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2002/11/16 [ラグビー蹴球部]

ラグビー早慶戦徹底ガイド

 

慶応の戦力分析
慶応大学は一度死んだチームといっていいだろう。誤解のないように付け加えておくが、これは悪い意味では決してない。慶応は3年前全国優勝したときの主力がすべて卒業してしまった。現在は新しい慶応のスタイルを模索しつつ、チームの立て直しをしている段階だ。春の早稲田との練習試合では17-108で完敗した。夏の練習試合でも17-52と、点差は詰まったが完敗した。「一度すべてを失ったチームは怖い」と清宮監督は言う。早稲田も昨年度、王者関東学院に春は5-57、夏は22-36で完敗したが、シーズン中に一気に力をつけ、大学選手権の決勝では16-21の僅差まで詰め寄った。同様に慶応も今なお成長しつづけるチームなのだ。この秋、オックスフォード大学に30-38の接戦を演じたあと、11月3日は明治との一戦を34-21でモノにする。10日行われた帝京戦も39-21で勝ち対抗戦6連勝。全勝で早稲田との大一番を迎える。もちろん早稲田の実績もそれに劣るものではないが、想像以上の上昇カーブを描き早慶戦に臨む慶応。決して油断は出来ない。

 戦力はPR左座、キャプテンFL野澤、No.8山本など日本代表クラスの主力がほとんど抜けてしまった。が、昨年度もレギュラーとして出場したPR猪口(昨年はHO)、FL高谷、SH岡、WTB銅冶の1年生カルテットが非常に元気だ。それに同じく昨年度レギュラーだった大型PR由野、キャプテンLO水江、高木、FL中嶋が前を引っ張り、新人ながらNO.8竹本、WTB山縣がレギュラー奪取しフレッシュさを投入する。もう一人のWTB山内は現在トライ王。昨年度早慶戦でいきなり負傷退場した悔しさを晴らせるか。そしてFBには昨年同様、学生屈指のオールラウンダー廣瀬が構える。

 

 個々の能力、総合力で早稲田が現時点で上回っていることは前評判でも明らか。しかし、慶応には昨年度2回早稲田、今年も2回と計4回も早稲田にやられた悔しさがある。これ以上負けるわけには行かないはずだ。注目は何と言ってもFBの廣瀬だろう。SOからCTB、FBまでBKならどこでもこなせるユーティリティプレーヤーでキックも正確無比、非のないプレーヤーとしてFBから慶応フィフティーンを統率する。3日の明治との試合では、廣瀬の正確なキックで自陣奥深くからフィールド中央付近まで陣地を回復するというパターンが目立った。この廣瀬が大暴れする展開なら、なかなか面白い試合になる。そして同じくWTB銅冶にも目が離せない。スピードスターとして期待された今季だが、負傷で未だスタメン出場はない。しかし、3日の明治戦でリザーブ入りすると、すぐに途中出場で明治の息の根を止めるトライを奪取。早慶戦でも途中出場が濃厚だが、チャンスを嗅ぎ取る嗅覚はチーム随一。銅冶が図って投入されたら要注意だ。

 先の帝京戦でもそうだが、早稲田は最後は圧倒的な破壊力で相手を圧倒する。しかし、そのスロースターターぶりから開始直後にリードを奪われることが多々ある。この隙を慶応も狙ってくるだろう。決死の思いでぶつかってくる慶応にリードを広げられたら・・・。気を抜いたらやられるのは常識。開始直後がこの試合のヤマだ。

 負けられないのはどちらも一緒だ。23日早慶戦、好勝負を期待したい。

次ページでは、試合詳細、予想スタメンを載せています。是非こちらもご覧下さい。

 

 
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(TEXT、PHOTO=山田浩平)
 


 
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