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  ア式蹴球部 山本脩斗選手インタビュー

 ――兵藤慎剛に鈴木修人――かつては高校サッカーのライバル校同士、向かい合って覇権を争ったライバルが、大学へと舞台を遷した現在は、肩を並べ同じゴールを目指す仲間となった。そしてまた、新たなステージへ登る来春には、それぞれを待つ場所へと旅立っていく。残された時間はあとわずか。エンジのユニフォームを脱ぐその日まで、全力で早稲田を勝利へと導く両者に、これから数回にわたってサッカーに対する想いを語ってもらいたいと思う。第一回目の今回は主将・副主将としての心情に迫り、期待に違わず厚みのあるインタビューとなった。
 *途中、坂本亮太主務と岩田啓佑選手にも飛び入り参加していただきました。




 

兵藤慎剛主将 プロフィール
スポーツ科学部4年
出身校 国見高校
171・65・B型
第24回ユニバーシアード日本代表
2008年度横浜F・マリノス加入内定

――今年度のこれまでの試合を振り返っていかがですか?
鈴木修人副将(スポ4、以下鈴木): キャプテンからどうぞ。
兵藤慎剛主将(スポ4、以下兵藤): そうですねぇ・・・。正直今年は全部タイトル獲りたかったので、総理大臣杯で神大に負けてすげぇショックだったし、天皇杯もああいう風に(*)明治が結果出して、「俺らがああいう風にやりたかったのになぁ。」っていうのがすごいあって。それだけの力が早稲田にはあると思ってるんで、すごく残念です。(*天皇杯4回戦、明治大学対清水エスパルスの試合はPK戦までもつれ込む熱戦となり、明治が惜敗するもJ1チーム相手に大健闘の善戦であった。)
鈴木: 結果としては本当まだ全然ダメだと思うし、リーグ戦まだ終わってないんですけど、本当に全部獲る気持ちでやってたんで、大臣杯とかも全国に行けずにこういう結果になってしまって、不甲斐無さというか、そういう気持ちがあります。


 

鈴木修人副主将 プロフィール
スポーツ科学部4年
出身校 市立船橋高校
171・66・A型
第24回ユニバーシアード日本代表
2008年度鹿島アントラーズ加入内定

――リーグ戦の今の状況をどう見ていますか?(*このインタビューは第20節終了時点の11月13日に行いました。)
鈴木: 自力での優勝が難しくなってるんで他力も必要になってくるんですが、こういう状況になっちゃったことはすごい残念で。でもまだリーグ戦も試合が残ってるし、インカレもあるので最後まで諦めずに頑張りたいです。
兵藤: 普通に早稲田の力が出せればどのチームにも負けるようなことはないと思うので、やっぱり力が出し切れてないっていうのが全体を通してすごく思ったことです。こういう苦しい状況になったのは全部自分達の今まで戦った結果なんで、そういう部分ですごい残念で。上位対決でほとんど全部負けてるっていうのがすごい嫌です。上位に勝っておけば、やっぱ上位に勝たないと優勝出来ないんで、上位に勝てなかったっていうのが今年のリーグ戦ではダメだったところかなぁと思います。

――明治や法政と対戦するときに、やりにくさや苦手意識はありますか?
鈴木: 明治も法政も強いんで、どっちに転がるか分からない試合がいっつもなんですけど、早稲田はそういうところで勝負弱いというか、精神的にも。勝ちきれるチームが本当に強いチームで上にも上がっていくと思うんですけど、そういうところで負けちゃってるんで、力不足かなと思います。

 

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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=五十嵐文子、神崎風子)

 

 


 
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