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風向きや飛び方を考え、ディスクを投げます

――現チームの雰囲気はどうですか
砺波:休憩時間とかは全然ワイワイしてるんですけど、練習時間になれば、しっかりメリハリをつけて練習しています。あと、一応インカレサークルなんで、他大学の入部は可能で、今3人います。アルティメットサークルがない大学も結構あるんで、アルティメットをしたいけど自分の大学にない時に、早稲田は結構上位に食い込むようなチームなんで、大会の成績とかを見ていいと思ってくれる子がいるのかな。
城山:男子は、部活ほどバリバリ縦社会みたいな感じはなくて、程よい緊張感と程よい関係・仲の良さみたいな感じで、仲良いんだか悪いんだかみたいな(笑)解釈が難しいけど。やる時は日本一目指してやろうってことを一番最初に話して決まってるんで、あと三ヶ月でシーズン終わっちゃうんですけど、その最後のインカレの時に、結果を出せるようにっていう意志のもと全員動いています。練習で集まった時はもちろん、家に帰っても、戦略練ったり個々人がどこを反省してチームのためにどうしようっていうのを考える組織づくりは意識してます。

――新入生は入りましたか
城山:大体毎年15人から20人ぐらい入って、半分くらいになっちゃうっていう(笑)こういうとこ(小岩河川敷)で練習するってなかなかないし、遠いし、遠征費とか交通費とかにユニフォームとか、大会がかさむとそれだけでバンと、結構お金がかかっちゃいますしね。
砺波:レディースは10人入る時は少なくて、10人弱が多いんですけど、今年は6人います。

――注目してほしい選手はいますか
砺波:レディースには今年の7月に開催される世界大会に出る選手として3人いて、やっぱその人達を中心にオフェンスがまわってるので、その3人には注目してほしいです。
城山:プレーで言えば、1番の加治(一紀)ですね。その子は中高サッカーのキーパー出身なんですけど、その経験を生かして、横っ飛びとか正面とか、縦横無尽に飛べる。ガンガン飛んでくんで、そこのダイナミックさとかはかなり観客の目を引きつけるようなプレーになるかな。あとは四年生、いまは大会と就活が丸かぶりしてるんですけど、その合間を縫って練習に来てくれる四年生の頑張りとかはかなり今年の注目ポイントかなって思ってますね。
砺波: 71番の島杏璃さんっていう人がいるんですけど、その人は男子と同じくらいロングシュート、長い距離を投げれる選手。13番の岩岡優奈さんは、さっき言った加治みたいに、ダイナミックなプレーが目を引くっていうか、ダイブキャッチだったりダイブディフェンスだったり、そういうプレーを注目してほしいかなと思います。

――アルティメットをしていてよかったことはありますか
砺波:この間の4月のフレッシュマンズカップという大会でも準優勝して、そういった大会入賞ももちろん嬉しかったんですけど、練習でやってたプレーが出来た時だったり、粘って粘って一点が取れたりだとか、普通の一点でもそういう一点が嬉しかったりします。
城山:男子部は、その同じ大会で優勝することが出来ました。その優勝が9年ぶりとか、ソニックスの男子部の入賞がかなり久々だったんで、筆舌に尽くしがたい感情でしたね。練習に身入ってんの?みたいな子とかが、優勝すると涙を流していたりして、主将としても、もっとちゃんとしてくれよって思ってたけど、お前もそこまで賭けててくれてたんだなと思ったりして、その思い出はかなり強いですね。みんなの気持ちを確認出来たというか、自分も嬉しいですし、周りも同じ思いでついてきてくれてた、一緒に頑張ってきたんだという確認が出来たっていうのはかなり思い出に残ってますね。

――試合は緊張しますか
城山:昔は試合の合間に出る選手だったんですけど、最近は試合に出てて合間に抜ける選手にちょっとなりつつあって。ちょこちょこ出る方は、あ!出番来た!みたいな感じで緊張しちゃうんですけど(笑)ずっと出るようになると、良いのか悪いのか分からないですけど、ある程度緊張感が抜けて、自分がやらないと他に替えはいないわけだしって思えて、比較的昔に比べたら気持ちは楽には出来てますけど。

――試合前にすることはありますか
砺波:個人ではないですけど、チームで円陣は絶対しますね。掛け声もみんなでして気合いは入れるようにしてます。
城山:昔のいいプレーを見返したり、イメトレはすごいします。時間かけて。僕らも円陣とかしてちゃんと高めてから試合に臨むようにしてます。

――観てほしいところはどこですか
内山: 僕らは、今年のチームが始まってからは、マンツーマンディフェンスをすごく意識してやってきてて、そこはかなり魅力的ですかね。他のチームも意識してくれてるっていうぐらい魅力的だと思います。
砺波:私たちも結構マンツーマンディフェンス重視してるんですけど、その中でどれだけガツガツして出来るか、すごい大事だと思うんで、そこのガツガツしたディフェンスを見てほしいかなと思います。

――今後の予定と目標を教えてください
砺波:今後の大会は7月の11、12にあるDUOっていう学生の全国の大会と、9月にある学生選手権ていう大会が予選と本戦に分かれてあります。関東で予選をやって、そこの上位チームが本戦に行けて、一応女子部の目標は、DUOではベスト3には入って、学生では優勝という目標を掲げてます。
城山: 7月11、12の大会が、アンダー7月11、12の大会が、アンダー25の世界大会と重なってて、色んな大学の主力選手たちがごっそり抜けちゃうってことがあって、早稲田はまあ幸運なのか一人もいないので、受けてなくて、だから抜ける人はいなくて、DUOっていう大会では最低限優勝、全日本学生選手権大会は優勝ですね。7月の大会で優勝出来なかったら、その次の大会は世界代表組が帰ってくるんで、そんなんじゃ絶対勝てるわけないんで、そういうプレッシャーを自分達分かってて、日々過ごしてます笑。

――最後に一言お願いします
城山:アルティメットは大学から始める人が多くて、努力次第ではアンダー19とかアンダー23とか、順を追って日本代表の選考に、呼ばれてじゃなくて、自分達で挑戦することが出来ます。なので日本代表になって世界と戦えるチャンスがあるスポーツってなかなか他にもないと思うんで、自分の努力次第では日本代表になれて世界代表と戦えるっていうのはかなり魅力的だと思います。あとは、大学から始めるっていうハードルの低さがあって、今まで運動してこなかった人とかもアルティメットやってたり、活躍してたりもするんで、いつから始めても誰もが出来るスポーツだと思うので、是非興味があったらご連絡を!!年中いつでもやりたいって人はウェルカムなので(笑)
砺波:早稲田っていうチームは、男子部も女子部も夏の大会本気で優勝目指す意識でやってるチームなんで、大学から新しいこと始めたいし本気でスポーツやりたいって人がいたら、スタートラインも一緒ですし、いいスポーツかなって思います。



風の中で多様に舞うディスクを操るのは高度な技術が必要であり、またそこが面白いところでもある。本気で日本一を目指しているという"早稲田のアルティメット"。部活を目指し日々練習に励む彼らの活躍から目が離せません!

関連URL
早稲田大学アルティメット部ソニックス ホームページ

 

(TEXT、PHOTO=川口恵)

 

 


 
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