常にトップを目指して欲しいんですよね、だから早慶戦で勝てばいいっていう発想じゃだめだと。もっと高いところ目指してやるべきだしいかに自分を理解するかってことだと思うんですよね。自己満足で終わってしまうっていうのはやっぱり持つべき夢が低かったりすると一つの夢を達成することで満足しちゃうんですよ。今の学生で多いのは自分の能力を過小評価しちゃうんですよね、過大に評価できない。で夢がないわけです。この辺なら渡れるはずだという橋しか渡らない、渡れるかもしれないけど危ない事はしない、ジャンプもしないわけ。ジャンプしないと上には上がれないんですよ、高いところを狙うためには冒険が必要ですね。やっぱり「手を伸ばさないと栄光はつかめない」ということです。
求めよさらば与えられん、求めない限りは絶対そこには届かないんですよ、高いところを目指していってほしいと思います。
最後に「んー・・・まだ辞めないからなー」と言いながら答えてくれた、学生に伝えたいもの、残したいこと。それは心に響く言葉だった。闘う助教授は、生涯現役、常に上を見つめこれからも私たちに体当たりの熱いメッセージを伝えてくれることだろう。(終)
太田章プロフィール
1957年秋田県生まれ。1976年秋田商業高校卒。1981年早稲田大学教育学部教育学科体育学専修卒。早稲田大学体育局助手。1983年東海大学大学院体育研究科体育学専攻終了。
1986年早稲田大学体育局専任講師。1987年早稲田大学人間科学部講師。1993年〜早稲田大学人間科学部助教授。全日本大学選手権三連覇。全日本選手権五連覇。モスクワ五輪代表(日本不参加)ロサンゼルス五輪銀メダル。ソウル五輪銀メダル。バルセロナ五輪代表。
世界レスリングマスターズ選手権金メダル。
公式ホームページ『Wrestle
club』
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