|
|
|
矢澤曜選手プロフィール
早稲田大学教育学部1年
多摩高校・神奈川出身
自己ベスト:5000m 14分03秒84
10000m 29分42秒32
|
――入学直後から六大学対抗戦で2位、関東インカレ、全日本インカレ出場と大活躍でしたが、トラックシーズンを振り返ってみていかがですか?
自分の思っていた通りの結果では全然なかったんで、これから挽回していかないといけないなと思います。
――自分の思っていた結果ではないというのは具体的にどんな点ですか?
やっぱり試合で勝てなかったことです。一番最初の六大戦以外は全くダメな結果で終わってしまったので…。特に関カレ、全カレで結果が出せなかったのが悔しかったですね。
――大学のレースの印象は?
毎回の試合が、高校で言う「全国大会」くらいの気持ちで挑まなきゃ戦えないような試合ばかりなので、集中してやらなきゃいけないなというのが印象としてはあります。
――レースでは積極的に前に行く印象がありますが。
そうですね、そういうつもりでやってはいるんですけど、今のところ成功してはいないので…(苦笑)。ただ、これから先3、4年になって勝ちにいこうってなった時に、いまやっている自分から積極的に勝負していくようなレースをしていることが、絶対つながってくると思うので、続けていきたいと思います。
――記録としては、4月の日体大記録会で自己ベスト(5000m:14分03秒84)が出ましたが。
その記録については満足しています。やっぱり大学に入って最初の頃の試合で、記録や結果が残せるかどうかがその一年間の差になってくると思うので、出せたのはすごく良かったんですけど、その後の試合で全然結果が出せなくて、四月の記録が自己ベストに終わったのは悔しいです。
――大学に入り10000mにも出場しましたが、いかがでしたか?
やっぱり5000mと10000mでは、全然気持ちとしても違いますね。ただ、これから(駅伝のために)目指さなきゃいけないのは20kmなので、10000mで「長い」とか言ってられないです。長い距離もどんどんやっていきたいと思ってます。
|
|
|
この秋に入寮したばかりの矢澤選手。寮生活はとても快
適だそうだ。
|
――そもそも早稲田を選んだ理由は?
ずっと早稲田は考えてはいたんですけど、秋頃に八木(勇樹、スポ1)、三田(裕介、スポ1)、中山(卓也、スポ1)の三人が早稲田を受けるって言うのを聞いて、それでやっぱり自分もその中でやりたいと思って。最終的に(早稲田を受けることを)決断したのは、三人が入ることが決まってからです。
――やはり、その三人に対するライバル意識はありますか?
ありますね。三人ともライバルです。高校の時は三人とは全然比べられないところにいたんですけど、大学に入ってからは(期待の一年生は)四人とか言ってもらえるようになったんで、負けないようにやっていきたいです。
――1年生のなかで特に仲がいい選手は? 基本的にみんな仲がいいんですけど、やっぱり合宿とかでチームごとに分かれたりするんで、自分と同じAチームの選手とは一緒にいることが多かったですね。
――競走部に入ってみて、印象はいかがですか?
竹澤(健介主将、スポ4)さんの存在とか、短距離でもそうですけど、日本のトップレベルで戦っている選手ばかりなので刺激になることが多いです。
――先輩方はどうですか?
みんな優しいです(笑)。特に、同じ教育学部に通っている先輩方には、最初色々と教えてもらいました。
――大学の練習と高校の練習の違いは?
高校の時は、自分が一番チームの中では上だったんで自分が引っ張っていく練習が多かったんですけど、大学では強い選手がたくさんいるっていう環境なので、ついていって粘って粘ってっていう練習が多くなりました。
――練習で驚いたことは?
八木とか高原(聖典、スポ3)さんとかが、設定より全然速いタイムでガーって飛び出して行った時に、練習の内容にもよるんですけど、みんな遅れずについていくので、自分もつかなきゃって思ったことがありましたね。
――渡辺康幸駅伝監督はどんな方ですか?
すごい優しい人です。全カレでダメだった時に、結構悪かったんで何を言われるかと思ったんですけど、「次につなげることが大事だよ」と言われて、絶対にそうしなきゃいけないなと思ったことが印象に残ってます。
|
1/2 |
|