WasedaWillWin.com
 

 


 
田口大貴選手プロフィール
  スポーツ科学部4年
秋田・秋田高校出身
 自己記録 5000m:13分48秒50
       10000m:28分56秒70
ハーフマラソン:62分30秒

――現在の調子は(取材を行ったのは12月24日)
まだ本調子ではないというのが正直なところなんですけど、でも箱根本番には全然もう良いと思えるような、その辺の範囲内にいると思っています。

――集中練習の出来は
ちょっと軽く脚を痛めて抜けてしまったところもあるんですけど、今は走れているので全然問題なくやれてはいたのかなと。前半に関しては満点ぐらいの出来だったのでちょっともったいないことしたかなとは思うんですけど今は問題なくやれているので大丈夫です。

――現在のチーム状況はいかがですか?
良いのか悪いのかは正直走ってみないとわからないと思っているんですが、ただ箱根に向かって取り組む姿勢はすごくいいと思います。

 

――調子の良い選手は
皆調子いいんですけど大きく挙げるとしたら1年生が少しずつ長い距離にも慣れてきたなという印象を受けます。

――この1年間、山本(修平・スポ4)選手と共にチームをまとめてきたと思います。最初にこのチームをどのように引っ張っていくかという話し合いはあったのですか?
まず今年は大エースの大迫(傑・現日清食品G)さんが抜けてしまったので総合力で勝負するという方向性にはなっていて、個人の実力をいかに高めるかという所も大切だと思ったのでその両立を目指していました。トラックシーズンなんかは本当にチームで戦うというよりかはどちらかと言うと個人を重視してずっと取り組んできていたので、個人の取り組みもありつついかにチームとしてまとめていけるか、という部分を考えてやってきました。

――山本選手が主将としてチームをまとめる中で、田口選手はどんな役割を果たすことを心がけていましたか?
僕なんかは結構後輩たちと距離が近いので、僕の部屋に来て何かいろいろ遊ぶ、って言ったらおかしいですけど(笑)コミュニケーションをとったりだとかそういうことがすごく多かったです。やはりそういうときの方が本音って出てくるものだと思うのでそういったものを引き出しながら、まずいなと思ったときはチームの方に還元したりとかはちょっと意識してやっていました。

――4年間早稲田で過ごしてきてチームはどう変わっていきましたか?
今までの早稲田というのは個人で突出している選手がすごく多くて、大迫さんのときなんかもそういった傾向はやっぱり強かったかなと。ただなかなか中間層が上がってこないような、上位層と中間層の差がすごく大きかったチームだったんですけど、今は上位層と中間層の間がすごく近くて競り合いが生まれるようなチームになりつつあって、ハーフマラソンなんかの距離が長いほうが戦えるっていうチームに変わってきたのかなと思います。

――退任される渡辺監督に何か言葉を贈るとしたら
感謝の気持ちをすごく伝えたいですね。僕なんかは入部したとき本当に弱くて、全然力のない選手でしたが4年間かけてこうしてチームをまとめる役割を担わせてもらえるようになったのもやっぱり渡辺監督が指導してくださったからこそだと思います。渡辺監督というのは僕たちに対しての距離がものすごく近いのでそういったところでまた違った、監督と選手の関係が今僕たちにはあるのかなと思います。

――前回の箱根についてお聞きします。9区を走られましたが振り返ってみていかがでしたか?
やっぱり最初である程度使い切ってしまったというか。アップダウンのある前半でうまく波にのれなかったことが後半まで引きずってしまったのかなという風に思っています。

――前回良かった部分は
最初のれなかったんですけどそこから少し自分の中で中盤まで立て直せたことですかね。本来僕だったら前半で立て直せなかったらそのままズルズルいくことが多かったのでそこは1つ変わったのかなと思います。

――もう1度9区を走りたいという気持ちは
やっぱりリベンジしたい気持ちというのはもちろんあります。

――集団走と単独走だと、どちらが走りやすいのでしょうか?
最初は1人で走る方が得意なのかなと思っていたんですけど、ハーフマラソンなどで記録が出ているのでそういったところを考えると集団で走る方が得意なのかなと思いますがあんまりその辺は自分の中で特徴を掴み切れていないかもしれません。でも集団の方が結果が出ているのは間違いないので、どちらかと言うと集団の方が得意なのかもしれません。

――往路と復路、どちらを走りたいかなどの希望はありますか?
往路を走ってみたいなという気持ちはやはりあります(笑)ただ今のチーム状況を見ていると往路でいける選手はたくさんいるので僕がしっかり復路の方で構えているほうがこのチームにとって良いのかなとは思います。

――最後にチームとして、個人としての目標をお願いします
チームとしては総合優勝して監督を胴上げする、個人としては区間賞を狙いたいと思います。

 

(TEXT=関谷公子、PHOTO=福島瑠都)

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる