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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2009/12/8更新  第73回

応援部チアリーダーズ
『チアリーディングステージ2009』鑑賞記

六大学メドレーより早稲田チアリーダーズによる演技

 野球の東京6大学リーグに早慶レガッタ、ラグビー早明戦と、白熱するフィールドで試合に華をそえる存在、応援部チアリーダーズ『BIG BEARS』。今や早稲田スポーツイベントの“顔”となっている彼女たちが11月21日、大隈講堂を舞台に可憐なパフォーマンスを繰り広げた。早稲田スポーツ探訪・第73回目の今回は、そんなBIG BEARSの『チアリーディングステージ2009』の模様をレポートする。

 「チアリーディングだけの舞台を」BIG BEARSメンバーの一声から始ったとされるのが、このステージ。普段はフィールドで選手たちのパフォーマンスをバックアップする彼女たちだが、この日は主役となって会場となった大隈講堂の舞台に花を咲かせる。学内には応援部BIG BEARSの他に、FALCONSやSHOCKERSなどチアリーディングチームが存在する。だが、チアリーダーズだけで構成される大規模なステージは非常に稀。それだけに会場には多くの観客が詰めかけ、開場10分前には入場を待つ長い列ができるほどとなった。

次々と繰り広げられる技の数々に会場からは拍手が巻き起こった。写真はバスケット・トス(トゥタッチ)という技
バスケット・トス(トゥタッチ)という技

 3部構成のステージで、開演後すぐに目を奪われたのが、迫力ある技の数々だった。特に第一部のプログラムでは、しなやかなダンスの間に、ジャンプやスタンツ(チアの組体操)がスピーディかつ豪快に行われ、会場を盛り上げた。その中でも極めて歓声を誘っていたのが、バスケット・トスという技。バスケット・トスとは、ベース(土台となるポジション)のメンバーが、トップ(ベースの上で演技を行う者)を飛ばすチアリーディング特有のジャンプのこと。飛び上がったトップは、空中で開脚をしたり宙返りをしたり、様々なパフォーマンスをみせる。力だけではなく、メンバーの呼吸や柔軟性も求められる大技だ。それがチアリーディングの曲として有名な『MICKEY』や、映画『ヘアスプレー』の劇中曲など、ハイテンポなナンバーに組み合わされ、演技を盛り上げる。演目の中では幾度もこの技が披露され、ジャンプがきまるたびに会場からは拍手が巻き起こった。

『Now or Never』より 『Now or Never』より


  また第一部では、ダンスでも会場を魅了した。特にバスケットボールをテーマにした『Now or Never』では、メンバーがバスケットチームのユニフォームで登場すると、スポーティなダンスを披露。試合さながらの力強い手足の動きや軽快なフットワークで会場を盛り上げた。楽曲は映画『ハイスクールミュージカル』の劇中曲を使用し、ダンスミュージカル仕立ての作品構成。チアリーディングの演目としては実に個性的なものに仕上がっていた。




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(TEXT・PHOTO=小垣卓馬)
 


 
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