WasedaWillWin.com
 
ア式蹴球部

ア式蹴球部 山本脩斗選手インタビュー・続編


前のページより)                                          (次のページへ)


 

 

――では、インカレについてお話を聞かせてください。まず予選序盤の快進撃についてはいかがですか。(Eブロック予選・対近畿大10-2、対高知大6-1、対静産大1-1)
山本: 近畿大は前評判で結構やるって聞いてたんで、試合前にはこんなに点差が開くとは思わなかったんですけど、最初にポンポンポンって入ったんで、2・3点入った時には「いけるな」って思いました。10点も入るとは思わなかったですけど。でも失点もしてるんで納得はしてないです。(失点は)気の緩みっすね、完全に。流経との試合(準決勝・対流経大2−0)は0で抑えられたっていうのは大きかったかなっていうのはありますけどね。しかも立命館の時から(準々決勝・対立命館大4−1)けっこうノッてたんでチームの雰囲気はすごく良くて。決勝にも「いこう!」って感じで良い雰囲気でいけたんですけど。

――決勝戦(対駒澤大1-6)についてですが、普段の関東のリーグ戦などを観ていても、実力的には1-6という点差になるような力の差はないと思うのですが、このような大差がついてしまったのはなぜだと思いますか?
山本: そうっすね・・・。なんだろうな。もうなんか、悔しいっていうあれもなくて。悔しいっていうか、もうなんか情けないというか・・・、というのが試合終わった時にあって。最初の1点2点取られた時に修正出来なかったというか、だいぶ駒澤にはめられていたというか。自分達のサッカーが全然出来なくてゴテゴテになっていて。まずシュートまで全然いってなかったので。1点返した時は「あぁ、なんか早稲田のサッカーになってきたな。」っていうのはあったんですけど。そこでまた4点目取られて、もうなんか、崩れたって感じでした。そこで崩れるっていうところがこの年の早稲田の弱さというか。リーグ戦でもそういうことが結構あって、そういう弱さが出ちゃったなぁっていうのは感じました。駒澤にプレスかけられて、その時にどうしなきゃいけないかっていうのはやっぱ、監督だけじゃなくてフィールドの中で考えなきゃいけないと思うんですけど、そこで対処出来なかったっていうのは一番問題だったかなってのがあるんですけど・・・。どうすりゃ良かったんですかねって、今でも思うんですけど。監督も多分悩んでましたね。どうすれば良いのか、あの状況で。


 

 

――決勝戦、途中で交代した時の心境は?
山本: ずっと出ていたいっていうのは常にありますけど、そんなに良くもなかったので。自分でも分かってたんですけど、そんなに自分のプレーとか出来てなかったので。

――国立での“決勝の舞台”というのはいかがでしたか。
山本: インカレも初めてだったし、ここでやれることは幸せっていうのは感じましたけど、やっぱり最後勝って終わりたいなっていうのがあったので、そういう風に思いながらやってたんですけど・・・。負けちゃいましたね。だいぶ違いますよ、1位と2位は。全然嬉しくないですからね、2位とか。

――駒澤は普段のリーグ戦と何か違いましたか?
山本: こういう舞台に慣れてるっていうのは感じましたね。あと、予選とか見てても決勝やる前は俺らの方が勢いはあるかなって思ってたんですけど、いざ決勝になったら最初の時間帯に入れられて。やられたって感じですね。早稲田はディフェンスでボール回すんですけど、3バックのところが巻さん(巻佑樹選手)と原さん(原一樹選手)ともう一人で完全にはめられてたんで回せなかったっていうか。それで蹴るしかなくて。蹴ったらもう駒沢の思う壺じゃないですか。菊地(菊地光将選手)と廣井さん(廣井友信選手)がいて絶対跳ね返されるので。完全に相手の狙い通りになったかなって。

 

 
2/3

 

(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=横山真弓)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる