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トライを決め、喜ぶ上田主将。 |
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思い起こせば昨年の早明戦も試合終了直前に勝敗がひっくり返った。15-16と1点のリードを許していた早稲田。このまま試合終了かと思いかけたその時、明治のペナルティから原田季郎(当時スポ3)がゴールを決め18-16と逆転に成功。劇的な勝利であった。 本当にスポーツは試合終了まで何が起こるか分からない。それはどちらにも言えることだ。自分の応援している味方にも、その逆にも。
しかし私は早稲田の熱い戦いを確かにこの目で見た。今日の突き刺す寒さを一瞬でも忘れるような熱い選手達の戦いを。 どこからともなく聞こえてきた「メイジ、メイジ」の大合唱、それを打ち消すかのように「ワセダ、ワセダ」の響きが重なる。 この国立競技場の熱気は、今ここでしか味わえない。見にきて本当によかった。
「前へ」と戦ってくる明治に早稲田が押し負けていたとは思わない。私はこの試合を見て諦めないで最後まで戦うこと、最後まで油断せず戦うことの重要さを学んだ。今まで積み上げてきたこと、そして母校の誇りを持って。
そうだ、私も押して、押して、押しまくろう。今日の試合で自分を、チームを信じて逃げずに戦い続けた両校の選手のように。 まず最初は就職活動という目の前の現実から「逃げたい」自分に勝つことから始めようと思う。
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