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text=山田浩平

 

 11月15日、早大体育局において、野球部江尻慎太郎(社学4)投手の自由獲得競争枠による日本ハムファイターズの入団内定会見が行われた。今期の六大学野球からは阪神に入団内定の浅井良捕手に次ぐ2人目の決定となった。これで早稲田からは一昨年の藤井投手(ヤクルト)、昨年の鎌田投手(ヤクルト)に続いて3年連続でプロ野球選手を輩出したことになる。創部百周年という記念の年ながら思うような成績の残せなかった野球部にとって最大の朗報だろう。

 江尻投手は六大学野球通算5勝6敗、身長185センチの長身から繰り出される140キロ後半のストレートが持ち味。今シーズン最下位に沈んだ日本ハムファイターズは即戦力として期待している。背番号は27に決定した。日本ハムに決めた理由としては「早い時期から自分を見てくれていて、誠意を感じた」と話した。

 そのほか「夢だった。(プロ入りが内定した)今の段階でもプロに入るのが目標」「今ではストレートもコントロールもすべてセールスポイントにはならないけど、これからすべてをセールスポイントにする」「小宮山さんの野球に対する姿勢を見習いたい」「藤井さん、鎌田さんに追いつけるように努力したい」と控えめな言葉が並んだ。

 しかし、これもすべて「現段階では」と言う話。「自分でも自分がどこまで成長していけるかがに期待している」という言葉に集約されるように勝負はこれから。新人王に関しても「来年のこの時期に(賞を)取れている感覚はない」と話しつつも「だからと言ってそれは取る自信がないというわけではない」と力強く応えた。

 2浪して早稲田大学入り、そして背番号27は奇しくも今オフの大リーグ入りが噂される先輩小宮山投手と同じだ。どこまで活躍していけるか、江尻投手の今後に期待である。

 

column
江尻の日本ハムファイターズ入団に寄せて

TEXT=白井邦博 [11/17]

 

 



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