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部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。毎週1回更新予定です。
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2001/11/30更新
第8回 「野球部創部百周年記念フォーラム@大隈講堂」


野球部創部百周年記念フォーラムでの一コマ

 はじめまして。ウィルウィン初登場、このコーナーでは3人目のライターとなります。みなさ んどうぞよろしくお願いいたします。

 第8回を迎えた早稲田スポーツ探訪。通常はスポーツ観戦記をコラム形式でお送りしていますが、今回は先日11月24日に大隈講堂で行われた野球部創部百周年記念フォーラムについてお伝えします。

 元NHKアナウンサーの西田善夫さんと、『プロ野球ニュース』のキャスターを務めた経験もある早稲田大学大学院の志岐幸子さんの司会で始まったこのフォーラム。現野球部長である片岡寛光政治経済学部教授の開会挨拶に続いて、基調講演と題して奥島孝康早大総長の話がありました。

 講演で総長は、野球部を初めとした大学側のスポーツへの取り組みを発表。「スポーツの弱いワセダは早稲田大学ではない」と強調し、2007年の大学創立125周年までに『体育局所属43部、全種目全国制覇』を目標として掲げました。

 その後に行われた三つのシンポジウムでは、往年の名将・名選手やそれを支える名脇役が次々と登場。特に私の印象に残ったのは、二度にわたって監督を務め、ワセダ野球に多大なる貢献をした石井連蔵氏でした。現役時代は主将・エース・四番という大役を果たした石井氏。監督時代には1960年秋、伝説に残る早慶六連戦を勝ち抜くなど、ワセダ野球の一時代を築き上げました。「鬼の連蔵」と鳴らした石井氏ですが、今でもその面影は健在。シンポジウムでも時々ドッキリさせるような発言もあり、詰めかけた野球部OBのみなさんの笑いを誘っていました。

 当初、大学広報紙などには、メジャー入りが噂されている小宮山悟投手(教育卒)や、今年セ・リーグ最多勝投手となったヤクルトの藤井秀悟投手(人科卒)が出演予定と掲載されていました。が、小宮山投手はフォーラム自体には出席していたものの登壇することはなく、藤井投手の姿も見当たらず。あくまで個人的な感想ですが、彼らがどのような話をするのか興味があった私にとってはとても残念でなりませんでした。今後再びこのような場が設けられることに期待したいですね。

 今年の野球部は東京六大学リーグ戦で春季2位・秋季3位と、「百周年記念V」を目指していた野球部にとっては、不本意な結果に終わったかもしれません。しかし、江尻慎太郎投手が日本ハムに、東辰弥捕手が阪神への入団が決定、春秋の早慶戦で勝ち点を挙げるなど、明るい話題も非常に豊富な一年でした。

 百年。これほどの重みのある言葉はありません。その百年を超えて新しい一ページを刻む来年は、大エース和田毅投手に加えて、武内選手(智弁和歌山)や芳賀投手(仙台育英)など甲子園で活躍した新戦力も加入します。越智新主将の下、新チームで今年以上に白熱したプレーを見せてくれることでしょう。

 では、今回の探訪はこの辺で。次回もお楽しみに!

 

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  TEXT=長友亮太
(ながとも・りょうた)

 政治経済学部経済学科1年、宮崎県立宮崎大宮高校卒。早稲田リンクス所属。

 スポーツは小・中学とサッカーを経験。早稲田のスクールカラーであるエンジが好きという単純な理由で、小さい頃から早稲田スポーツを見ていた。先日もラグビー早慶戦を観戦し、今年の早稲田の強さに感動。早明戦では悲願の優勝を、と勝手に意気込んでいる。


 

 

 

 

 
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