WasedaWillWin.com
 


  

全日本大学駅伝直前インタビュー、第2弾は高田康暉選手(スポ4)です!
2年時には箱根のエース区間・2区で区間賞も獲得した高田選手。主将として臨むラストシーズン、チームのことや早稲田への思いなどを語っていただきました。 (※取材を行ったのは10月27日)
 





 
高田康暉選手プロフィール
スポーツ科学部4年
鹿児島実業高校・鹿児島県出身
自己記録  5000m:13分50秒32
      10000m:28分49秒59
ハーフマラソン:1時間02分02秒
――トラックシーズンを振り返って
今シーズンはここまでうまくいかない1年で、納得のいく走りも1度もできていません。我慢ができなかったことが多くありました。

――我慢ができないというのは?
調子がずっと良くなくて、気持ち的な我慢は出来るんですけれど、根性だけではどうにもならないこともあって。なかなかうまくいきませんでした。

――関東インカレでは5000mで8位入賞でした
福岡クロカンのあたりは設楽(悠太=Honda)さんや村山(謙太=旭化成)さんとも戦えて、海外の選手ともレベルの高い戦いが出来ていたので、今シーズンは自分でも期待を持って臨んでいました。目標も高いものを掲げていたんですけど、全然歯が立たなくて、学生でも8位にしか入れなかったということで最低限の走りでしかなかったと思います。

――高い目標とは?
 学生選手権では表彰台にのぼることと、日本選手権に出場して上位で戦うことです。ただ結果は日本選手権には出場もできなくて、学生選手権でも表彰台にはのぼれなかったので目標には全然届きませんでした。

――今季は駅伝主将をしておられますが、主将になった 経緯を教えてください
自分がなりたいという気持ちが強かったので、させていただきました。

――主将として意識していることはありますか
  やっぱり結果で示していくということが大前提なんですけど、それと同時に今まで少し自分勝手にやっていた部分なんかを無くしていったり、チームで一緒にやっていくということを意識しました。

――大学入学時から成長したと感じることはありますか
 入学したときは高田という名前は学生の中でも目立ってはいなかったんですけど、2年目3年目と少しずつ早稲田の高田として存在感を見せられてきたかなと思います。まだまだ目標としているところには届いていませんが、入学時に比べると台頭できてきているのかなと。

――早稲田に入学した理由とは何だったのですか
 駅伝ももちろんなのですが、世界を目指したいという気持ちがあったからです。中学生の頃、竹澤 (健介=住友電工) さんが世界陸上、北京オリンピックと出場されていて、その竹澤さんの姿というのがエンジのWに憧れた最初のきっかけでした。その憧れプラス、自分の目指したい方向、世界で通用するランナーになりたいということが早稲田大学でなら出来ると考え、早稲田大学に入学しました。

――トラックで世界を目指すことと駅伝で結果を出すことの両立、バランスは非常に難しいように感じます
 大迫 (傑=ナイキ・オレゴン・プロジェクト) さんや竹澤さんのように、本当に強い選手はやっぱり何でも出来るので。大迫さんがトラック中心でやっていても駅伝でもしっかり勝ってくるというような、両立は難しいとは言っても、本当に強ければそれが出来るというところを見てきました。早稲田のエースになるには日本のエースにならなくてはいけない、それが他の大学とは違うところで…僕はそこまでは出来ていないので、そういった面ではまだまだだと感じています。

――4年間で印象に残っているレースはありますか
 2年目の箱根駅伝で2区区間賞を獲ったことです。大学のレースの中では一番良かったですし、自分の変われた場所だったのかなと思います。

――箱根の2区区間賞は竹澤さん以来でしたが、やはり目標としていたことだったのですか
 箱根の2区で区間賞を獲りたい、そして世界で戦いたいということは、入学前から学校の作文なんかにも書いたことがあるような目標でした。2区で区間賞をとることイコール学生の戦える証だと思っていたので。いろいろ運が重なって獲れた区間賞ではありましたが、獲れたことにはかわりはないので、正直に嬉しかったことですね。

――2区で区間賞を獲ったことで注目度も高まったかと思いますが、何か変化などはありましたか
 やっぱり3年目4年目はメディアの方でも見ていただける感じが出てきました。今までは粒ぞろいの中のひとりに高田もいる、くらいの感じだったんですけど、その中で存在感が出たのかなと思います。

――4年生はどのような学年ですか
 良くもなく悪くもなく…無難な学年というか(笑)2年目3年目と三浦(雅裕=スポ4)だったり柳(利幸=教4)、信一郎(中村=スポ4)といったメンバーで少しずつチームの力になれてきました。三浦も区間賞を獲ったり、信一郎も1区を任され、柳も早稲田記録を出したりと…まだ全員の良いときが揃ったことはないのですが、最低限の役割は果たしている学年だとは思います。

――最終学年になるにあたって、どのようなチームを作ろうなどという話はありましたか
 1年生から今まで過ごしてきて、これでいいのかな?と疑問に思っていたこともあったので、変えていこう、もっとしっかりやっていこう、というようなことは話しました。秩序的な面で今まで以上にしっかりやること、必要なことはやり、不要なことはやらないというように。いまいちチームに浸透しきれていない部分もありますが…。

 

1/2

 

 

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる