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早稲田スポーツ誕生100周年の今年、早稲田スポーツ第2世紀のスタートにふさわしいプロジェクトが動きだした。その名もwasedawillwin プロジェクト。今日はその代表の坂井裕之さんと副代表の神原一光さんにプロジェクト発足にあたってのメッセージを聞きました。
(インタビュー・編集=佐藤大介)


----24日付けでWWWプロジェクトが立ち上がるわけですけれども、神原さんがプロジェクトを始めようと思った目的は?

神原 今年、早稲田スポーツは、誕生100周年を迎えたんですけれど、ワセダスポーツは次の世紀に向かうというか、21世紀になるわけですし、なにか出来ないかと考えていたわけです。で、このプロジェクトは僕のホームページで企画を立てたのが始まりなんですけれども。

----今の情報媒体に疑問を感じた?

神原 結果だけを報道するメディアだけではなくて、もっとプロセスを追うメディアがあってもいいとは思ってました。なぜかっていうと、それだけじゃもったいない選手がもっと早稲田にはいるんですよ。魅力のある選手が早稲田には多いと思うんですよ。それを報道しない手はないと思って。

神原 体育各部同士もそうだし、体育各部と普通の学生同士もそうなんだけど、すごく距離を感じたんですよ。温度差というか。特別な人がやってるんじゃなくて、隣に座ってる人がただ一生懸命やってるんであって。それは、僕が庭球部に所属していて感じていたことです。

----それをどうやってプロジェクトで解消していく?

神原 もっとスポーツってみんなで盛り上げていくもんだと思うんですよ。たとえば、今回のことで「取材する側」と「取材される側」がタッグを組んだら、すごいことができるんじゃないかと感じた。早稲田なら、それぞれの活動が盛んだし、それができると思いました。

----坂井さんがこの企画を聞いた時の印象は?

坂井 うーん、僕も同じようなことを考えていたということでしょうね。早スポをやっていて、ジレンマがあったわけです。なんというか、神原くんが言うように、結果しか報道できないし。だけど、仲間がやってる姿をみて、それだけのプロセスの苦労は感じていたし。それを感じていても、自分たちがどう送ろうと、読者には新聞としか捉えられていないんで。出版編集みたいに自分たちがどういう意図でどう発信していこうかということが決められるもんではないんですよ。たとえば、取材で見た試合で感動しても、感動を伝える分けじゃなくて、それを試合を見れなかった読者のために解説しなきゃいけないし、あくまで僕の新聞観だけれども、出来るだけ詳細に、ありのままを、わかりやすく伝えて、そこで読者がイマジネーションを得てくれれば良いわけですよ。
だから新聞は、見られなかった人には伝えられるし、何万部っていう考えられないような部数を出すわけじゃないですか。だから仲間がいてがんばってるのに、結果しか伝えられないところにジレンマがあったわけですよ。逆に言えば、スポーツでなんで他のメディアがないんだということも思ったわけですよ。

 

  

 
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