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 出雲駅伝区間エントリー発表&レース展望

2013年第24回出雲全日本大学選抜駅伝競走区間エントリーメンバー(10月13日発表)

区間
氏名
学年
学部
出身
5000m
10000m

1区

柳利幸

2

教育
埼玉・早大本庄
14.02.13
28.59.12

2区

高田康暉
2
スポ
鹿児島・鹿児島実業
14.18.28
29.27.06
3区
山本修平
3
スポ
愛知・時習館
13.42.17
28.14.49
4区

武田凜太郎

1
スポ
千葉・早稲田実業
13.58.83
29.04.20
5区
中村信一郎
2
スポ
香川・高松工芸
14.27.29
29.56.1

6区

大迫傑
4
スポ
東京・佐久長聖
13.27.54
27.38.31
補欠

田中鴻佑

4
京都・洛南
14.24.98
29.28.02
補欠
臼田稔宏
3
基理
長野・佐久長聖
14.13.26
29.42.00

 

レース展望

 10月14日、島根県出雲市を舞台に6区間44.5キロで行われる、第25回出雲全日本大学選抜駅伝競走。前日の今日、区間エントリーが発表された。

☆1区(8.0km) 出雲大社〜出雲市役所
 序盤の流れが重要な出雲、スターターを任されたのは柳利幸(教2)。先月の全カレ10000mで6位入賞、トラックでは自己ベストを連発している好調の一人だ。昨年の3大駅伝は全日本と箱根で出走しており、それぞれ1区12位と8区14位だった。例年1区には各校からエース級の選手がエントリーされる。今回もユニバーシアードハーフマラソン3位の中村匠吾(駒大3)や昨年度箱根5区区間賞の服部翔太(日体4)、昨年の出雲制覇の立役者小椋裕介(青学2)などがおり、1区から激戦は必至。出雲は初出場となる柳、「チームに勢いをつけられる走りがしたい」という言葉通りの活躍に期待だ。

☆2区(5.8km) 出雲市役所〜斐川直江
 2区には昨年に続き高田康暉(スポ2)が登場。今年は1500m、3000m、5000mで自己ベストを更新している高田、持ち前のスピードを活かして最短区間をどう走るか。前回大会は区間4位で走るも、後半伸びなかったことを課題としていた。5000m13分台の記録を持つ八木沢元樹(明大3)や服部弾馬(東洋1)などライバル校も強力だが、今までにない出来だったという夏合宿の成果を見せつけて欲しい。

☆3区(7.9km) 斐川直江〜平田中ノ島
 エース区間である3区には山本修平(スポ3)。トラックシ−ズン前半は不調だったものの、全カレでは2種目の入賞を(5000m6位、10000m4位)果たすなど完全復活と言ってよいだろう。練習でも積極的な姿勢を見せ、チームメイトからの信頼も厚そうだ。 山本は昨年もこの3区を4人抜きの区間3位で走っているが、設楽悠太(東洋4)や村山謙太(駒大3)、大六野秀畝(明大3)など、ライバル校もエース級がそろう。ここ数年、出雲ではレース中盤でトップにいるチームがそのまま逃げ切るというパターンが多くみられるため、各校ここで首位に立ちたいとのもくろみだろう。山本の持ち味である積極的な走りと粘り強さで、次に控えるルーキーにトップで襷を渡せるか。

☆4区(6.2km) 平田中ノ島〜鳶巣コミュニティーセンター前
 4区を任されたのは武田凛太郎(スポ1)。早実出身、5000mは13分58秒83の記録を持つ期待のルーキーだ。先月の全カレでも5000m10位と惜しくも入賞はならなかったが、その存在は上級生にも刺激となっているようだ。 今年1月の都道府県対抗駅伝では5区区間賞を獲得している武田。大学駅伝デビューとなるこの出雲でも落ち着いて力を発揮することができるか。風向きの変わりやすい4区、油布郁人(駒大4)らスピードのある選手がそろう中で、ルーキーらしい激走に期待したい。

☆5区(6.4km) 鳶巣コミュニティーセンター前〜島根ワイナリー
 5区には中村信一郎(スポ2)がエントリーされた。1500mで3分51秒93の記録を持つスピードランナーで、高3時の都道府県対抗駅伝では1区を5位で走っている。今年は5000mのベストも着実に更新し、今回が大学駅伝デビューとなる。 4区同様に風の影響が大きい5区、昨年は強い追い風で4人が区間記録を出した。アンカーにつなぐ重要な区間だけに、堅実に走りたいところだ。服部勇馬(東洋2)や横手健(明大2)など中村と同じ世代のトップクラスの選手も登場するが、スピードを活かした走りでアンカーに良い位置で繋いでほしい。

☆6区(10.2km) 島根ワイナリー〜出雲ドーム
 最長であり最重要区間、アンカーにはキャプテン大迫傑(スポ4)。今年は5000mで13分27秒54、10000mで27分38秒31と、日本のトップクラスの成績だ。 前回大会は1区で腹痛による失速、まさかの区間10位だった。その雪辱を晴らす走りに期待だ。ここ数年は序盤〜中盤で主導権を握ったチームがそのまま逃げ勝つ展開が多いが、かつては「逆転の出雲」と称された出雲路。6区でのエースの爆走が大逆転を多く生んだ。5区までにどのような展開で来るかはわからないが、首位できたならば逃げ切りは確実。追う展開であっても、大迫ならばある程度逆転は計算できる。窪田忍(駒大4)や設楽啓太(東洋4)など各校のエースが集い、最後まで目の離せない展開となりそうだ。ひときわ目を引く大迫の美しい走りが、まっさきにゴールに飛び込んでくることも十分あるだろう。

(TEXT=福島瑠都)
 


 
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