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6区・大角選手


に着くと、5区のランナーがゴールに辿りついたことをラジオが伝えていた。前半戦終了。これから明日の朝までの長すぎるハーフタイムを、どんな思いで過ごすのだろう。今日タスキを繋いだ75人は、明日そのタスキを受け取る75人は。明日の自分に希望と不安を抱く補欠登録のランナー達は。彼らを支える数え切れないほどたくさんの人達は。そして明日の今頃、大手町のゴールで試合終了を迎えるとき、どうか早稲田のみんなが笑顔でいますように。

手、関係者の皆さん、1日お疲れ様でした。C大のカメラマンさん、YG大関係者のおばちゃん、HK大の応援の皆さん。切符を拾ってくれたおじさん。一生懸命仕事をしていた吉原君、平岡君(来年はふたりの走りを観たい!)。早稲田関係者の方々。ありがとうございました。みなさん明日もがんばってください。

2001年1月2日  大磯にて。


注1:「大磯」神奈川県中郡大磯町。海岸に沿った旧東海道、国道1号線を4区、7区のランナーが走る。大磯駅前歩道橋は平塚中継所から約1.4kmの地点。

注2:「たいぞう」とは原田選手のニックネーム。ちなみに久場選手は「ウルフ」、佐藤主将は「あっくん」らしい。  (報知新聞より)


追記

すっかり箱根マニアと化した翌3日の復路、6区のスタートよりも早く家を出て、再び小田原へ行ってしまった。大角選手の背中を見送ってから大磯に戻り、駅前歩道橋で中尾選手を応援して家に帰った。その後はおとなしくテレビ観戦。心拍数は上がりっぱなしだった。大手町で早稲田の選手に笑顔は見られなかったけれど、この結果を背負うのではなく乗り越えることで、より高い場所を目指してくれることを願って止まない。そして、この2日間とそこに至るまでの1年間を過ごしてきた選手に、このレースに関わったすべてのひとに、心から、おつかれさまでした。来年も楽しみにしています。

 

 

TEXT=はやかわあやこ
人間科学部スポーツ科学科3年。精神生理学ゼミ所属。 早稲田大学体育会女子ホッケー部副将。
MagNet Pressでは人間科学部生へのインタビュー記事「H2O」を連載中。

 

 

 

 

 

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