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「取材は苦手な方」と言いながらも、質問に対し一つ一
つはっきりと答えてくれた。
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――合宿ではAチームにずっと帯同しましたが、順調に練習は積めましたか?
確かにAチームのレベルは高かったんですけど、自分の中ではすごいやれたなと思います。
――現在(取材を行ったのは10月4日)のコンディション、調子は?
合宿を三本やって、疲れはあると思うんですけど、それでもすごい走れている方だと思うんで、疲れはあっても調子は良いほうです。
――駅伝は好きな方ですか?
駅伝は好きですね。自分は結構大学に入ったら駅伝をやろうと思っていたので。高校の時もそうだったんですけど、トラックよりロードの方が好きですね。
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しなやかさと力強さのある走りを、駅伝の舞台でも見せ
てほしい。
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――個人種目と駅伝では、やはり心持が違うと思いますが。
そうですね、個人のときは一人で走ってる意識が大きいんですけど、駅伝になると、後で待ってる選手がいたり、周りで応援してくれる人がいたりとかで、やっぱり気持ちが膨らむし、気持ちの面で周りに支えられている感じがしますね。
――思い出のレースは?
駅伝で言うと、一番最後の県駅伝ですね。僕の高校は二番で、全国には行けなかったんですけど、「全国に行こう」ってずっとチームとしてやってきて、(全国大会には)行けなかったけど二番まで来れたっていうのはチームで盛り上がったので印象に残ってます。(全国に行けなかったのは)悔しかったですけど、行けなかったのが今度は逆に今につながっているのかなっていう気がしますね。
――駅伝になると距離が長くなりますが、長い距離への不安はありますか?
まだレースで10km以上を走ったことないので、不安は多少あります。
――出雲駅伝を控えたの心境は?
まだ、メンバーを発表されてないんで、ドキドキしてます。集中して最後のポイント練習と刺激練習をいかにやれるかで決まると思います。
――出場することになったらどんな走りをしたいですか?
気持ちを高くもって集中して、今までの借りを返すような走りをしたいです。
――箱根駅伝への意識はありますか?
やっぱり箱根駅伝が一番大きい大会なので、意識はあります。都大路(全国高校駅伝競走大会)を走れなかった分を、箱根目指してやっていきたいと思います。
――2008年の箱根は早稲田が大活躍でしたが、どんな気持ちで見ていましたか?
総合2位は予想もしていなかったんで、ビックリしましたね(笑)。その分、今度にかかるプレッシャーは大きくなったと思います。
――矢澤選手のアピールポイントは?
高校の時は、結構「安定感」があったんですけど、大学で関カレ、全カレとあまり走れてないんでそうは言えなくなってしまったので、これからはまた「安定感のある選手」だと言われるように頑張ります。
――今後、どんな選手に成長したいですか?
いつでも結果が出せるような、強い選手になりたいです。4年の時には八木にも三田にも中山にも負けないように(笑)…。秘かな野望です。
――最後に、応援している方へのメッセージ、意気込みをお願いします。
頑張りますので、応援よろしくお願いします!!
爽やかな笑顔と謙虚な話しぶりの中にも、「他の選手には負けたくない」という内なる闘志が感じられた。まだまだ伸びしろある一年生の矢澤選手が、早稲田での四年間を通してどんな選手になっていくのだろうか。今後の成長を見守っていきたい選手である。例年にないほどの厚い選手層を誇り、三大駅伝で昨年以上の活躍が期待される今年の早稲田。チーム内での厳しい競争を勝ち抜き、矢澤選手がエンジの襷を繋ぐ姿を楽しみにして頂きたい。
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関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
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