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   TEXT=山口祥子(ア式蹴球部女子 主務)



1月25日 アジョのいま、これから・・・(その1)

 実は私、中学・高校は運動部ではなかったんです。そんな私がア女(ア式蹴球部女子=早稲田体育局に所属する女性のサッカー部。「アジョ」という読みは、ア式女子部の略)に入部した理由はただ単に小学校の時にサッカーを習っていて、それが好きで好きで仕方なかったからです。その希望を果たす場所に6年間は巡り合えなかったんです。事務手続きの時に先輩に誘われて、これだ!って思いました。
 実際に入部したら、ただ単にサッカーやるだけじゃないんですよね。一年だから、他の部同様にいろいろな雑用があるんですけど、その1つ1つに不平不満をこぼしながら、実際もさぼってるそんな人でした。そんなスタートで始まった「初の」部活動にどんな魅力があったかを話そうと思います。

 ア女は、今年で11年目で、77年の歴史を持つ男子部に比べれば、子供か、ひょっとするとおまけみたいな存在なんです。それ故に、部のスタンスはその年の4年生や主将次第でどうにもこうにも引っ張ることができます。逆に言えば、すたれるのも早いってことですよ。2年前に監督が代わってから、急に部は前に進んだと思います。チャンピオン・スポーツを目指す「集団」「組織」に創部10年でやっと変わりつつあるのです。それ以前はといえば、サッカーの好きな人間が集まった集団に、「体育会」という名が付いていたという感じだったと思います。そんな、誇りも伝統もない私たちに、「部」たるものの姿を考えさせ、その答えを求めて実際に行動してみるキッカケを与えてくれたのは、その監督に他ならないと思います。




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