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『4年目にして初めての勝利となった今年の早慶戦』
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――まずは早慶戦をふりかえっていただけますか
畑尾:本当に絶対に負けられない日だったので、今振り返ってみても、あの時の安堵感を思い出します。今年の早慶戦に負けたらサッカー辞めようっていうぐらい、ちょっと言い過ぎかもしれないですが、それぐらいの気持ちだったので本当に勝ててよかったと思います。つい最近マネージャーが早慶戦の表と裏っていうムービーを作ってくれて、それを見る機会があったんですけど、やっぱりこうやって2ヶ月たった今でも思い出すと鳥肌が立ちます。裏方で支えてくれてる部員には感謝しないといけないと思いますし、そのムービーを作ってくれたマネージャーにも感謝しないといけないなと思います。自分たち4年生だけでは為し得なかったことだと思うので、下の代の部員にも本当に感謝したいです。
菅井:自分は直前に怪我をして、(前の取材で)でかいこと言っていたんですが、正直本当に2日前まで歩くこともできなくて、諦めかけてた自分もいました。でも俺たち4年生の中でそういう場面でくやしい思いをしてるやつとかのことを考えると諦めきれなかったし、頑張れました。実際前日になって練習できて状態もよくなってベンチに入ることができて、すごく嬉しかったし、チームの勝利のために実際に戦うことはできなかったですけど、自分がピッチに立てるとかいう前に早稲田の勝利がすごく嬉しかったです。自分が一番泣いてたと思いますけど、チームでできる喜びという幸せを感じられました。
――悔しい気持ちも?
菅井:思ったより状態がよくなかったこともあって、ベンチに入れたことを嬉しく思っていましたし、監督にも自分から「4年生だから出すとかそういうのではなくて、チームの勝利のためにしてほしい」と伝えたので、悔しくないといったら嘘になりますけど、それ以上にチームが勝てたことが嬉しかったです。
――畑尾さんがトロフィー掲げられた姿みてどうでした?
菅井:いやーもう…でも絶対そうなるっていうふうに信じてたので、なったときは本当に感動しかないです。
――畑尾さんご自身はいかがでした?
畑尾:最高の景色でした。1年の時の印象が多分強くて、始めての早慶戦でしたし。その中で相手の慶応の勝利、トロフィー掲げられて、絶対3年後は俺が掲げようって1年の時から思ってました。さっきも言いましたけど俺の力で行けたわけではないので 、本当に感謝しかないですね。
――試合前は緊張とかはなかったですか?
畑尾:無いって言ったら嘘になりますけど、でも俺はやっぱり3年分の経験とかもあったし、「そんなことより負けられない」っていう気持ちもあったのでそんなには緊張しなかったですね。
――まわりの反応はいかがでしたか?
畑尾:早稲田の友達とかにも見にきてもらったりして、あとは地元の友達とかも。今までは呼んでも勝てなくて申し訳ない気持ちも強かったんですけど、今年に限っては逆にみんなからメールとかくれて「見に来れてよかったよ」といったことを言ってくれたので、それは本当に嬉しかったですね。
菅井:自分も例年通りたくさんのメールとか頂きましたし、出られなかったんですけど、優しい言葉をかけてもらえたので嬉しかったです。
――お祝いは?
菅井:総理杯がすぐ近づいていたので、もう翌日から、すぐ切り替えて。
畑尾:次の日には厳しい練習してました。
――今お話にもで出た総理大臣杯への気持ちの切り替えはすぐに出来ましたか?
畑尾:早慶戦から総理杯への切り替えはわりかし出来たかなっていうふうに思います。
――総理大臣杯2回戦で菅井さんが復帰されましたね。
菅井:早慶戦終わって、やっぱり総理杯を目標にというのは自分の中でありました。足の状態は良くはなかったんですけど、強い気持ちを大阪のほうに向けていたので。いつ出られるか分からなくてウエイトトレーニングからやっていて、正直2回戦から出れるとは思っていなかったんですが、監督が使ってくれたので出来るところまで精一杯やろうと思っていました。
――第3戦は中大、前期のリーグ戦で負けた相手ですが意識はしていました?
畑尾:良い意味で意識はしてたかなって思いますね。相手にびびったりというよりは、負けてる相手なんで2回も同じ相手には負けられないっていう思いもありました。でもその中でも相手が上手いっていうのはみんな分かっていたので、相手をリスペクトしながら、自分達のやることをやろうっていうことで。本当にあの試合は自分達の強みを表現できたからこそ最後の1点が入ったと思っています。
菅井:自分も同じ関東の強豪で意識はしていましたし、本当に今でも良い試合だったと思うし、本当にどんな内容であれ1-0で勝ちきれたのは早稲田の強さだと思います。
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