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（前のページより）
――平田選手はいつからバレーボールを始められたのですか？
小学校を卒業した春休みから、クラブチームに入ったんですよ。それから、中学校に入学してバレーボール部にも入って、その二つを平行してやっていました。その後は部活に専念することになってしまったんですけど。高校に行ってもバレーは続けたかったんですけど、バレーだけにもならないところが良かったので、高校は、バレーがしっかりできて、勉強もできる都立駒場を選びました。
――バレーボール以外の競技経験はありますか？
小学校の時に、陸上、バスケ、野球、テニス、水泳といろいろやってましたね。ほとんど遊びみたいな感じだったんですけど。陸上は足が速かったので、この中では一番成績がよかったです。器用じゃないので水泳とかは苦手でした(笑)。
――中高とずっとバレーをやってこられたということですが、ポジションはずっとリベロでしたか？
中学校ではセンターとレフトをやってて、高一まではレフトをやっていました。高二でリベロになって、それからはずっとリベロですね。
――高二からずっとやっているというリベロの魅力は？
リベロがすごい強打とかを上げたら、チームが盛り上がるじゃないですか。それを引き継いだアタッカーも決めてやろうって思うだろうし。バレーボールって全力で相手のコートに叩きつけるのに、落ちないじゃないですか。その落ちないっていうのは、レシーブの一本目があるからで。全力で叩きつけ合うのに、一分間くらい落ちずにラリーが続くのってすごく魅力的だし、わくわくしますよね。どっちも引けないっていうか、これだけラリーが続いたら取りたいっていうのがあると思うんですけど、（リベロは）それを一番支えられるポジションだし、難しいボールを拾ったりすれば、チームが盛り上がると思うので、そういうところがリベロの魅力だと思います。
――憧れの選手や尊敬する選手はいますか？
目標としている選手で、高校のときの先輩がいます。その先輩もリベロだったんですけど、すごい派手なんですよ。回転レシーブとか教えてくれたのもその先輩なんですけど、レシーブなのに本当に派手で。駒場のときに、他のチームから｢駒場のエースはリベロだな！｣って言われるくらい、レシーブで魅了するっていうのをすごいできた人ですね。地味なプレーももちろん大事なんですけど、それ以外のプレーで周りからスゴイ！って思われるプレーヤーだったので、本当に尊敬してます。
――では今度は、チーム全体のことについて伺いたいのですが、チームワーク向上のために、チームで心がけていることなどはありますか?
とにかくコミュニケーションをとることですね。試合中だったら、一本落ちちゃったボールに対して、次はこうしようっていう声をすぐ掛けたりっていうのに気を遣っています。例えば、お見合いしてボールを落としちゃった二人が、黙ったまま終わっちゃったら、ムードも悪くなって次も上がらないじゃないですか。なので、常にチーム内でコミュニケーションをとることを心がけてます。
――現在のチーム状況については？(※この取材は8月26日に行ったものです。)
全カレで日本一になるっていうのをチームの目標にしているので、そのために、まずは秋のリーグでベスト４に入ることを目指して毎日頑張っています。体育大とかの強豪校に勝たないといけないので、本当に頑張らなきゃベスト４っていうのは厳しいんですけど、そういうチームに勝つために、みんな頑張って練習してるし、モチベーションも上がっていると思います。
――最後に、平田選手自身のレシーバーとしての意気込み、さらにチームとしての意気込みを聞かせてください。
レシーバーだからといって、守りに徹するんじゃなくて、レシーブから攻めて、自分の一本から攻撃を組み立てたいっていう強い気持ちを持って頑張りたいです。チームとしては、早稲田は一般の子と推薦の子が一緒にやっているんですけど、そういうチームって少ないんですよね。それも早稲田の魅力だと思うんですけど、半分くらいは一般の子が入っているんです。そういうチームが、部員のほとんどが推薦とかの強豪チームに勝つっていうのはやっぱり難しいと思うんですけど、そういう強豪チームに勝って、秋のリーグでベスト４に入って、全カレではテレビでやるくらいのところまでいって優勝したいです。
一つ一つの質問に対し、明るく丁寧に答えてくださった平田選手。チーム内のムードメーカーであるという様子が、このインタビューからも伝わってきました。9月19日に秋のリーグ戦が始まります。守りから攻めるという強い気持ちを持った平田選手の活躍に期待したいですね！
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関連URL
早大バレーボール部ホームページ
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