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男子バレーボール部 第2回

男子バレーボール部 対談 第2回
黒木陸×柴小屋康行 同級生対談


仕上がりは順調!

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黒木はプレーだけでなく精神目からもチームを盛り上げる。

――小学校時代はお互い印象悪かったらしいけど?
柴小屋: クラスが違って、分かれた全然違うグループに属してて、あいつらとは遊ばないみたいな感じだったよね(笑)。
黒木: 接点とかもなくて仲良くならないだろ、あいつとは見たいな感じでした。
ウィルウィン: 中学で部活一緒に入ってからは?
柴小屋: 打ち解けたよな(笑)。俺、実はさーみたいな(笑)。
黒木: 俺もだよ。
柴小屋: そっからはなすようになったよね。
黒木: 中学校の時はそうだね、部活の仲間でいることが多くて、自然にそれがまた新しいグループになって仲良くなった感じですね。

――中学校のエピソードとかはありますか?
柴小屋: 入った時点で創部二年目だったんですけど、あんまりバレーやってるやつとかもいなくて。でも、先生はそこまで専門にやっている人じゃなかったんですけど、熱心でその先生からバレーを楽しむってことを教えてもらいましたね。今の早稲田の楽しむバレーと結構似てますね。点が決まったらとりあえず喜ぶし、勝ったらうれしいしっていうのをみんな目標としてて。

――でも、それから高校は別々でしたけど会うこととかは?
柴小屋: 全日本ユースで会いましたね。僕は全然入るとは思ってなかったんですけど、先生に言われて合宿行ったら陸もいるし、北沢とか中島(敬介(スポ4))さんとかもいて。
ウィルウィン: 中島さんとかはどんなキャラでした?
黒木: めっちゃ真面目だったよね(笑)。キャプテンだったので。責任感あるんで練習ではまとめてましたね。あと、後輩の面倒見も結構いいところあるし、真面目なときはまじめでふざけるときはふざけるみたいな。あの人はメリハリありますよ。

――代表で会ってみて柴小屋選手は差っていうのは感じました?
柴小屋: めっちゃ感じましたね。練習終わって僕とかはめっちゃへばってるんですよ。陸とかは合宿来る度にこっちのほうが楽だからって言ってて、どんな練習してんだよみたいな(笑)。
黒木: ユースは楽しかったですよ。まず、プレッシャーがないから。高校は練習時間も長いし変化もなかったから。それに東北高校の僕らの代って四人しかいなくてそこまで仲いい友達ってか、あんまり絡む奴がいなくて。でも、ユースだとほとんど同い年の奴だし結構個性的な奴多くて、仲良かったんですよ。ユースの練習もきつかったけど、一緒にいる時間はすごい楽しかったですね。

――柴小屋選手はユースと高校でレベルが違うっていうのはつらくはありませんでしたか?
柴小屋: ユースで練習したことを帰ってから一人でやれることはたまにやったりしたんですけど、練習時間も短いし終わってからも付き合ってくれる奴もいないから、結局あまりやらなくて…。合宿行くたびにユースの監督にどんどん下手になっていくって言われてそれもストレスでしたね。実際自分ではそうは思ってなかったけど、みんなの伸び率からみたらそういう風に見られたかなった思いますね。みんなといるのは楽しいけど、プレッシャーはありました。でも、逆にそのプレッシャーがあって、そこでなんとかメンバーに残って頑張ろうっていう心意気でやってたから、早稲田でいまプレーできていると思うし。


 

黒木をはじめ同世代の北沢、藤森からバレーについて学ぶことが多いと言う。

――黒木選手はユースの柴小屋選手を見てどのように思いましたか?
黒木: その時は僕はセンターやって、あんまりプレーとかで意識はしなかったですね。でも、自分は普段きつい練習してるからそういう面で自分が優位に立っているという気持ちは正直ありました。体力的にもやっぱり僕のほうがあるし、周りを見る余裕があったんですよね。

――お互いにプレーを見ていて自分にはないと思うところは?
柴小屋: 陸は大舞台に強いことですね。僕は逆に弱くて一番大事なところで決められていないんで。陸は場数を踏んでるってのもあるって思うんですけど、大事なところで力まず打ったり、大きい試合でも自分のプレーができるっていうのはすごいですね。
黒木: ありがとうございます(笑)。でも、僕も中学校まで全国大会に出たことはなかったし、そんなに大舞台に強いというプレーヤーではなかったんですよ。高校で全国でプレーすることが当たり前になってからですね。柴小屋はやはりポテンシャルですね。打点の高さだったり力だったりすごくいいもの持ってるから、可能性がまだまだあって、それが財産なんだろうなって思いますけど。

――大学は早稲田に入るのはお互い入るってわかってたの?
柴小屋: 陸のことは高2の終わりくらいに知りました。
黒木: 高校に入るときに早稲田に入りたいって言ってたんですよ。最初に来ないかって高校の監督に言われたときに東北高校のバレー部の紹介を見せられてその先輩たちの進路先に早稲田って書いてあって、あっ早稲田行けるんだって。お前の頑張り次第では行けるから頑張れみたいなこと言われましたね。
柴小屋: 僕は最初筑波って考えてて(笑)。2年の終わりくらいですかね、筑波からも話もらってた時に早稲田の監督から話が来ました。結局決めたのは3年の6月くらいだったんですけど、早稲田の監督にいきなり来週までに決めてくれって言われました。駄目だったら駄目で他の選手行くからって言われて、そんなこと言われたら逃がした魚は大きいってことになりそうだなって思って最終日に電話して行きますみたいな感じで(笑)。その時に陸は早稲田行くってのを知ってたんで、陸にも相談して。
黒木: 電話来たよね(笑)。
柴小屋: 一緒に早稲田行こうぜって言われて(笑)。
黒木: 一人で行くの嫌じゃないですか、だったら大学でまたやろうぜみたいな感じで結構押しましたよ(笑)。

――早稲田のいいところは?
柴小屋: 早稲田は学生の中で練習を決めてるんで、浩と(藤森)圭(スポ3)が一緒に入ったのが大きいですね。あいつら何かとプレー見て教えてくれるので、自分もやる気になれるので。やっぱり筑波に入ったら監督からいろいろ言われるかもわからないけど、自分からやるって言う風にはならなかったと思うんで。同じチームの奴らに言われて自分で自覚してやるっていうのはやらされている感覚とは違うと思うので大きかったですね。

――そういうバレーのほうがプレーしてて面白い?
柴小屋: そうですね。中盤とかあいつの組み立てるバレーであいつが振ってくれて早稲田の求めるバレーっていうのをあいつを中心にやっていくべきなのかなって思いますけど、一番最後の大事な場面でコンビでポンってあがってきたのを打つよりはオープン思いっきり決めたいってのはありますね。

――北沢浩(スポ3)選手をどう思いますか?
柴小屋: あいつは結構完璧主義なんですよ。全然打てる範囲のトスで僕がミスったりするとあいつが謝ってくるんですよ。だからこそあいつがほんとに大事な場面でトスミスをしてもカバーしてやんなきゃなっていう気持ちがありますね。いつも世話になっていてあいつに打たしてもらってるんですごい信頼はあります。

 

 
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(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)
 


 
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