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	畑尾大翔主将 スポーツ科学部4年 FC東京U-18出身

――次の準決勝で阪南大に負けて決勝に進めなかったわけですが
畑尾：やっぱり阪南との差は個の能力っていうところでした。自分達は確かにチームとしての能力はすごい高いかもしれないですけど、一人で打開するところや、一人で相手を止めるってところに関しては、阪南のほうが一人一人上だったのかなっていう風に思いますね。それは失点の場面とかでも実際そういう形でありましたし。その中でも逆に総理杯通して言えることですけど、自分達の強みを表現出来てる試合っていうのは、全国レベルで通用するんだっていう、少なからず自信にはなってると思います。そういった意味では阪南戦でも特に後半とかは自分達の強みを出せてたと思うんで、それで追いつくことも出来ましたし。それで最後のところでもう1点決めきれなかったのは確かに自分達の甘さですけど、本当にやってきたことが間違ってないっていうのは証明出来てきてるんじゃないかって思います。
菅井：正直、本当に阪南は強かったと感じました。その中で大翔が言ったように後半で上手くうちのゲームに持っていけたところとか、手応えがあったときに、そこでやっぱり決定機をものにして勝ちきらないといけなかった試合だったと思ってます。
――総合力では上回っていたと感じる？
畑尾：似たようなものですけど、チームワークとか全員で同じ方向を向いてやっていくという姿勢では自分達のほうが上手だったかなとは思います。でも結局は個の力で打開されてしまったらそれはそれまでなので。オフの期間も監督から個の能力を高めることをすごく要求されましたし、自分達はまだまだだっていうのを思い知らされたんで、あの１試合を関東リーグ優勝につなげることができたらいいかなと思います。

	菅井順平副将 スポーツ科学部4年 浦和レッズユース出身

――同時に目標とされていた「7冠」の可能性がなくなってしまったわけですが
畑尾：自分達が掲げた目標なんで、すごい悔しい思いもあります。でもそこをずっと引きずってるわけにもいきませんし、さっき言ったようにあの1試合はみんなめちゃくちゃ悔しかったんでそれを今後残りのタイトルにつなげていくしかないと思っています。
菅井：大翔と全く同じで、一つ取れなかったことで責任は感じてますけど、終わってしまったことなんで、あの敗戦があったからって言えるようにしていかなきゃいけないと思っています。
――その後またすぐに天皇杯をかけたサッカートーナメントが始まりましたが疲れなどは？
畑尾：さっき早慶戦から総理杯への切り替えは出来たって話したんですけど、逆にそこでは切り替えられなかったかなって思っていて。中央戦にしても阪南戦にしてもすごいタフなゲームだったので、その次の週の天皇杯予選ではなかなか自分達のサッカーが出来ませんでした。もちろん1試合1試合の重みは変わらないですけど、一年間戦っているとやっぱり全国大会というとその予選はどうしてもエネルギーを出しづらい試合もあって。それが裏目に出てしまって逆に東洋のやりたいサッカーをされてしまったと思っています。
――切り替えられなかった原因は疲れが大きい？
畑尾：精神的なダメージも少なからずあったと思いますけど。

菅井：まあでも肉体的な疲れっていうのは言い訳にならないと思うんで、本当にすごく残念だったというか、公式戦とか真剣勝負を毎週出来るっていうのは本当に喜ばしいことなので、1試合1試合を大切にという意味では、残念というか大変な試合だったと思います。

――敗因は早稲田のサッカーが出来なったことですか？
菅井：前半とかは自分達のペースだったんですが、自分達がいい時間帯で点を取らないと試合は厳しくなってしまうのかなと体で感じました。
――先制されても追いつけたところは？
畑尾：それは間違いなく今年の強みだとは思っています。実際今振り返って半分終わっただけでもそういう試合って多いですし、アミノバイタルの筑波戦のときもそうですし、阪南戦も最後はやられましたけど1点入れられてまた追いつくっていう力は自分が4年間やってきた中では今年が一番強いと思っています。

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早稲田大学ア式蹴球部ホームページ