WasedaWillWin.com
 


  

出雲駅伝直前インタビュー、第2弾は柳利幸選手(教3)です!
チームを引っ張りながら、着々と実力をつけ、すっかり早稲田の主力に定着した柳選手。5000m、10000mと自己ベストを更新したトラックシーズンを振り返って頂くとともに、3大駅伝への意気込みもお聞きしました。(※取材を行ったのは10月8日)
 





 
柳利幸選手プロフィール
  教育学部3年
  早大本庄高校・埼玉県出身
  自己記録  5000m:13分52秒43
        10000m:28分48秒50
ハーフマラソン:1時間03分04秒
――トラックシーズンを振り返って。6月の日体大記録会では5000mで13分52秒43、ホクレンでは10000mで28分48秒50と立て続けに自己新を出されました
 そうですね、その当時はチームに今季13分台28分台に届いている選手がまだ1人もいなかったので、選手たちにある壁を破れたのかなと思います。修平さんとか自己ベストは28分台で速い記録を持っているんですけど、今季まだ全然みんなトラックシーズンで上手く結果を残せてない中で、僕が先陣を切る形で自己ベストを出せたことはチームにも良い影響をもたらせたのかなとは思います。

――大会前から自己ベストを狙って出せると思っていましたか?
 日体大の前の週に世田谷記録会があったんですけど、その記録会は関東インカレ10000mからあまり時間が経ってなくてちょっと体の調子が悪い中で出場して、残り数百メートルのところで途中棄権してしまって。そこで自己ベストを出すつもりだったんですけど。5000mに関しては悪いイメージのままホクレンに行っても自己ベストはでないと思って、監督・コーチに自分から日体大に出させてくださいとお願いして出場した中で結果が出せたので、それに関してはすごい手応えというか、自分の中で良いイメージをつかんで成長することに繋がったというのはありました。10000mに関しては、うちの大学は駅伝シーズン、秋以降は記録会には出ないので、トラックで結果を出すとしたら上半期のトラックシーズン、ホクレンで出さないと今年トラックの自己ベストは更新出来ないなと。狙って出せたのかなと思います。

――そして全カレでは10000mで5位に入賞されました。思い通りでしたか?
 そうですね。インカレ前に駒澤の有力な選手や、トラックで自分より速い選手があまり出場しないと少し聞いていたので、だったらもう表彰台を狙うしかないかなと思っていました。合宿の疲れがあったと言ったら言い訳になるんですけど、全カレだけに調整という形ではなくて、やっぱりこの駅伝シーズンに向けて夏合宿で練習を積んできたので、その中で5位っていうのは良い結果である反面、自分としては目標に届かなくてやっぱりもう一皮剥けないともっと上のレベルで戦えないのかなと思う大会でした。

――全カレ10000mに出場した早稲田の4年の選手もいる中で、柳選手が一番良い成績になりましたが、それは自信にもなりましたか?
 去年の全カレも修平さんも僕も出たんですが、修平さんのほうが順位は上で。僕は一応入賞はしたものの修平さんが4位僕が6位という結果で、やっぱりまだトップのほうで修平さんとかが戦っている人たちには及ばないのかなと思っていたんですけど、1つ学年が上がってチームを引っ張る立場になって、修平さんに勝ったていうのはやっぱり自信になりましたし、もっと自分がこのチームを引っ張っていかなくちゃいけない存在なのかなという責任感が生まれました。

――ホクレンでは4年の田口大貴選手(スポ4)や2年の平和真選手(スポ2)も自己新を出されました。そこで、先輩の中で尊敬している選手はいますか?
 それぞれ良い所もあり悪い所もあり、まあ人なんで…(笑)。田口さんは人の話を聞いてくれて、僕とか平とかいろんな人の相談に乗ってくれて後輩の面倒を見てくれるっていう面があります。修平さんはやっぱりキャプテンとして練習でも態度とかでみんなを引っ張ってくれるっていう主将らしい所もあり、上手く役割分担出来ているのかなって思っています。1人を尊敬しているっていう感じではなくて、学年一人一人自分の役目というか、やるべきことを果たしているのかなという感じには思っています。

――後輩の中で調子が良いなと思う選手はいますか?)
  インカレとか見たら光延(誠、スポ1)とかだと思うんですけど、僕的には安井(雄一、スポ1)ですね。彼は出雲のメンバーにも光延と一緒に選ばれていて、すごく調子が良いというか、本当にすごく練習が強いので試合でもちゃんと出場したら良い結果が出ると思います。光延もインカレなど大きい舞台でしっかり結果を残しているので、どちらが出てもちゃんと役割を果たしてチームに貢献してくれるのかなと思います。

――安井選手は上りが得意と聞きました
 全体的に速くて強いです。僕から見た感じだと本当にまだ欠点らしい欠点が見つからないので参考にしたい、というかすごいなと思います。

――部活内で3年生はどんな学年ですか?
  競走部全体で言ったら、チームを引っ張る4年生がいてさらに二つ下後輩がいて、真ん中の中心となる学年なので、やっぱり先輩たちの方向性について行く反面、もうそろそろ幹部交代なんで自分たちが来年どういうチームを作っていくかっていうのも考える時期で、下の後輩たちもしっかり引っ張っていかなくちゃならない学年、役割であって。まあいろんな所でのムードメーカーというか雰囲気作りっていうのはみんなでやっているのかなと思いますね。

――その中で特に仲いい選手や負けたくないと思う選手はいますか?
 うーん、そうですね…。同じ学年でいったら二人、中村信一郎(スポ3)と高田(康暉、スポ3)ですね。高田はちょっと故障してて一緒に練習出来てないんですけど、本当に練習が強くて、みんながきつい練習でもどんどん上げて行ってチームを盛り上げてくれるので、そこにもっと食らいついて競えるようになれば自分もまた一段階上にレベルアップ出来ると思います。中村については、今季、夏合宿通して調子が良くて、練習も距離もやりつつスピードもすごくありますし、今一番乗ってる選手じゃないかなと。そこにまた僕も食らいつけるように、やっぱり同学年なんでお互いに引っ張り合って支え合っていきたいなっていうのはあるので、僕も早く追い着けるようにやらなきゃな、頑張らなきゃなと思います。

――他校の選手ではいかがですか?
 僕らの世代はあまり抜きん出た選手がいないのでみんな仲が良いですね。一緒にみんなで集まって食事会とか年に何回かしますし、TwitterだったりSNSで結構絡んだりとかいろいろありますけど、僕個人的に仲が良いのは、東海大の白吉凌だったりですね。彼は僕と同じ埼玉県出身で3年次には一緒に埼玉栄で練習したことがあって。そのときに仲良くなって、お互い頑張ろうってやってきてるので彼とは結構親しくさせてもらってます。

 

1/2

 

(TEXT=川口恵、PHOTO=関谷公子)

 

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる