
自己記録 5000m:14分24秒98
10000m:29分28秒2
ハーフマラソン:62分53秒
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――現在の調子は(取材を行ったのは12月22日)
上尾ハーフの時からずっと良い状態をキープできているので、自信を持ってスタートラインに立てると思っています。
――集中練習の出来は
出だしは脚に少し疲れがたまっていたので、あまり上手く行ってなかったんですけど、そこからきっちり修正してこられています。消化自体はできているかなという感じです。昨年の集中練習で1回流れを経験している分、今回は自分で良いところ悪いところを調整しながらやれるようになりました。主な内容としてはそんなに変わっていないですけど、間のジョグや細かい練習の部分で内容の濃いものにできたかなと思っています。
――前回大会は9区、今大会でも主要区間での起用が予想されますが
上尾ハーフが終わった直後に、監督から「2区、9区のあたりになるだろう」という話をされました。自分でも長い距離の区間になるだろうと予想していたので、どこでもいける準備はできています。
――昨年度のインタビューでは「復路が向いている」とおっしゃっていましたが、今回は往路への自信もあるということですね
実際、復路の方がタイプ的には合っていると思うんですけどね(笑)ただ、例えば全日本大学駅伝の時に他大のエースと一緒に走ったりだとか、そういう一つひとつが自信になった部分もあります。もちろん前半突っ込むようなレースはできないかもしれないですが、僕らしく僕なりのレースを往路ですれば、十分役割は発揮できるのではないかなと思っています。
――チームの雰囲気や調子は
チームとしてこの1年間、箱根を1番大きな目標としてやってきました。それがようやく形になってきて、単純に走力だけではなく、雰囲気としてもここでまとまりつつあると思っています。この雰囲気の良さが早稲田のひとつの強みだと思うので、それを発揮できればなと思います。
――集中練習などで特に力を発揮していた選手は
高田とかは相変わらず調子良いなという感じがするんですけど、1年生も結構勢いがあるなと思います。あとは今回出雲・全日本を走っていない選手、例えば臼田だったりとか(高橋)広夢だったりとか、ここでようやく合わせてきた選手が急激に調子を上げて下から突き上げてきているので、そういう選手が走ったら面白い走りをするんじゃないかなと思います。
――今年は海外遠征で不在になりがちな大迫選手に代わり、田中選手がまとめ役になることも多かったそうですが
あんまり自信はないですけど、でも年間を通じて役割は果たせたかなと思います。僕はそんなに走力がある方でもなく、前でがんがん引っ張っていけるタイプではないので、そこは割り切って自分がやるべきことをきっちりやって、その中で周りに声をかけながら雰囲気作りできればいいかなと思って、そんなに多くを求めずにやってきました。大変な部分はありましたけど、4年生としての役割は果たせてこられたかなと思っています。 ――大迫選手が帰国してからなにか話はされましたか
大迫が行く前と帰った後とで違うことを話している訳ではないです。「この1か月間で何をやったからと言って、大きく変わる訳ではないから、今まで通り一つひとつ丁寧に自然体でやっていこう」という話をしています。 ――最後の箱根に懸ける思いはそれまでと違いますか?
違いますね。大学4年間の最後という意味でももちろんそうですし、1番最初に競技を始めた時から箱根駅伝憧れてここまでずっとやってきました。そういう意味では前回の箱根も走れたことに対しての嬉しさはありましたけど、この12年間の結果は今回の箱根の結果だと思っているので、本当にこれが全てなのかなと考えています。競技生活最後の1年間を通じて、もっとこうすれば良かったとか思うことはあるんですけど、それも含めての12年間の競技生活だと思っているので、どんな結果でもきっちり受け入れられるかなと思っています。 ――チーム・個人目標は
チームはもちろん総合優勝を狙っています。それだけの準備をしてきたと思っています。個人としては前回9区を任されながらも全く役割を果たせなかったので、今回は僕がチームを勝たせるという思いで、区間賞も狙って頑張りたいなと思います。
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