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学年は違うが、佐藤さんにとって大久保さんは「対等」な相手 |
――佐藤さんから見て、大久保さんはどんな方ですか？
佐藤：
言ってる事とやってる事にずれがないっていうのが、すごい。有言実行。これって難しい事ですよ。あと、(練習環境に恵まれない中でも)全日本獲れるくらいの練習を一人でこなしてるっていうのが、一番すごい。勝つためには絶対きつい事って必要じゃないですか？人間って弱い方に逃げて行きがちなのに、一人で(気持ちが)揺るぐ事なくやってる事は、本当に素晴らしい事なんですよ。見習える所です。
大久保：
嬉しいです(笑)
――では逆に、大久保さんから見て佐藤さんは？
大久保：
やっぱり(全日本の)頂点に立った人なので、競技に対する姿勢、普段の練習から試合前の気持ちの作り方まで、人と違うと思いますね。そうゆう所はすごい尊敬します。私生活でも兄貴的存在で。すごい良い人なんで(笑)。
佐藤：
なんだそれ(笑)。
大久保：
本当に良い刺激なんです。吏さんが(昨年)全日本優勝して、すごいなって思ったんですけど、内心「負けてらんない。がんばらなきゃだめだ。」って思ってました。嬉しくもあるんですけど、やっぱりちょっと悔しかったです。
佐藤：
むしろ悔しくないと、たぶんトップアスリートじゃないですよ。そういう気持ちを持ってないと。
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大久保さんにとって佐藤さんは「良い刺激」 |
――佐藤さんは昨年12月、大久保さんは先月行われた全日本選手権で優勝されましたね。お互い全日本王者経験者として、共感できる部分もありますか？
大久保：
1番になった人と、2番になった人って、見える景色が全然違いますよね？
佐藤：
そうそう。
大久保：
決勝に行って「すごいね！」って言われるじゃないですか。だけどその中で優勝した人とそうじゃない人は天と地の差くらい、景色が違うんです。それを天狗になってるとか言われてしまうんですよね。
佐藤：
やっぱり(優勝したら)気持ち的に有頂天というか、上がっちゃうじゃないですか。周りの人から見たら、調子に乗ってるように見えるのもしょうがないと思うんですけど…。そういう苦労は分かり合えますね。
 
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