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ここを見て欲しい!というポイントを書いて頂きました

――どのようにして主将に決まったんですか
内山:決まる前から学年ごとにまとめる人みたいなのがあって、なんとなく決まってたんですけど、でもちょっと話し合って。まあでもほぼほぼ決まってる感じでしたね。

――お二人はどんな主将ですか
内山:多分自分はそんなガンガン檄を飛ばすタイプではないんで、どっちかっていうと、アドバイスを一人一人にしてあげたりとか、自分が練習早めに来て、週4休まずとか、そういう姿勢とかで示すぐらいしか出来ないので。言葉でバンバン引っ張るより、見てついて来い!みたいな感じです。

――背中で語る感じですかね?
内山:かっこよく言えばそんな感じです(照笑)
三枝:私もあんま言わないよね。アドバイスとか思ったことがあったら個別に言うタイプですけど、もっとこうしなよ!じゃなくて、もっとこうしたらいいんじゃない?みたいな感じですね。

――三枝選手は日本代表選手に選ばれていらっしゃいますよね
三枝:そうですね、でも一番下なんで、先輩達のように出来るように練習重ねていくしかないなと思ってます。6月に全日本選手権というのがあって、その時は代表とかではなくて、代表がみんな行く世界選手権のサポートメンバーみたいな感じで。試合にはほとんど出ないんですけど、先輩達が戦っているところを実際に観たり、海外の国のプレーを生で観るという機会をいただいて、という感じです。

――どのようにしてに選ばれたんですか
三枝:協会に女子と男子別々に強化委員ていう役職に就いている方がいらして、その強化委員長と副強化委員長で話し合って?その辺は分からないんですけど、多分大会とかで見て、選んでいるのかなっていう感じです。

――主将から見て注目している選手は
三枝:私は、1個下で次キャプテンする子がすごい球蹴りの足首の感覚がいいのかなって感じます。すごい綺麗な形で球蹴りしてるなって、左右差もあんまりなくて。トサーの子なんですけど、ボールが動かされちゃった時に綺麗にトス上げたりするのはまだ難しいと思うんですけど、普段の球蹴りとか見てるとすごい綺麗に持ち上げてる感じがしていいなって思います。
内山:1個下で次副部長になる子なんですけど、その子は、何か一つアドバイスするとそれについてすごい考えて、自分でそれをどうしたらいいかとか、自分のフォームがどうだから多分こうしたらいいとか、すごい考えてプレーしてて。セパタクローにおいて、考えるのが自分的には一番大事なことかなと思うんで、1年後2年後で見ると、多分一番伸びて来るんじゃないかなと思っています。

――学年ごとに雰囲気は違いますか
三枝:3年は結構真面目だよね(笑)
内山:その時の部長の方針とかが、入って来る人たちに影響したりするので。自分達が入った時は、2個上のがっつりやってた人たちが、練習週4であるんですけど、絶対週4で来るのが当たり前、それがもう前提みたいな感じでやってたんで、自分達は当然そういうもんだと思ってやってたんですけど、その次の代はちょっとゆるくなって 。入ってきた人たちもちょっとゆるめで(笑)練習はちゃんと来て真面目にやるんですけど。人数がそんなに多いサークルではないので、あんまりその…週4じゃないとやれないよとか言っちゃうと、下手したら入ってこなくて絶滅しちゃうんで(笑)その加減は難しいですね。

――今年の新入生は入りましたか
内山: 今年は3人です。1レグギリギリ作れるんで、最低人数ですね。

――サークルの皆さんとは遊びに行ったりするんですか
内山: 週4で練習があるんでなかなか遊びに行ったりは無いですね。1年の時はみんなで日にち合わせてごはんとか行ってたんですけど、もうなんか友達っていう感じじゃないので。漫才の相方同士があんまりプライベート では会わないみたいな(笑)たまに練習終わりにごはん行ったりとかはありますけど。


 
内山選手の注目ポイントはこちら!

――現チームの雰囲気は
三枝:結構みんな静かですね。他の団体とかと比べると静かです。
内山:静かだと黙々とプレーしちゃうんで、たまに試合形式での練習の時に、もっと話した方がいいなと思ったら、自分から積極的にチームと話したりしてます。雰囲気は静かのは別にいいんですけど、そのまま黙々と練習することにはならないように。必要なコミュニケーションまでなくなっちゃうのはもったいないかなと思うんで、そこは気を付けています。

――体は皆さん柔らかいですか
三枝:私は最初はめちゃめちゃ硬くて、肘も付かないくらいだったんですけど、でもやってけば多少…。
内山:ストレッチはやったらやった分だけって感じなんで、2年目3年目とかになると、やってた人とさぼってた人で結構差が出てきちゃったりしますね。



――大会では緊張しますか
両者:緊張します!

――大会前に必ずすることはありますか
内山:自分はどうしても動きが硬くなっちゃうんで、アップでちょっと疲れるくらいまで追い込んで、それから試合に臨んでます。アタックってすごい動きは大きいんですけど、求められるのが細かい部分なので、それが体が硬いとアタックで打ったボールにすぐ表れちゃうんですね。それだったら少し疲れてでも普段通りの動きに近づける方が自分としては結構動きやすいのかなって思うんで、ちょっと疲れるぐらいまでガッツリアップするようにしてます。
三枝:私はそんなちゃんとしたのはないですけど、前日の夜はお風呂長めに入るぐらいですかね。普段からイメージとかは持つようにしてるんですけど、お風呂で次の日のいいイメージをちゃんと持つっていうぐらいですね。

――緊張を和らげるためにチームですることはありますか
内山:始まる前にレグでちょっと円陣を組んで、よし!という感じでやって始まるんですけど、その時に、最初レグのキャプテンみたいな人が一声二声仲間にかけて始めるんですよ。俺も初めに言うんですけど、レグの2人も緊張しいなんで、どうしたらほぐせるかなと思って、それを考えますね。自分も緊張しちゃうんですけど、周りの2人がやたら緊張しちゃうんで、それを和らげるのを考える方がむしろ大きいかもしれないです。そっちの方を考えているうちに自分の緊張がなくなるみたいな。相手がこっちより格上になった時は、リラックスしていくようにって声かけするし、力が拮抗してる時は緊張がやばいんで2人ともガクガクしていて、その時は難しいですね。
三枝:円陣を最初に組んだりするのと、相手からサーブが来る前とかには3人並んでいて手を伸ばせば届くので、その時に声をかけたりします。  
内山:一人一人で個人戦みたいになるのが一番よくないので、1人が調子悪い時はなんとかカバーしようと思うんですけど、難しいですよね。3人でなんとかバランス取れるようにやろうとは思ってます。

――得点が入った時にチームですることはありますか
内山:円陣組んで、掛け声はそれぞれなんですけど、よし!さー!おー!とか。ハイタッチとかして、女子は喜びが溢れちゃうと2周目やっちゃたりとか(笑)


 
ダイナミックなプレーは必見!

――セパタクローをやっていてよかったこと、思い出に残っていることはありますか
三枝:私は色んな人に出会えたことですね。去年の夏に世界選手権に行った時に、その年にちょうどセパを辞めちゃうっていう代表の先輩方が多かったんです。最後の世界選手権っていう先輩が半分ぐらいいて、その年にはちょうどアジア大会もあったんで、みんな思い入れが強くて。そうやって 先輩後輩みんな一つになって戦っているのを間近で見させてもらって、それが一番印象に残ってます。そういうのにサポートとして関わらせて頂けたことがすごい嬉しいなって思いました。
内山:自分の代は今男子が4人なんですけど、そのうちの3人は自分含めて3人で結構固定して大会とかにずっと出ていて。他のサークルでも最後の大会でみんな一緒のチームで良かったなみたいになると思うんですけど、やっぱりそれがサッカーで11人でなるのと、3人でなるのだと感動の度合いみたいなのが全然違うと思ってて。去年の全日本大会で、ずっと組んでた3人でベスト8まで行けて、その時はこのメンバーでやってて良かったなってすごい思ったし、セパタクローじゃないとそうは思えなかったと思うんで、そこはやってて良かったなって思いますね。あとはすごいショボいんですけど、バイト先とかで普段何やってるのって聞かれて、セパタクローやってますって言って、何それってなって、多分俺この辺まで脚届きますよっていうと一発で覚えてもらえるんで(笑)

――逆に大変だったこと、つらかったことは
内山:練習が週4なので拘束力が強くて、バイトもそんなに入れないし、もしやってなかったらもっとお金貯めて、旅行行ったりとか、大学生っぽい感じのこととかもやれてたのかなって思うこともあります。週半分持ってかれるって思うと結構でかいですね。でも、やっててよかったことの方が強いんで、だから週4で来続けてるんだと思います。
三枝:多分どのスポーツでも言えることだと思うんですけど、練習量を重ねてもなかなか自分の思った通りに、感覚的にうまくいかない、練習は毎日してるのに、なかなかいいプレートに持ってけないとかって思ったりすることは結構あります。それは多分練習のやり方だったり、取り組み方だったりにも原因はあると思うんですけど、練習してんのになーみたいに思うことは多いですね。セパって軸とかすごい大事になってくるので意識するんですけど、バレーボールやってる時とかってそこまで意識を持ってなくて。初めてセパやってそういう体の細かいところとかにも意識を持つようになったから、結果的にはよかったんですけど、やっぱり体の軸がブレちゃったなってこととかは結構あって、難しいスポーツだなって思うことはあります。
内山:基本的に難しいので大会とかで緊張すると、調子の悪さとか緊張が失点に完全に直結しちゃうんで、大会出るたびに難しいスポーツだなって感じますね。

――セパタクローを観る側の魅力を教えてください
三枝:観る側だと、サッカーのオーバーヘッドは1試合に1回観れるかどうかみたいなところだと思うんですけど、セパではそれが何回も観れます。あとバレーボールではネットの上で手と手がぶつかり合う感じですけど、セパは脚と脚なんですごいダイナミックな感じがしますね。
内山:足でしか拾えないんで、ただレシーブ一個にしても手で拾ってるのより足で拾えるだけでも観たらすごいんで、アクロバティックなプレーが観る側としては一番の魅力かなって思います。オーバーヘッドとかサッカーの試合で一回出たら、絶対Jスポーツとかで出て来るじゃないですか、今日のスーパープレーみたいな感じで。 それがバンバン出てるっていうのは見応えがあるんじゃないかなと思いますね。

――最後に今後の大会予定と目標を教えてください
三枝:7月に学生選手権が1週目にあって、2週目には全日本選手権があって、年内だと8月とかに大阪で地方大会があったり、1年生大会が9月にあります。
内山:先代から学生大会日本一を掲げてて、惜しいところまで行ってるんですけど、日本一が取れてないんで、自分達の代で日本一取るのを目標に頑張ります。



繊細かつダイナミックな空中戦を繰り広げる、セパタクロー。難しいスポーツではあるものの、本当の面白さを知ったら、セパタクローの虜になるに違いありません。 週4練習をこなしながら、日本一を目指す"早稲田のセパタクロー"に今後も期待が高まります!

関連URL
早稲田大学セパタクロークラブホームページ

 

(TEXT=川口恵、PHOTO=山下亮)

 

 


 
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