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            TEXT=櫻井勇樹 


 

12月3日(第4回)
「早稲田−早稲田に入るきっかけと早稲田で走ってみて−」


初めて箱根駅伝というものを意識してみていたとき、早稲田大学が優勝した。あれは自分が中学1年生の時。なかでも1年生ながら2区を走った渡辺さんと、7区で首位を走る山梨学院大学をとらえて抜き去った武井さんの走りはとても印象に残った。翌年、史上最強といわれたメンバーをそろえた早大だったが、勝つことは出来なかった。箱根駅伝史上初の11時間を切る好記録を出した山梨学院の前に屈した。その時に何故だろう、悔しいと言う感情に近いものを持ったことを覚えている。この時、すでに箱根駅伝を走る早稲田大学というものに対する憧れというものをもっていたのかもしれない。

そして、それから6年経った2000年1月3日、武井さんが区間記録を持つ7区を走った。結果は、区間5位だったが、その時の自分の力からすれば上々という出来だった。しかし、あの時自分がもった「早稲田に対する憧れ」というものを与える走りでは決してなかった。だから3年生になった今回、早稲田ここにありをアピールできるような走りがしたい。

今の実力からすれば難しいかもしれない。だが、不可能なことではないはずだ。あと30日。やれるだけのことはやろうじゃないか。時間は待ってくれないんだ。

 




 



 
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