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高橋利光 (応援部前主将)
TEXT=白井邦博
PHOTO=堀木美里(早大マイルストーン編集会)

from Wasedawillwin Start! vol.2

 

 「一日一日は長く感じます。でも、振り返ればあっと言う間でしたね」21世紀最初の応援部主将としての日々が、もうすぐ終わろうとしている。これまで学生服に身を包み、早稲田と早稲田スポーツを応援してきた。応援自体は3年までの経験を生かせるが、それ以外の仕事が増えた。「応援をした試合の結果も勿論気にしますが、問題なく応援が終わると安心することが増えました(笑)。それ以外にも、応援部自体が百人を越える大きな団体ですから、その運営も大変です」入部した時から憧れていた、主将。憧れの立場は今のところ、責任と悩みとを一緒に提供してくれている。

 高校2年の時、最後の学園祭を見て、早稲田に入りたいと思った。そして高校3年時のオープンキャンパス、偶然デモンストレーションを見たことで、応援部への関心を抱いた。だが、どうしても応援部に入部したいと思った訳でもない。「入学した時には普通の大学生と同じように、サークルの新歓イベントも回りました。でもその中で、一番早稲田らしさを感じれられたのが応援部だったんです」応援部と聞いて、恐いイメージを持つ人もいるだろう。「確かに、正直、辛くて辞めたいと思ったこともありました。でも、マイナスがプラスになるくらい、応援には魅力がある。私が入部した時は野球部も低迷していて、勝ち点を挙げるまでに随分時間が掛かったのですが(笑)、その後暫くして、初めて早稲田が勝った時、本当に感動したのを覚えています」

 「大変なことも多いですが、応援をして楽しいと思えるように努力していきたい。それと同時に、後輩達のためにも、私が感じたこと、経験したことを全て伝えたいと思っています。主将として悔いの残らないように、今やれることを精一杯やりたいですね」

 12月に行われた、ラグビー早明戦。その場でのエール交換が、主将としての最後の大舞台となった。しかしこれからも、彼は早稲田にエールを送りつづけるのだろう。

(注:取材はWasedawillwin Start! vol.2用に昨年10月に行われたものです)

 


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